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ユウ
mb
体育教師
倉庫の中は暗かった。
小さな換気扇から、少しだけ光が入っている。
でもほとんど影だった。
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さっきから何度かドアを叩いた。
でも誰も来ない
体育館の音もほとんど聞こえなかった。
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膝を抱える。
倉庫の空気が急に狭く感じる。
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ドアに手をつく。
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声が震える。
でも返事はない。
静かな倉庫。
自分の呼吸だけが響く。
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pr
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床を見つめる
少し震える手。
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限界が近い。
背中をつけたまま、ゆっくり座り込む。
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頭が少しふらふらする。
体に力が入らない。
視界もぼやけはじめる。
そして
ドサッ
体が床に崩れた。
しばらくして。
体育教師
mb
倉庫の前で立ち止まる。
体育教師
ガチャッガチャ
ドアノブを回す。
鍵がかかっている。
体育教師
ガチャ
ドアを開く
暗い倉庫の中。
そこには床に倒れているprがいた。
体育教師
急いで駆け寄る。
体育教師
肩を軽く揺らされる。
体育教師
ゆっくり目を開ける。
ぼんやりした視線
体育教師
少しイラついた声で言う。
体育教師
pr
何も言えない。
体育教師
体育教師
体育教師
pr
体育教師
そう言って先生は出て行った。
倉庫のドアは開いたまま。
でも先生の足音は遠ざかっていく。
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pr
pr
倉庫の外から、遠くの笑い声が聞こえてくる。
ゆっくり立ち上がる。
ふらつきながら倉庫を出る。
夕方の廊下。
窓からの夕日の光が入っている。
教室の方から笑い声が聞こえる。
ユウ
mb
mb
pr
校門を出る。
外の空気は少し冷たかった。
車の音。
遠くの信号。
いつも通る帰り道。
頭の中は静かだった。
笑い声も言葉も、もう聞こえない。
ただぼんやりしていた。
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小さく呟く。
信号は赤色に光っている。
しかし、足を止めない。
その瞬間。
ーーーーー!!!
クラクション。
キキッッーー
大きなブレーキの音。
ドンッッ
mb
mb
mb
段々と体の力が抜けていく。
あー。
やっと。
解放されるッ
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