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夜の町にふらりと細い影が浮かんでいる
ソウ
都内は夜も賑やかだ この街から明かりが消えることはない あちこちから客引きの元気な声が聞こえてくる
喧騒に引き寄せられるかのように、ふらりふらりと軒先に近づいてゆく
ソウ
少年は目当てのものを見付けたようで、うっすらと微笑む。 まだどこか幼さの残るその横顔は少女のようにも見えた。
少年は嬉しそうにポケットから財布を取り出すと、券売機に並んだ。 券売機の前でしばらく悩んで、食券を購入する。
ソウ
店主
暫くして湯気を立てたラーメンが運ばれてきた。 それをぺろりと平らげ、少年は店を後にする。
ソウ
満腹で店を出たその時だった
ソウ
男
柄の悪そうな男にぶつかってしまった。
ソウ
少年は肩を震わせ、細い声で返事をする
ソウ
男
男
男
ソウ
見覚えのない顔に、少年は戸惑う。
男
男
そう言うやいなや、顔に激痛が走った
あっという間に人気のない路地へ連れ込まれる。 なにが起こっているのかわからない
ソウ
弱々しく訴えてはみるがずるずると引きずられ、壁に押し付けられる そのまま腹に一発、二発
ソウ
男
男
手が首にかかり、締め上げる
男
ソウ
遠くで男の声が聞こえる
男
ソウはそのまま、意識を手放した