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ゆー

こんにちは!ゆーです。

ゆー

申し訳ないですが、今回は司えむ要素はありません。

ゆー

普通に昼休みの神高の3人の様子です。

ゆー

次からは司えむ要素が増すと思います。

ゆー

それではどうぞ!

ー次の日の昼休みー

神山高校 ー屋上ー

寧々

ふーっ。

寧々

ここ、落ち着くなぁ。

寧々は珍しく、屋上で1人、昼食を楽しんでいた。

下では「類!!!」とか「司くんっ♪」とか聞き覚えのある声がするが、無視する。

寧々

ここの1人の時間が好きなんだよね。

MEIKO

寧々ちゃん!

突然、寧々のスマホが光ってMEIKOが出てきた。

寧々

わっ!?

寧々

メイコさん、どうしたんですか?

MEIKO

この前の話の続きを教えて欲しくって!

MEIKO

話し始めたところで終わってたでしょう?

おそらく、寧々が両片想いを知った理由の話のことを言っているのだろう。

やがて「はぁ…。」と溜息をついた寧々は食べ終えたお弁当を片付け、話し始めた。

寧々「今から3週間前、えむと買い物の帰りに公園に寄った時だったの。」

えむ

寧々ちゃーん!!

寧々

えむ、どうしたの?

えむ

お砂のお城!!

寧々

すごい。えむが作ったの?

えむ

うん!

えむ

えへへ、公園来るのひさしぶりなんだっ!

寧々

うん。私も。

寧々「そしたらたまたま司が通りかかって…」

む!えむと寧々では無いか!

荷物を見る限り、2人で買い物でもしていたのか!?

えむ

うん、そうだよー!

寧々

あんたもこんなところまでどうしたの?

寧々

家から大分離れてるよね?

司の手元を見ると、両手に大量の荷物を持っていた。

中にははみ出しているものもあり、目を細めてみると、ネギのようだった。

寧々

ネギ…?

あぁ、今日の夕飯なんだ。

後、もうすぐバレンタインだからな。みんなの分作ろうと思って買ったらこんな量になってしまったのだ!

えむ

え、誰にあげるのー?

もちろん、仲良くさせてもらってみなさんだ!

えむ

…ふーん。

それじゃあな!またワンダーステージで!

司はのんびりとした歩きで手を振りながら帰って行った。

寧々

ねぇねぇ、えm…

顔を見ると、えむの顔が太陽のように真っ赤になっていた。

寧々

えむ?

えむ

わっ!な、なに?

寧々

どうしたの?何か具合でも悪い?

えむ

う、ううん。

えむ

でもね、

えむ

司くんにチョコ貰えるって分かったら急に顔が赤くなって…

えむ

それに司くんも顔赤かったなぁって思って…

寧々

…ふーん。

寧々「この時、わたしは2人が両片想いなんじゃないかって思ったの。」

寧々

そっか。

寧々

それじゃあさ、えむは司のことどう思ってる?

えむ

うーん…

えむ

えむ

わかんないや。

えむはきょとんとした顔でそう言った。

寧々

え?

えむ

でもね、絶対いつか寧々ちゃんに答えてみせるね!

えむは嬉しそうに笑顔でそう言った。

寧々はその時思ったのだ。

えむなら大丈夫だ。

と。

寧々

はい。おしまい。

寧々

こんな感じ。どう?

MEIKO

類くんと全然違うのね!面白かったわ!

MEIKO

カイトにも聞かせなくちゃ!

MEIKO

寧々ちゃんありがとう!

寧々

ううん、少し話し相手が欲しかったから。

寧々

出てきてくれてこちらこそありがとう。

その時、扉の向こうでコツコツと階段を上がる音が聞こえた。

ガチャ。

おや。

寧々じゃないか!

司と類だった。

MEIKO

…びっくりしたわね、寧々ちゃん。

寧々

…うん。

先客が居るとは思ってたけど、まさか寧々だとはね。

どうだ?寧々も一緒に話さないか!?

寧々

寧々

暇だしいいけど…。

時計を見ると、午後12:55になっている。

昼食時間は12:50までで休み時間は13:10までなので、まだ時間に余裕はある。

類と司は寧々とMEIKOの居る場所まで行って適当に座ることにした。

一旦、どんな話をしていたんだい?

寧々

え、えーっと…

寧々

両k…

寧々

し、ショーの話!!

おぉ!この前のショーの話か!

(…両片思いの話でもしていたのかな?)

類(司くんが鈍感で助かったね。) 寧々(司、ありがとう…。)

あ、そうだ。寧々。

寧々

類、どうしたの。

昨日、僕たちが帰った後、面白いことがあったらしいんだ。

寧々

面白い話…?お土産話ってこと?

面白く無い!大変だったんだからな!

MEIKO

私にも聞かせて聞かせて!!

司は昨日えむがナンパされたことを話した。

類と寧々とMEIKOは最初、普通だったが、だんだん血の気が引いてきて、終盤になると、発作が起きるぐらい震えていた。

…ってことがあったんだ。

へ、へぇ?

寧々

た、大変だったんだね…。

MEIKO

ふ、2人ともだ、大丈夫?

あぁ。何故か怖がるように逃げていってな!大事にならなくて良かった!

ん?3人ともどうしたんだ!

寧々(忘れてたけど司は怒らせちゃいけない分類の人だった…) 類(ヤンキーくん達が精神的に壊れてないといいけどね…。) MEIKO(司くんを怒らせちゃダメね…。)

いいや、何でもないさ。

寧々

あれ、そういえば2人とも昼食は何食べたの?

僕はメロンパンかな。

東雲くんと交換してもらったんだ。

俺はサンドイッチだったぞ!

寧々

へぇ。

そういう寧々は何食べたんだい?

寧々

わたしはお弁当。

そうなのかい。僕はそういうのは苦手だからねぇ…。

類が作る弁当…この世のものじゃなくなりそうだな。

寧々

それは共感。

MEIKO

MEIKO

ねぇねぇ。

類「どうしたんだい?」 司「なんだ?」 寧々「ん?」

MEIKO

昼休み、あと5分しかないわよ。

確かに時計を見ると、針は13:05を指していた。

寧々

えっ!?まじ…?

MEIKO

それじゃ、私は失礼するわね!

MEIKOは戻って、寧々のスマホから光が消えた。

とりあえず、急ごう!!

ふふ、そうだねぇ。

寧々

それじゃ、またワンダーステージで!

3人は急いで片付け、コツコツコツ!と階段が壊れそうな勢いで階段を降りた。

チャイム1分前に教室に戻ることができ、遅刻せずに済んだ。

司とえむを結ばせたい幼馴染

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コメント

2

ユーザー

寧々が両片思いだと知った時のエピソードが良かったです。

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