僕は普通の会社員
奏
今日も行ってくるよ
奏
兄さん
千鶴
あぁ
千鶴
行ってら
千鶴
今日は早めに帰って来るのか?
奏
ウーン
奏
頑張って早めに帰るよ
千鶴
そうか!
千鶴
待ってるわ
兄さんは僕の事を大切にしてくれてる
奏
じゃあ行ってきます
僕はそんな兄さんが大好きだった
あの時までは…
僕はいつも通り仕事を終えて家に帰ってきた
奏
ただいま
いつもなら返事をしている兄が見当たらない
奏
あれ?
奏
寝てるのかな…?
千鶴
おかえり
奏
わっ
僕は暗闇から急に現れた兄にびっくりした
千鶴
飯は食べてきたのか?
奏
あ、うん
千鶴
そうか
奏
あ、お風呂湧いてる?
奏
入りたいんだけど…
千鶴
湧いてるよ
奏
じゃあ入って…
千鶴
ちょっと待ってて
奏
?
奏
あ、うん
僕は疑問に思いながらもリビングで待っていた
千鶴
おまたせ
奏
え?
千鶴
良いじゃん
千鶴
一緒に入ろう♡
奏
ま、まあ
奏
良いよ
奏
…
千鶴
奏♡
千鶴
髪洗ってあげる♡
奏
…ん
千鶴
(下目使い可愛い♡)
奏
兄さん?
千鶴
いや、なんでもないよ?
奏
でも…
明らかに僕を見る目がおかしい気がした
千鶴
あがろうか
奏
あ、うん
そして寝る時も…
千鶴
おいで♡
奏
え
奏
さ、さすがに遠慮しとくよ
奏
スペースも狭いだろうし
兄はおかしくなった
異様にくっついて来るようになった