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もっと早く気づければ~大好きだったよ~

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もっと早く気づければ~大好きだったよ~

6 - 最終話 もっと早く気づければ~大好きだったよ~

♥

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2021年03月11日

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謙杜

え?あや?何言ってるの?
まだまだこれからもよろしくだよ?

あや

いいの!なんか言いたくなっちゃった!

あや

(てゆうのは嘘。私はもう今日で居なくなる存在。)

昼休み

謙杜

あやー

あや

あ、ごめん。トイレ
(これが謙杜と交わす最後の言葉か…)

謙杜

あ、そっか。
行ってきな。

あや

ありがとう。

謙杜

うん

あや

けん!

謙杜

ん?

あや

今までありがと

謙杜

だーかーらー

あや

いいのいいの

あや

ね?( •̥  ̫ •̥ )

謙杜

わかったわかった!

謙杜

(ん?あや?泣いてた?)

屋上

あや

ふーこれでもう楽になれる。
なんで私ばっかり責任押し付けられなきゃダメなの?はぁーあ私って性格悪いなぁ

あや

私だってまだ高校生。悩みもある。あと、人間には限界だってある。なのになんで、先生達はいつも私に「○○をよろしく。頼んだぞ。」しか言わないの?

あや

信頼してもらえてるのは嬉しいけど…
でも、その言葉が私を苦しめる。

あや

先生。さようなら。

あや

そしてけん。

あや

けん、ごめんね。

あや

今までありがとう。

あや

大好きだったよ。

あや

けん、さようなら

ヒューバタン

生徒

ん?

生徒

今誰か飛び降りた?

謙杜

え?

生徒

おい、謙杜あれって…

謙杜

え?あや?

謙杜

あや!ダダダダダダダダ

コンクリート上

謙杜

あや!あや!

謙杜

ねぇ!あやってば!
返事しろよ!

謙杜

あや、あや、
なんで?トイレって言ったじゃん

謙杜

。゜(´∩ω∩`)゜。

謙杜

ねぇ、あや

謙杜

ん、て、がみ?

謙杜

あやの字だ

けんへ けん、ごめんね。 この手紙を読んでるってことは私辛くて飛び降りたんだね。

謙杜

あや…(。•́ωก̀。)

けんはさ私たちが1年生の時に私が1番辛い時期のこと覚えてる?

謙杜

覚えてるよ…
りか達のことでしょ

あのね、部活の顧問。私とりかの過去知ってるはずなのに私が留学かは帰ってきたらね顧問はこういったの。「あやが帰ってきてくれて良かった。アクトと総進でどこか壁があったからりかがずっと1人だった。だからあや、これからりかのことをよろしく。」てね。その時にね私は「はぁ?」って思った。だけど顧問の圧がすごすぎて「わかりました。」って言っちゃったの。それが1番辛かった。

謙杜

。(゚うェ´。)゚

あとね、りかに部活ある度にリスカしたって聞かされてたの。それもすごい辛かった…止めても辞めないし、かと思ったら病んだとかすぐ言われるし。 ほんとに辛かった。これがまず1つ目の辛かったこと。

謙杜

。(゚うェ´。)゚
気づけなくてごめんね。

次、部活の後輩について。

私ね部活で照明やってるの。 それで1人どうしても照明やりたいっていう子がいるの。その子が照明のリーダーって感じだったから部長さんに私は後輩ちゃんにちょっとした助言とかを言うだけでいいって言われてたの。

けどね、1年生の子何もしない。だから結局私が色々聞いてたの。そこまではまぁいいじゃん?けどねこの後からが問題なの。

照明案考えてこなかったの。 毎回思いつかなかったって言われ続けた。なのに、呑気に男の話ばっかしてた。夜の電話だとかね?電話する暇あるならちょっとぐらい照明案考えろって思った。

それが許せなかったし、すごい辛かった。

謙杜

辛かったね。
あや、よく頑張ったね。

あとね、私が隙間時間を見つけて頑張って照明案考えたのね。それをこんなのどうかな?って見せたらどうなったと思う?

むちゃ肘机について目擦り、足組みながらみたいな感じですごい聞く態度悪かったの。それだけならまだ良かったかもしれないけど…

謙杜

けど?

何も考えてこんくせに否定的な言葉しか言わない。そして案はなんと出さない。それがほんとに辛かった。

謙杜

あや、なんで言ってくれなかったの。

そして、これで最後。

私ね、精神的に限界が来てた時にことちゃんの担任に言われたの。「ことちゃんのことをよろしく。」て。それがトドメ。

ことちゃんのことは大好きだけどよろしくって言われるのと言われないのでは全然気持ち的に違う。

その言葉を言われることによって責任が重くなる。押し付けられたみたいに、ね?

謙杜

そうだよね。(。•́ωก̀。)…グス

だからね、私は 「頼んだぞ。よろしくな。お前がいれば安心だ。」こんな感じの言葉が大っ嫌い。

けん、ほんとにごめんね。 けどもう限界過ぎちゃったみたい。 ほんとにごめんね。

謙杜

あや…

謙杜

気づいてあげられなくてごめんね。(゚うェ´。)゚

謙杜

もっと早く気づければ。
話を聞いていれば。
こんなことにはならなかったのかな?

あ、そうだ! 1つ大事なこと伝え忘れてた!

謙杜

大事なこと?

けん! ずっと前から大好きでした!

謙杜

え?

もちろん1人の男性として!

謙杜

あや…
俺も、俺もあやが1人の女性としてずっと前から好きだった!そして今も変わらず大好き!

けん? これは命令です!

謙杜

命令?

けん! 必ず私の分まで幸せになってね? ならなかったら怒るからね!

謙杜

あや…

私はお空にいるよ! 毎日お空からけんのこと見てるよ!

謙杜

あや…

けん! 今までありがとう。 すごく楽しくて幸せだったよ。 そしてずっとずっと大好きです!

謙杜

あや…

謙杜

俺あやの分まで幸せになる自信ないよ…

謙杜

けど頑張るな!

謙杜

だからずっと空から見守っててな?

謙杜

約束!

謙杜

そして、俺はあやのこと一生忘れない!大好きだよ!あや!( •̥  ̫ •̥ )

❦ℯꫛᎴ❧

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