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ー放課後ー

フェニックスワンダーランド ーワンダーステージー

えむ

あ!みんな、わんだほーい!

寧々

えむ、早いね。どうしたの。

えむ

えへへ、ショーが成功したから嬉しくなって早く来ちゃった…!

ふふ、えむくんらしいね。

それで、今日は何をするんだ?

実はね、

みんなが険しい眼差しで類の方を見る。

今日は休みにしようと思うんだ。

は…?

実は、次のショーの公演日まで4日空いてるんだ。

寧々

慶介さんから「最近、忙しかったようだし、1.2日ぐらいなら休んでもいいぞ。」って言われて…

寧々

だから類と話し合って今日と明日は休みにしようってなったの。

えむ

えぇっ!?慶介お兄ちゃんから!?なーんであたしに言ってくれなかったんだろー?

えむに1番最初に言うと暴走するからだろう!

だから常識人の類と寧々に言ったんだと思うぞ!

えむ

あー!なるほどー!

ふふ、それじゃ、今日も2人ずつ別れようじゃないか。

寧々

どうすんの?今日もじゃんけん?

いや、一応希望を聞いておこうか。

司くん、誰とがいいんだい?

類が若干ニヤけた顔で司の方を見る。

えむ。

司が清々しいほどのドヤ顔で言った。

えむ

…へ?

えむの顔が「ボンッ」と太陽のように赤くなる。

手で顔を覆っているのでバレていないとえむ自身は思ってるようだが、類と寧々にはバレている。

一方、司の方もえむから視線を逸らしている。

口を顔で覆っていて、少し耳が赤くなっている。

ふふ、司くんがそう言うなら仕方ないね。

寧々

それじゃ、あとはごゆっくり。

そう言うと、類と寧々はアトラクションの方に歩いていってしまった。

(な…!?)

えむ

(へ…!?)

えむ(寧々ちゃんのバカー!!!) 司(類…覚えとけよ…!!!)

ーワンダーランドのセカイー

カイトさん、メイコさん、こんにちは。

KAITO

やぁ、類くん。

MEIKO

今日もふたりで来たのね!

寧々

あ、ルカさん。

ルカ

あらぁ〜…久しぶりねぇ〜。

ルカが歩きながら目を擦って眠たそうにしている。

今起きてきたのだろうか?フラフラしていて今にも倒れそうだ。

寧々

る、ルカさん!?は、早く座って!

寧々が近くの席にルカを座らせる。

ルカ

うふふ、寧々ちゃんありがとうね〜…

ルカ

うーん、気持ちいわねぇ…すやすや…

ヒツジのぬいぐるみを抱きながら寝てしまった。

MEIKO

ちょっ、ルカー?

MEIKOが揺らして起こそうとするが、起きる気配がない。

KAITO

メイコ、そっとしておこう。

MEIKO

わ、わかったわ。

うーん、また僕たちだけで来てしまうとリンくんやミクくん達に怒られてしまうかもしれないね。

カイトさん、後で言っておいて貰えますか。

KAITO

ああ、勿論だよ。

MEIKO

それでそれでー?どうして来たのかしら!

寧々

実は…かくかくじかじかで。

KAITO

へぇ、お休み。

MEIKO

確かに最近みんな忙しそうだったものね。

KAITO

この前はアメリカまで行ったんだってね。

MEIKO

大変ね。

MEIKO

今回も司くんとえむちゃんから『逃げて』きたの?

寧々

メイコさん、『逃げて』は無いです…

まぁ、ある意味『逃げて』きたのかもしれないねぇ。

『手助け』と聞こえはいいけど、放任してるからね、『逃げた』と一緒だろうね。

KAITO

うーん、それなら時々僕がスマホから様子を見とくよ。

寧々

あ、ありがとうございます!

MEIKO

えー、私も行きたいわ!

KAITO

はいはい、メイコも一緒に行こう。

MEIKO

やったー!それじゃ、行ってくるわね。

寧々「いってらっしゃい。」 類「ふふ、気をつけて。」

ーフェニックスワンダーランドー

一方、司とえむは…

えむ

ねぇねぇ司くんっ!もう1回やろうよ!ジェットコースターー!

な!?これで3回目だぞっ!?

えむ

まだまだ物足りないよー!それじゃ、レッツゴー!

フツーにアトラクションを楽しんでいた。

えむ

ほら、司くんっ!こっちこっちー

えむが司の手を掴む。

(…!!!)

あ、あぁ。

司の体が少し震えている。

それに顔全体が太陽のように真っ赤になっている。

(こんなのニヤける以外の選択肢ないだろう…!!)

えむ

(…)

えむ

(わわわっ!?無意識で司くんのお手手掴んじゃったよ!!)

えむ

(で、でもでもっ…)

えむ

(離すタイミングが分からないよ〜!!)

えむ、とりあえず行こうか。

えむ

う、うん。

2人は手を握ったまま、ジェットコースターの受付まで行くのだった。

ー司のスマホの中ー

KAITO

へぇ、中々楽しそうにやっているじゃないか。

MEIKO

えぇ!昨日のことがあったからかしら?

MEIKO

ギクシャクした感じが無くなっているわ!

KAITO

あれれ、ちょっと様子がおかしくなってきたね。

MEIKO

あら、2人仲良く手を繋いでいるけど…?

MEIKO

それがどうかしたの、カイト。

KAITO

うーん、多分ね、2人は相手に恋をしているから触れられるのに敏感になってしまったんじゃないかな。

MEIKO

あ、なるほどね。

MEIKO

相手を意識しちゃってるから触れられるのも緊張するってことね!

KAITO

そういうことだと僕は思うな。

MEIKO

それじゃ、私達は邪魔しないように帰りましょ。しばらくしたらまた様子を見に来ればいいじゃない。

KAITO

そうだね、戻ろうか。

KAITOとMEIKOはセカイに戻ることにした。

司とえむを結ばせたい幼馴染

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