沙耶
先輩って、ミルクティー好きですか?
りく
ミルクティーか~、元カノが好きだったから
嫌いかな
嫌いかな
沙耶
先輩って、気づいてないだけで元カノのこと
忘れられてないんですね
忘れられてないんですね
りく
俺、嫌いだよ
りく
あいつも、ミルクティーの甘くてほろ苦い味も
沙耶
私も、先輩とミルクティーが大嫌いです
俺には、高校一年生の夏、付き合っていた人がいた。
架純
先輩!自販機探すんでしょ?
りく
え?あー、ごめんごめん
架純
先輩~
りく
分かってるって
架純
あ!私ミルクティー飲みたいです!
りく
あ~、これ?
架純
ううん、あったか~いやつ。
りく
こんなに暑いのに?
りく
大丈夫?
架純
え、なんか変人とか思われてますか?
りく
あ、全然大丈夫
架純
先輩、奢ってくれるんでしょ?
りく
もちろん
架純
早く、飲みたいな~
りく
急かすんじゃねぇよ笑
架純
ごめんなさい!
りく
え、俺の事大嫌いなの?
沙耶
だって、先輩頭に元カノっていう文字しか浮かんでない
後は、エロいこと
後は、エロいこと
りく
間違えではねぇけど、そういうこと言うなよ
沙耶
だって、事実ですから
りく
お前まじで一個下?
りく
大人びてるよな
沙耶
社会的には、一個下ですよ
沙耶
自分の中では五個上だと思ってます
りく
え、俺舐められてる??
沙耶
気づかなかったんですか?
もちろんですよ。
もちろんですよ。
りく
俺のプライドが
沙耶
ところで先輩。
ミルクティーはつめた~い派?あったか~い派?
ミルクティーはつめた~い派?あったか~い派?
りく
、、、
りく
お前は?
沙耶
季節関係なく、どんなに暑くても寒くても
沙耶
「あったか~い派」ですかね
りく
、、、、、
りく
俺は、つめた~い派。
沙耶
性格と真逆ですね。
先輩らしいかもです
先輩らしいかもです
架純
性格と真逆ですね!
でも、先輩らしいかも!
でも、先輩らしいかも!
俺はあの日の事を思い出す。
沙耶と架純は似てるな~と思った。
でも、沙耶と架純は全く似ていなかった。
りく
ミルクティー買いに行こう
沙耶
あったか~いの売ってるかな?
りく
売ってる自販機の場所、連れて行ってあげる。
沙耶
ありがとうございます笑
りく
、、うん
でも、やっぱり沙耶と架純は似ている
所もある。