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💬、❤ 飛んで喜びます

初めての感覚だった

17歳の夏

俺は君に

恋をした

俺の右隣に座っている桃色の髪色をしている君

まつげは長くて目は綺麗な二重のアーモンド型

桃色の髪は風が吹くとさらさらとなびく

そんな君の全てが愛おしい

はぁ、

今日も俺は隣の君に恋をする

それでさぁ〜w

wwwwww

…でも、大きく口を開けて幸せそうに笑う君は同じクラスの青ちゃんに恋をしている

青ちゃんは優しくてちょっとおっちょこちょいで愛嬌があって到底俺ではかなわない

それでも俺は、

赤ー?

ん〜?

宿題やってきたー?

うん

まじ一生のお願い!
写させて!

それ昨日も言ってなかったー?w

まじ今日だけ!頼む!

しょーがないなぁw

まじ神!
やっぱ赤なんよなぁ〜

そんなこと言われるとかなうわけないって分かってるのに

また少し期待をしてしまう

そんな自分が大嫌い

蝉がよく鳴いている

赤。聞いてほしいことがあるんだ

桃くんと青ちゃんがいつになく真剣な顔をして俺の前にくる

やめて、言わないで、

桃くんが言おうとしていることなんて手に取るように分かってしまう

俺たち、付き合うことになった。

やっぱり友達として赤くんには報告しといた方がいいと思って、

分かってた

かなうわけ、ないって、

だけどいざ伝えられるとどうしようもない消失感に襲われる

呼吸が浅くなる

空気が上手く吸えない

蝉の声がやけに響き渡る

赤ッ!

赤くんッ!

桃くんと青ちゃんの声が聞こえる

返事、しなくちゃ、

そんな俺の気持ちとは裏腹に意識は遠のいていく

桃くッ

バタンッ

赤!赤!

赤くん!?聞こえる!?

教室内に桃くんと青ちゃんの声だけが響いていた

蝉の声なんてもう聞こえなかった

赤!?

桃くんの声がする

目を開けるとそこには桃くんしかいなかった

桃くん…?

そうだ!赤!大丈夫か!?

真剣な顔で俺の体を揺さぶってくる

こんな状況に喜んでしまう自分が嫌いだ

…青ちゃんは?

苦し紛れの返事

青なら抜けられない生徒会の仕事があるって黄に引きずられながら生徒会室に行ったぞ

容易にその姿が想像できてくすっとしてしまう

そんなことより大丈夫か?
しんどいとかないか?

うん、大丈夫、

嘘だ

好きな人が付き合うだなんて大丈夫な訳、ない

でも、心配かけたくなかった

桃くんには、桃くんだけには笑顔でいてほしかった

…嘘だろ

…え?

大丈夫な訳ないだろ

大丈夫だったら倒れる訳ねーじゃん

何隠してんだよ

怒った顔で問いかけてくる

…言えない

言わない

…はっ?

言ったって桃くんを困らせるだけだもん
心配しないで

ほら、青ちゃんのとこ、行きなよ

…彼女さんなんでしょ

…ふざけんな

ふざけんなッ!
心配するに決まってんだろ!

友達だぞ!?

友達

そんな言葉がチクッと胸に刺さる

本当はさ、

ああ、言っちゃだめなのに、

また桃くんの優しさに甘えちゃう…

ごめんね青ちゃん、 気持ちを伝えるだけだから、

今だけは自分に素直にならせて、

桃くんのこと、好きだよ

……はッ?

ああ、言ってしまった

ほらね、困った顔してる

でももう止まれない

ずっと前から好きだよ

…青ちゃんよりも前から好きだった

…ごめんね、

……

ごめん、迷惑だよね

もう話しかけたり好きだって思わないようにするからッ

ごめんね、

苦しくなって出ていこうとした

だけど君は、

待って

……え

ごめん

なんで

なんで

なんで、

なんで桃くんが謝るの、?

気づいてやれなかった

やめて、そんな顔しないで

ずっと苦しい思いさせてたんだよな

そんな顔して欲しくない

やめてよ、

桃くんは悪くない、

いや

俺が悪い

…なあ、赤

…なに

お前の思いに応えてやることは出来ない

…ごめん

やめて、そんなこと分かってる

青ちゃんにかなうわけない、

分かってたよ

うん、

分かってた

ごめんね

もう話しかけないようn

だけどさ

俺はまだ友達でいて欲しい

…うぇ?

お前の思いに応えることは出来ないけど赤は俺の大事な大事な親友なんだ

…親友?

ああ、いつだってそばに居てくれた
居なきゃならない存在なんだ

だから

だからこれからも親友でいてくれ

…一生のお願いだ

ああ、好きだ

こんな素直なところも優しいところも大好きだ

この気持ちがなくなることはないだろう

それでも

それでも

…w

何度目の一生のお願いだよ…w

全く〜しょーがないなぁ…w

…!!

いいのか…

当たり前じゃん

こちらこそ。これからも"親友"でいさせてよ

…ありがとう

俺も

ありがとう

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