初投稿です( ◉ω◉ )
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初めての感覚だった
17歳の夏
俺は君に
恋をした
俺の右隣に座っている桃色の髪色をしている君
まつげは長くて目は綺麗な二重のアーモンド型
桃色の髪は風が吹くとさらさらとなびく
そんな君の全てが愛おしい
赤
今日も俺は隣の君に恋をする
青
桃
…でも、大きく口を開けて幸せそうに笑う君は同じクラスの青ちゃんに恋をしている
青ちゃんは優しくてちょっとおっちょこちょいで愛嬌があって到底俺ではかなわない
それでも俺は、
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
そんなこと言われるとかなうわけないって分かってるのに
また少し期待をしてしまう
そんな自分が大嫌い
蝉がよく鳴いている
桃
桃くんと青ちゃんがいつになく真剣な顔をして俺の前にくる
やめて、言わないで、
桃くんが言おうとしていることなんて手に取るように分かってしまう
桃
青
分かってた
かなうわけ、ないって、
だけどいざ伝えられるとどうしようもない消失感に襲われる
呼吸が浅くなる
空気が上手く吸えない
蝉の声がやけに響き渡る
桃
青
桃くんと青ちゃんの声が聞こえる
返事、しなくちゃ、
そんな俺の気持ちとは裏腹に意識は遠のいていく
赤
バタンッ
桃
青
教室内に桃くんと青ちゃんの声だけが響いていた
蝉の声なんてもう聞こえなかった
桃
桃くんの声がする
目を開けるとそこには桃くんしかいなかった
赤
桃
真剣な顔で俺の体を揺さぶってくる
こんな状況に喜んでしまう自分が嫌いだ
赤
苦し紛れの返事
桃
容易にその姿が想像できてくすっとしてしまう
桃
赤
嘘だ
好きな人が付き合うだなんて大丈夫な訳、ない
でも、心配かけたくなかった
桃くんには、桃くんだけには笑顔でいてほしかった
桃
赤
桃
桃
桃
怒った顔で問いかけてくる
赤
赤
桃
赤
赤
赤
桃
赤
桃
桃
友達
そんな言葉がチクッと胸に刺さる
赤
ああ、言っちゃだめなのに、
また桃くんの優しさに甘えちゃう…
ごめんね青ちゃん、 気持ちを伝えるだけだから、
今だけは自分に素直にならせて、
赤
桃
ああ、言ってしまった
ほらね、困った顔してる
でももう止まれない
赤
赤
赤
桃
赤
赤
赤
苦しくなって出ていこうとした
だけど君は、
桃
赤
桃
なんで
なんで
赤
赤
桃
赤
やめて、そんな顔しないで
桃
そんな顔して欲しくない
赤
赤
桃
桃
桃
赤
桃
桃
やめて、そんなこと分かってる
青ちゃんにかなうわけない、
分かってたよ
赤
赤
赤
赤
桃
桃
赤
桃
赤
桃
桃
桃
桃
ああ、好きだ
こんな素直なところも優しいところも大好きだ
この気持ちがなくなることはないだろう
それでも
それでも
赤
赤
赤
桃
桃
赤
赤
桃
赤
ありがとう
コメント
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こちらは…( ˙꒳˙ )