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琳寧

あ“ぁ〜疲れたぁ…

暁月

お疲れ様でした!琳寧様

琳寧

動きは意外と単純。だから一度見せたらすぐに対応できてしまう…

凛音

この技…かなり大技だな。タイミングミスったら大変なことになるぞ

暁月

えぇ。ですから、放つ時間は見定めるしかないでしょう

暁月

しかし、成功すれば一撃でイザナミ様を倒すほどの威力をもてる…

暁月

つまり、「一撃必殺の諸刃の剣」と言う感じですかね

凛音

それと、防がれたら終わりだな

琳寧

そうだよね…

さっきまで習っていた技は「神速切り」という技

これは、ルイさん独自の技だったそうで、実際でも使っていたそう

元々は、ルイさんの力が強すぎたため、神器…ツムギの補助なしでできたそうだけど

私はまだまだ力不足で、補助がないとできない。そして…

この技を使った相手は必ず倒される

もし、ただの手合わせをするときは、できるだけ使わないか、使ったらその時の記憶だけを消すということをしていたそう

だから、この技を知って入る者は、生きている者の中では

私しかいない

暁月はそれを利用して、私に「神速切り」を教えてくれた

内容はすごくシンプル。

私の「時間」と「空間」を掛け合わせて、「瞬間移動」を使えるようにする

「瞬間移動」とは言っても、性能は断然こっちの方が上。速さも範囲も違うから

それを使って、天界の中で最も早い速度を手に入れる

最も早いということは、誰一人として追いつけない速さになるということ

そして、自分の間合いに入れるよう、自分から思いっきり近づく

それから私の「空間」と暁月の「火炎」を混ぜ、なんでも切れる能力を得る

それで相手の防御を崩し、王手をかける

暁月

この技を一回使う度に、体力や神力がごっそり持っていかれます

暁月

とてつもなく速いスピードにかかる負荷の量も尋常じゃありません

暁月

ですから、この技を使った後は動けなくなると思っておいた方がいいでしょうね

琳寧

だから諸刃の剣…

凛音

一撃で仕留めないと反撃を喰らうってか…

凛音

でも、使うタイミングは暁月がいってくれるんだろ?

暁月

えぇもちろん。

暁月

僕はいつでも琳寧様の身のことを考えております。ですから、失敗など絶対に致しません

琳寧

頼もしいね!

暁月

そう言っていただき光栄でございます!!

凛音

なら、今日はもう遅いし、そろそろ寝るか

琳寧

そうだね。イザナミさんとの決闘まであと3日だし…

凛音

もうすぐか…成功するといいな!

琳寧

ね〜

ー翌朝ー

琳寧

ふあぁ…

シュッ ブンッ

琳寧

…?

青嵐

はぁ、はぁ…

青嵐

おや、琳寧様。ずいぶんお早いお目覚めですね

琳寧

なんだかそうゆう気分になってた

琳寧

それにしても青嵐、こんな朝からどうしたの?

青嵐

…以前、黒葬神化になってしまいましたよね

琳寧

あぁ、うん

青嵐

それの反省を生かして、積極的に体を動かしてリフレッシュをしようと…

青嵐

制御できなくなってしまったら、また大勢に迷惑をかけそうですし…

青嵐

それと、黒葬神の恩恵のような感じですが、全体的なステータスが大幅に上がったんです

青嵐

ですので、それの腕試しというか…

琳寧

そっか…

琳寧

てか青嵐…そんな服装するんだ

腹筋って描くのむずいんだね… 黒いピチッとした下着に、青色の袴履いてます。 青嵐は結構筋肉あります。

青嵐

あぁ…誰かに会うと思っていなくて、着物を部屋に置いてきたんですよね

青嵐

普段もこの下着は着てますよ

琳寧

そうなんだ

琳寧

なんというか…

琳寧

筋肉が…意外だったからびっくりして…

青嵐

そりゃ鍛えてますからね!

青嵐

…割れてるとは思わなかったですか?

琳寧

うん

青嵐

即答ですか…

琳寧

あ、いや、別にバカにしてる訳じゃないんだよ?!

琳寧

でも、いつも真面目な青嵐だから、こんなに腹筋割れてるのは予想外で…

琳寧

こうして見ると、背が高いくて(青嵐の身長は182cm)体格いいし、ハイスペックだし、性格もいいし、顔もいいとは…

琳寧

モテたんじゃないの?

青嵐

そんな思考、誰から教わったんですか…

琳寧

朱暖から。

青嵐

だと思いましたよ

青嵐

えぇと…モテたか…でしたね

青嵐

う〜ん…

青嵐

(青奏は…カウントしてもいいのか?…)

青嵐

いや。全然モテませんでしたね

琳寧

嘘だぁ〜!

青嵐

というと?

琳寧

さっきの間からして、両思いの子がいたんでしょ

青嵐

…!

琳寧

でも言わないってことは…何かあったんだね

青嵐

…よくわかりましたね

琳寧

え、本当にあってたの?

青嵐

えぇ。しかし。その子以外は全然。

残念。青嵐は普通にモテモテっす。 ただ、当の本人は全く気にしていないため、マジで気づいてません。 青奏…まだ生きてたらいいカップルだったのに…

青嵐

さて、もうそろそろ私の仕事の時間ですね。朝餉の用意をしなくては。

琳寧

忙しいね。たまにはゆっくりしてもいいんだよ?

青嵐

青嵐

本当に琳寧様は優しいですね。しかし、私以外に料理をできる者がいませんので…

琳寧

そうなんだ…あ、なら私手伝うよ!

青嵐

そんな…いいですよ。ゆっくり休んでいてください

琳寧

や〜だ!私、そんなに不器用じゃないよ?

青嵐

なら、お願いしましょうかね

琳寧

任せて!

暁月

でしたら、僕も手伝いましょうか

青嵐

おや?少し変わりました?

琳寧

うん!真名をつけたんだ!

暁月

琳寧様より、「暁月」という真名を授けていただきました。これからよろしくお願いいたします

青嵐

こちらこそ。よろしくお願いします

琳寧

…暁月も筋肉あるんだね

暁月

触ってみます?

琳寧

いいの?

暁月

どーぞ

ソッ

琳寧

…わぁ✧

暁月

フフン♪

青嵐

(なんだか負けた気分だな…)

数分後ー

朱暖

ふぁぁ…(朝弱い民)

玄翠

眠た…(朝弱い民)

白蓮

青にぃ、もうそろそろ琳寧ちゃん呼んでもいい?(朝強い民)

青嵐

ん〜?あぁ、琳寧様ならここにいるぞ

朱暖

へ?

琳寧

あ、みんなおはよう!

?!!!

玄翠

え、あ、おはよう

白蓮

今日はすごく早起きだね。何かあったの?

琳寧

特に何かあった訳じゃないけど、そうゆう気分だったから

朱暖

こんな朝早くから何をしてー

青嵐

私の手伝いをしてくれてたんだ

青嵐

それと、朝餉の準備ができたから誰かイザナギ様呼べる?

琳寧

私行ってきてもいい?

青嵐

いいんですか?

琳寧

任せて!

白蓮

あ、琳寧ちゃん、イザナギ様寝起きは…

玄翠

もう行ったよ

白蓮

…大丈夫かな…

救い主〜神様編2〜

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