春人
春人
桜花
春人
桜花
桜花
なのちゃんたちとせっかくした約束。
行きたいけど、
正直今も怖い。
怖さってすぐ消えてくれないんだなー。
自意識過剰なのは分かってるけど、
周りの人の視線すら怖かったりする。
さっきの人がまた戻ってくるんじゃないかとも思ってしまう。
手にはずっと力が入ったままだ。
春人
春人
桜花
桜花
春人
春人
春人
春人
春人
桜花
桜花
奏太
奏太
なの
なの
なの
桜花
桜花
私たちはショッピングモールで合流した後、
夏祭り会場に1番近い私の家で着替えることにした。
奏太
桜花
奏太くんは合流した後、私を見て泣いてしまった。
奏太
私を見た瞬間、
泣いて抱きしめられた。
春人
桜花
一瞬、すごく怖かったけど
奏太くんは優しく抱きしめてくれていたから、
少し怖くなくなった。
奏太
奏太
奏太
奏太くんのせいじゃないのに何度も謝ってくれた。
実は、なのちゃんから話を聞いた時
すぐに春人が走って探しに行ったらしい。
なのちゃんも怖くて震えていたから、
1人にはできなくて探しに行けなかったらしい。
桜花
桜花
その話を聞いて、
春人にものすごく心配かけたんだって申し訳なく思った。
なのちゃんにも大丈夫か確認している春人。
改めて春人の優しさを実感した。
奏太
なの
嬉しそうに少し照れているなのちゃんがとてつもなくかわいい。
ああして、みんなトリコになっていくんだ。
春人もきっと…
春人
桜花
桜花
春人
春人
春人
桜花
春人
私たちが話してる間に少し2人は歩いてた。
桜花
なんとか春人に追いついて、
桜花
春人
桜花
桜花
それだけ言って、
照れ隠しに2人のところまで走った。
桜花
桜花
春人
春人
桜花
なの
桜花
桜花
桜花
桜花
なの
春人
そうして私たちは色々まわった。
春人と奏太くんが射的対決したり、
みんなでくじ引きしたり、
色んなものを食べた。
あっという間に時間が経って、
もう少ししたら花火の時間だった。
桜花
桜花
なの
奏太
桜花
そう言ったものの人が多くなってきて動きにくかった。
少し人混みから抜けたと思った時には
1人だった。
なのちゃんが1人じゃないか、
すぐに浮かんだのはそれだったけど、
さっきのこともあって、自分自身も怖かった。
なのちゃんが1人じゃなかったらそれでいい。
でも、もし私みたいに1人だったら…
私も怖いけどそんなの言っている場合じゃない…
そう思って探しに行こうとした。
春人
春人の声が聞こえた。
桜花
春人
春人
春人はまた走って駆けつけてくれた。
春人
春人
桜花
春人
春人
また春人に心配をかけさせてしまった。
桜花
ずっと暗い顔だとまたなんか言われそうだし、
本当に春人のおかげだったから
桜花
笑顔でそう言った。
春人
春人の顔はほんの少しだけ赤く見えた。
桜花
春人
春人
春人
春人
桜花
春人、覚えててくれてたんだ。
私たちは、花火が上がる前になんとか間に合った。
そしてちゃんと4人で花火を見ることができた。
そこから見る花火はやっぱり大きく、
でもいつもよりさらに綺麗に見える気がした。
今日は大変なことも沢山あったけど、
4人でいるのは本当に楽しかった。
桜花
隣で花火を見てる春人にそう言った。
今日一日で春人には感謝しかないな。
春人は返事をしなかった。
今のは声が震えてたから、
花火の音でかき消せてたらいいな。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!