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この物語は
負け犬と呼ばれていた少女の復讐の物語だ、
この少女には家族がいた
母、姉、父
4人家族の末っ子として生まれた少女は
家族からひどい虐待を受けていた
負犬
負犬
母
負犬
姉
母
姉
母
姉
負犬
母
バチん!
音が家中に響いた
負犬
母
負犬
母
負犬
母
負犬
母
負犬
少女は学生になった
負犬
バッシャーン
その瞬間水が滴りクラスメイトの笑い声が耳の中に渦巻いた
クラスメイト
クラスメイト
負犬
いじめは小中まで続いた
高校生になったある日
負犬
ブリ子
負犬
クラスメイト
負犬
クラスメイト
やってないことがやったことになっていた
負犬
クラスメイト
ブリ子
クラスメイト
母
姉
父
クラスメイト
ブリ子
担任
負け犬
負け犬
負け犬
負け犬
“負け犬“
その瞬間少女の中の何かが弾ける音がした
グシャ
鈍い音がした
目の前が真っ赤になった
気づいたら当たりは真っ赤、人が倒れている
「早く逃げなければ」
少女はがむしゃらに走り出した
走って
走って
走った
いつのまにか海に来ていた
負犬
飛び込み泡となろうとしていた少女の頭に三文字の言葉が浮かんだ
“負け犬“
ヒーローにもヴィランにもゆわれた言葉
その瞬間少女は
“消えたい“楽になりたい"
よりも
ヒーロー、ヴィランを
“皆殺しにしてやりたい“
そうおもってしまった