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霧谷
瑠璃
霧谷
瑠璃
瑠璃
瑠璃
霧谷
霧谷
俺が就職したのは所謂ブラック企業だった
上司
霧谷
上司
霧谷
霧谷
社長
上司
霧谷
霧谷
どうやっても上司に手柄を取られて、ミスは全部俺のせい
でもこんな会社に入社するしか無かったのも、ここで働くしか無かったのも、全てが俺が高校でやった事のせいだとわかっていた。
だから、尚更辛かった
上司
霧谷
上司
上司
霧谷
上司
霧谷
霧谷
霧谷
霧谷
その瞬間、意識が遠退いた
霧谷
霧谷
医師
霧谷
・俺は過労とストレスで栄養失調、貧血、その他諸々の症状を負いボロボロな状態であること ・その影響で記憶障害が起きてしまっていること ・記憶障害で私生活等に支障をきたす可能性もあるため、なるべく早く記憶障害は直した方がいいこと ・会社等のことは今は説明しない方がいいこと
等のことを医師から説明された 正直、あまり覚えていない
霧谷
医師
医師
霧谷
霧谷
医師
医師
それだけ言うと医師はその場から立ち去った
霧谷
実は家を出る時、俺は両親と喧嘩別れのような感じで家を出ていた
前に俺がしたことのせいで、両親の人生がめちゃくちゃになったからだ
なんでお前はいつもいつも…!お前なんか…産まなきゃよかった
二度とその面見せるな、クソ野郎
霧谷
唯一頭の中に残った言葉が脳内で響く
霧谷
退院後、俺はすぐさま電車に乗った
霧谷
霧谷
とりあえずアパートの一室を借りることにし、街へ繰り出した
霧谷
が、どれも懐かしいと感じることはできなかった
霧谷
霧谷
霧谷
霧谷
霧谷
霧谷
脳というものは不思議なもので、故郷に戻ってから数ヶ月後、失った記憶にはもう一人…というより、作り上げられた人格の記憶が埋め込まれていた
柔らかい口調に下手な態度…元の俺とは似ても似つかない
霧谷
瑠璃
霧谷
脳は無意識に覚えていたのか、瑠璃を一目見た時からもう惹かれていた
声をかけようかとも思った…が…
霧谷
瑠璃「おい」
まぁ、そんなこんなで前々から瑠璃の事は認識していた
瑠璃と仲良くなってから一ヶ月ほど経ったある日
霧谷
俺は美容院に来ていた
カラカラと心地よい音を立ててドアが閉まる
その音に気づいた美容師が近づいてきた
美容師
霧谷
霧谷
美容師
霧谷
美容師
霧谷
美容師
霧谷
連日遊んだからだろうか、いつの間にか寝ていたらしい
美容師
美容師
霧谷
霧谷
霧谷
目の前の鏡には、金髪のイケメンがいた
霧谷
霧谷
美容師
美容師
霧谷
霧谷
美容師
霧谷
霧谷
霧谷
瑠璃
瑠璃
瑠璃
霧谷
二人の間に出会ったばかりのような沈黙が流れる
霧谷
瑠璃
霧谷
瑠璃
霧谷
少し腰を落とし彼女と顔を合わせる
こうしてみると、かなり綺麗な目をしている
赤色に輝く目と、髪の毛に隠れた紫色の目
瞳の中で微かにキラキラとした光が揺れている
瑠璃
霧谷
霧谷
瑠璃
瑠璃
そこからのことはあまり覚えていない
霧谷
瑠璃
ソファに寝転がり、毛布を被りながら彼女が言う
霧谷
瑠璃
瑠璃
霧谷
霧谷
瑠璃
霧谷
瑠璃
瑠璃
霧谷
彼女が廊下の奥へ消えていく…
直後、ガラッという音がしたと思うと彼女が困惑の声を漏らした
瑠璃
霧谷
瑠璃
霧谷
霧谷
昨日は色々あった…今日はどうしようか、彼女の気持ちに答えるべきか…
そんなことを考えながら、狭いソファからゆっくりと体を起こす
霧谷
霧谷
霧谷
ベッドはもぬけの殻だった
霧谷
霧谷
ベッドに横たわっているはずの瑠璃の代わりとでも言うように、ベッドの上にケータイがおかれていた
霧谷
ケータイを手に取り、ゆっくりと画面を確認する
霧谷へ
この画面を見ているなら、私はもうあなたの家には居ません
先に謝っておくね
ごめんなさい
私はもう、この世界に居るのが限界になってしまいました
本当にごめんなさい
出来れば、探さないで欲しい
最後ぐらいは一人で居たいの
一人で人生を振り返って、一人でこの世界を眺めて、ひとりでこの世を去りたい
あなたには…私の事を引きづってまで生きていて欲しくない
だからこうするしか無かった
こんなことしか出来ない自分が嫌になる
ごめん
本当にごめん
ごめんなさい
もし、貴方が私の事を諦めきれないなら
私たちの思い出に、ヒントを置いてきた
だから
タヒぬ前に、少しでも話したいなら
ヒントを辿って、私まで来て
ここに最初のヒントを書いておくね
1.私達が初めてであった場所
ヒントの下に、時計アプリのタイマーが表示されている
残り
6時間
霧谷
色々な考えが頭の中を通り過ぎる
俺が返事をしなかったから?
俺が不甲斐なかったから?
俺が君の事を忘れて、酷い対応をしたから?
霧谷
霧谷
霧谷
霧谷
ゲームセンター
一日も欠かさずきていたこの場所も、なんだか別の場所に感じる
霧谷
その時、たまたま硬貨のチャリチャリとした音が耳に入る
霧谷
霧谷
霧谷
ボタン式両替機
と言っても、いつもと違う様子は見受けられない
初めて会った時の自分の行動をなぞる
霧谷
霧谷
思った通り、両替機のしたに4つ折りにされた小さな紙があった
紙にはこう書かれている
さすがだね。でも次はわかる? 2.私達が見上げた空
私達が見上げた空…
霧谷
いや、あるわけない
だとしたら…
霧谷
霧谷
霧谷
霧谷
霧谷
私は見晴らしのいい場所が好きなの
霧谷
霧谷
雑草だらけのツタが生い茂るベンチ…座り心地がひたすらに悪かったのは覚えている
霧谷
霧谷
霧谷
近くにあったゴミ箱を漁ると、ビニールに包まれた紙が出てきた
霧谷
紙を開けると
これにも気づくんだ…なんだか嬉しい。 次難しいよ? 3.私と貴方が嫌う場所
私と貴方が嫌う場所?
そんなの…
そんなの…!
ここしかない
霧谷
霧谷
代わりに、家のテーブルの上に紙が置いてあった
紙の内容は
やっぱりちょっと簡単すぎた? じゃあさいご! 4.今までのヒントをちょっとつなぎ合わせると多分たどり着けるよ!
霧谷
頭でヒントの意味を考えながら、俺の足は自然と駅へ向かっていた
霧谷
霧谷
霧谷
霧谷
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人々のなんの他愛もない会話からもなにかヒントがないかを探す
それほどまでに追い詰められていた
霧谷
残り時間は4時間を切ろうとしている
霧谷
霧谷
今日はお前の提案で"東京"に行くんだろ?
どこを見ても"空は繋がってる"はずなのに、あんな"最悪な会社"から見る空とは全く違うなーって…
霧谷
霧谷
霧谷
人
人
人
人
黒井株式会社…俺の勤めていた会社の名前…
霧谷
瑠璃
俺の考えは間違っているかもしれない
今の結論だって、ほぼ偶然みたいな物だ
だけど…!
霧谷
行かなきゃ行けない時が
ある
霧谷
霧谷
霧谷
駅から出た瞬間、体は今まででは考えられなかったほど早く動いた
霧谷
霧谷
霧谷
今まで何度も見てきた光景が未だ残っている
ここの連中は夜逃げでもしたのだろうか
霧谷
霧谷
霧谷
霧谷
霧谷
霧谷
足の痛みが止まらない
今まで激しく動いたツケが来たか…!
霧谷
霧谷
瑠璃
誰かが階段を登ってくる音が聞こえる
あなただろうか?
あなたがもし
私の為にここに辿り着いて、登ってきているとしたら
私は、凄く嬉しい
霧谷
霧谷
でも、同時に少し不安になる自分がいる
今のこんな私を見て、貴方はどう思うだろう?
そんな事を思うと、胸が痛くなる
瑠璃
瑠璃
突如として扉が音を立てて開いた
瑠璃
警備員
瑠璃
警備員
警備員
警備員
それだけ言うと、警備員さんはピシャリとした動きで扉を閉め、出ていった
瑠璃
タイムリミットは残り10分…
間に合わなかった
霧谷…
瑠璃
錆び付いたフェンスに手をかける
霧谷
霧谷
警備員
警備員!
そうか、ここは一応最近できた廃ビルになってるからか?肝試しに来た学生を返そうとしてたんだ
警備員
霧谷
きっと瑠璃だ、そうに違いない
霧谷
警備員
霧谷
警備員を無理やり押しのけて何とか階段を登る
この先に…瑠璃が!
…もう外も真っ暗
瑠璃
瑠璃
またしても勢いよく扉が開く
霧谷
瑠璃
そこにはあった
ここに居るはずのない貴方の姿が
そこにあった
今にも消え入りそうな君の姿が