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…いつから?

生きるのがこんなに辛いの。

あれ…花?

いつまでこの苦しみ続くの?

いつまで強がりなの?

花…?

ガシャッ

ッ!?

花!

え、いつ…き…あ。

ガシッ

樹…ごめん。

ふう、何してるんだよ!

ひとまず良かった。

ん?なんだこれ?

あ、それは…!

遺書…?

ッタッタッタッタッ

あ、花!

な、なんだこれ。

何で生きてるのって思う夜がある。

「死にたい」じゃなく「消えたい」って。

愛してくれなくていい。

どこにも自分の「居場所」がない。

期待されないくらいが楽だし。

そう、私は"要らない子"。

生まれてきたのが"間違い"だった。

"生きてる"のがいけなかった。

周りと比べると弱く見えるけど、

"大丈夫"そう願ってたのはいつ?

でもわかってほしかった。

"今日こそ、今日こそ"って、

何度踏み出そうとしたけど、怖かったか。

一歩が踏み出せなかった。

"逃げた"って思われそうで、"弱い"って、

思われるのが怖かった。

ただ本気だったんだよ。

抱きしめてほしかった。

誰でもいいから必要とされたかった。

心から愛してくれる人がほしかった。

花…また、一人で抱え込んでるのかよ!

何で俺に言わねえんだよ!

まさか…!

ッ…(花が…危ない)

…ここ、飛び降りれるかな。

じゃ…ね。

花!

ビクッ…!

何…してん…だよ!

樹…

おまえ、また1人で…背負って。

それは…ッ

何でだよ!

め…いわく、かけ…る。

迷惑…かけたく…ない。

ひとり…なら、楽…

わたし…ほんとは…怖い。

でも…パパ…ママが…いる。

だから…怖くない。

花ッギュッ

や…!

必要とされたいんだろ?

ッ…

や…!

離さねえ!

話したらまたどっか行くだろ?

…泣

弱くて…ごめんなさいッ!

花…

役立たずでごめんなさい!

いつも行動遅くてごめんなさい!

家族いなくてごめんなさい…!

◯にたいなんて…ごめんなさいッ。

花、もう1人で抱え込むな!

俺が今日戻ってきたから、大丈夫だ。

明日は休め。

うん。

綺麗になったな。

そうだね。

最近はどうなんだ?

…明日はいい事あるかな?ううん。

明日を生きたくないな。って思って。

明日が怖くて引きこもりたくて。

こんな毎日が続くの?どうせ明日も、

また一人きりなんだろうなって。

そんな風に過ごす日々、

何の意味があるの?って。

そっか。

でも、生きたい。まだ◯ぬのは嫌。

辛かったな。

こんな私でごめん。

謝るなら俺のほうだよ。

ごめん、早く帰ってきてたら…

ううん。今で良かったよ。

あの時止めてくれてなかったら、

きっと後悔してたかもしれない。

なら、よかった。

ちょっと生きてみようかな。

あぁ。

学校に行くのもうやめた。

え?

会話するのが怖いから。

俺も。

えっ?

花を傷つけたやつまじでムカつくから

そっか。

明日から自由だー!

ッ…

どうした?

思ってる事、俺に全部ぶつけろ。

ッ…大っ嫌いだ!って何度傷をつけて

泣いたって!何も変わらないまま…ッ

明日もまた、涙流して。

怒り我慢して、ため息我慢して、

涙我慢して、自分我慢して、

今度は一体何を我慢すればいいの!

お前の居場所はちゃんとあるよ。

お前が、自分を我慢しなくても、

居場所はたくさんある。

学校だけが居場所じゃねえだろ?

う…ん。

ほかには?

全部?

スッキリするまで言えよ。

頭の中空っぽにしたら、もう自由だ。

…ッ。向き合いたくなくて、逃げてた。

傷つけられたくなくて、考えるの嫌で、

後ろ向いて、今も逃げてる。

うん。

色々我慢するのに、空を見上げても、

いつも明日は始まる。

下を向いたら自分は自分じゃない

…うん。

勇気があれば、言えたと思う。

そう…だろうな。

考えたくないから、全部我慢するの。

私が信じられるのは、樹だけなんだ。

目の前にいる、樹だけだから。

そっか。信じてくれてありがとう。

うん。

明日は笑顔になれるかな?

明日は前向けるかな?

明日も生きられますように

そうだな。今日はもう寝ようか?

うん。おやすみ。

おやすみ

私には心から好きな人がいました。

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