22話「似ている」
前とは違う道を走ったら 公園らしき場所に俺はたどり着いた
ないこ
少しりうらが後を追いかけているのではないかなんて期待をしてしまった
そんなこと思ったら駄目なのに
もう俺はりうらと会わないし 会ってしまってもちゃんと逃げて隠れないといけない
ないこ
「おにーさん」
突然後ろから声を掛けられた
その声にはどこか聞き覚えがあって俺がよく知っているような声
俺は少し驚きながらも後ろを振り返る
いふ
まろにそっくりな顔立ち
けどどこか雰囲気が違う
俺の知っているまろよりちょっとつり目で髪の毛も鮮やかな青…いうより暗めの濃い青色
似ているけどこれは別人だ
ないこ
このまろ似の人なら 俺の事助けて匿ってくれるんじゃ?
なんて俺は思い今の現状を伝えた
…もちろん異世界から来た ってことは隠しながらね
ないこ
ついまろに話していると錯覚して 敬語が抜けそうになる
いふ
まろ似の人は少し考え込んだとおもったらすぐ口を開いた
いふ
ないこ
このままこの人について行ったら本当に俺はりうらに会えなくなるだろう
…りうらと離れるのが少し辛くて寂しくなるがこの感情を消すために俺は逃げてきたという事を思い出す
だから俺はこの人に着いて行くことにした
GPSを辿りながらここまで来たが…
りうら
ないくんが今向かっている所は 俺と同じ大学だった先輩の猫宮いふの家
俺の大嫌いなないくんの彼氏のいふという奴と同じ名前で顔も似ている事から嫌悪感を抱いていたのだが……
りうら
少し苛立ちながら俺は猫宮先輩の家に向かう
一応猫宮先輩とは面識もあるし そこまで警戒はされないだろう
…でも、油断せずに行こう
なにかあれば猫宮先輩の事を殺してでもないくんを返してもらう
待っててねないくん…
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡×1000
コメント
6件
一気に読んだんですけど…もうニヤけが止まりませんでした😅 すごく構成も面白いですし、赤くんの愛が重めな所がとっても好こです!! こういう作品を神作品と言うのでしょうねっ✨✨🥹 続き楽しみにしてます!書くの頑張ってください!☺️
一気に読んじゃいました!! 愛が重いのって良いですよね! 続き楽しみに待ってます♪♪
愛が重い赤ちゃん最高です💕 続きめちゃ楽しみです!🎶