???
俺は眠っている彼にそっと毛布をかけここを出る準備をする
直弥
???
彼と長い間過ごしたこの家を出るのは俺にとって辛かった
でもそうするしかない
彼のため__
???
またいつか__ _なんて
会えても前と同じように接することは出来ないって 分かっているのに
彼の記憶から俺が居なくなっても また一から始めることが出来ますようにって
少しの希望を持ち俺はこの家を後にした__
「ごめんな..守ってやれなくて...」
誰かが何か言ってる__
誰だろう
分からない
だんだんと意識が遠のいていく__
○○時間後
直弥
何かがあった訳でもないのに俺の目から涙が流れている
何か長い夢を見ていたような__
さっきまで誰かいたような気がするけど誰かわからない でもその人が優しい心を持つ人ってことはわかる 寝ている俺に毛布をかけてくれたから___
直弥
今日は特に用事がないから服屋でも行こうと思っていたけど そんな気も無くなってしまった
そして俺は気づいたら__に電話をかけていた
直弥
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通話
00:00
颯斗
颯斗
颯斗
直弥
颯斗
直弥
目が覚めた時から俺は何か違和感を感じていた
時間が知りたくてスマホに目をやる ロック画面に4人の男達が笑っている写真が写った
けど"3人" 誰か分からなかった__
その4人の中で1人確かに知ってる人が居た
髪色が明るく大きく口を開けて笑っている男
俺は何もかも分からなくなり気づいたらその人に電話をかけていた
颯斗
この反応をされるのも当然だ
それでも俺は今の状況__ 颯斗しか覚えていないということを伝えた
颯斗
直弥
直弥
直弥
直弥
気づいたら俺は泣いていた
自分でも分からない__ そんな状況がとても怖くて不安で心がいっぱいだった
颯斗
颯斗
直弥
きっと普段だったら断るはずのことも今は断ることが出来ない なんなら来て欲しい__そう思っていた
颯斗
直弥
颯斗が来るまでの間俺は部屋にある物や写真 自分のスマホの中身をチェックして何か思い出せないか考えた
それでも知らない人や物ばかりで自分に対して 悲しくなるだけだった
ピーンポーン
考えているうちに颯斗が来た
直弥
颯斗
直弥
直弥
颯斗
直弥
颯斗
落ち込む俺を颯斗はそっと抱きしめてくれた
直弥
人の温もりを感じるのが久しぶりに思えて少し嬉しかった
颯斗
直弥
しばらく颯斗は俺を抱きしめて不安をかき消そうとしてくれた
俺は颯斗の温もりに幸せを感じそのまま目を閉じてしまった
颯斗
正直びっくりした
直弥が記憶喪失になってるなんて__
しばらく活動は休んでもらった方がいいよね そもそも自分が何の仕事してるか覚えてるのかな___
颯斗
直弥
颯斗
直弥
颯斗
直弥
颯斗
直弥が少し笑ってくれたような気がした
颯斗
颯斗
直弥
それでもまだ笑顔がぎこちない___
直弥
颯斗
直弥
颯斗
颯斗
直弥
直弥の家にあった具材で簡単にオムライスを作った
颯斗
直弥
心做しか少し直弥が元気になった気がする
いつ仕事の話をしようか 俺はタイミングが分からずずっと話せずにいた
颯斗
直弥
颯斗
直弥
これはきっと覚えてない おれはそう思った
直弥
颯斗
直弥の言葉を聞いた時俺は耳を疑った 聞き間違えをしているんじゃないかって___
コメント
3件
そうなんですね。続き楽しみにしてます😊
勘違いだったら申し訳ないのですが、お話の内容変えられましたか?