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【枢軸組】明日は何する？

第34話 - とびきりカフェイン

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2025年09月20日

#カントリーヒューマンズ

#BL

#countryhumans

#カンヒュ

#りたはちくわ好き

#腐向け

りた～伝説のちくわ～

先輩が、目を細めてじぶんに言い聞かせる。

ナチス

今日だけ、今日だけ……

ナチス

明日、からは
ちゃんと寝る………

膝に乗り上げているというのに、俺の方を見ないことが気に入らず、

むぎゅッ

日帝

…せんぱいッ

日帝

よそ見だめですよ…っ！//

今日だけは、寝せるわけにはいかない。

―――話は一日前にさかのぼる。

イタ王

ナチに相手してほしい？

日帝

ばッ…ばかそんな
大きな声で…！

堂々と言えた話ではない。

俺は台所に居る先輩をチラっと気にして、聞かれていないことに安心する。

日帝

…………そうなんだよ…
でも、い、忙しそうだし

イタ王

誘えばいーじゃん

日帝

先輩はイタ王だから
誘いに乗るのだろう!?

イタ王

えぇぇ、そうなんね…？

イタ王

たしかめてみるんね。
ナチ――――！

ドカッ！

イタ王

いったぁ！？？？！
なんで殴るんね!??

日帝

…口封じだ。

ナチス

………何やってんだ

イタ王

あ、ナチ～、イオたち
お腹空いちゃって！

ナチス

そうか、なら今
洗い物終わったら
何か作る……………

イタ王

…ナチって可食部
すくなそうなんねぇ……

ナチス

私を食おうとするな!!!!!!

喋るとまた、ふたりは小突き合って揶揄い合っている。

なんて羨ましい。

ナチス

それじゃ、日帝の好きな
「焼きうどん」か
「焼きそば」にするか。

ナチス

どちらにする？

日帝

…………先輩がいい

ナチス

貴様までカニバリズムに
目覚めてどうする！！！

ナチス

今日は絶対に寝る！
健全な時間に！！

という、宣言のあと。

行動のはやい先輩は、すくっと立ち上がる。

ナチス

先に寝るのだから
今日は貴様ら、
自分で皿洗いすること。

ナチス

晩酌はほどほどに。

それだけ言い残して、ベッドルームに去ってしまった。

日帝

そっか……
今晩は、ちょっと、
厳しそうだな…。

イタ王

いやいやぁ、
かけちゃえばいいんね♡

イタ王

ナチによく効く、
「おまじない」♡

日帝

「おまじない」？

イタ王

ハニートラップなんね！♡

日帝

な………っ！
色仕掛けなど私にできると
思うか！！！！
イタ王はともかく…！

イタ王

ナチは雑魚いから、
すぐ引っかかると
思うんだけどなぁ～～

日帝

また雑魚とか言って……
煽って返り討ちにあったの
忘れたのか？

イタ王

あれは…まぁ……
元気なナチに完敗！///

イタ王

でもほら、
ナチは日帝に甘いし？
優しくしてくれるんね

日帝

そんな…そんな、ことは…

イタ王

そのぎこちなさが
良いんだよ。
行ってくるんね♡

背中を…推してくれた。

しかしまぁ羨ましいことには変わりない。

今日はイタ王みたく、じょうずにやってみせる…。

コトン。

寝間着姿の先輩が、お揃いマグカップを持って現れた。

日帝

………あれ、先輩……

日帝

カフェインなんて、
寝れなくなるものを…
どうしたんですか？

ナチス

カフェイン………？

ナチス

――――はッ！？？

ナチス

わ、私は何を……！
絶対に寝ると豪語して
何故コーヒーなんて！！

イタ王

こっちが聞きたいんね！

日帝

そうです…てっきり、
もう寝たのかと
思いましたよ

ナチス

いや私も
そうするつもりだ…！

先輩の、日頃のクセが飛び出たのだろうか。

俺ともちろんイタ王も既知の趣味だが、先輩は珈琲を淹れるのが好きだ。

…それを寝る前に実演しようとはどういうことだ。

イタ王

(ねぇ、日帝日帝！)

日帝

(なんだ)

イタ王

(こんなことしちゃってさ、
ナチも寝る気なんて
無いんじゃないんね？♡)

日帝

(っ…………そうか、
つまり好機…！？)

イタ王

(そ！
お誘いチャンスなんね！)

イタ王

というわけで
イオは去るんね～～！

イタ王

ナチ、イオシャワーと
歯磨きとお着がえと
爪切りと読書するから
ゆっくりしてて？

ナチス

？
わかった。

ふたりきりにしてくれた。

日帝

(イタ王め、
こっちは何の準備も
無いと言うのに…！)

ナチス

日帝。

日帝

ハイッ！？？

ナチス

その……悪いんだが、
代わりにコーヒー
飲み干してくれないか？

日帝

わ、分かりました。
珈琲くらい全然………

ナチス

あ、私が口付けたとこ
気をつけろよ。

ナチス

この間で
学んだだろう？

日帝

―――――――せんぱい

ずさっ。

俺は何を思ったか、先輩の膝に座った。

日帝

…なんでそんなに、
気にするんですか

ナチス

は……、

日帝

「とくいたいしつ」の
せいですか

ナチス

…そうだ、
私の体液は
危ないからだ。

日帝

俺たちをそんなに
過保護に守って
どうするんです

日帝

遠ざけてどうするんです

日帝

………拒んで、
どうするんです…

ナチス

、、、、、、日帝

先輩の切れ長の瞳孔が俺を捕らえる。

生真面目で正直な、綺麗な目だ。

日帝

ね……先輩、

日帝

”体液”ってさ………

日帝

”うしろ”で飲んだら
どうなるの………？

…ゴクリ。

先輩の喉仏がゆっくりと上下し、首筋が汗ばむ。

ナチス

………試してみるか

先輩は悪い顔で笑って、俺の”うしろ”に手を回した。

ナチス

―――…っ……はｯ、

日帝

ッ……～～～～～…///

日帝

(…せんぱいの、
あつい…………)

やがてすべてを飲み込みきって、

日帝

んへ……おれ、
いっぱいもらった…♡

ナチス

…ッはは、どうだ、
変わったところは？

日帝

ん～～～～、
せんぱいがだいすきなのは
かわらないので……

日帝

いつも、どおりですね。

ナチス

ｯ……かわいいこと
言いおって…///

ナチス

もう一回くらい
くれてやろうかッ?!

どちゅｯｯ!!!♡♡

日帝

ぁえ???????
ひゅｯ…ぁ"！？？♡♡

どろどろになったお腹のなかに、もう一度麻痺がかかる。

ナチス

ッ脈打ってるが
メスイキでもしたのか？♡

日帝

おｯ…！おれ
そんなんじゃな……ｯ♡

日帝

ぁぐッ!???!♡♡♡///

…先輩の肩にしがみつくようにしていると、

ちょうどこないだ唇をつけた首筋。

日帝