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いつからだろう、 “食事” が苦しくなったのは…
小柄な元貴と、痩せ型のりょうちゃん。 2人と並ぶと、嫌でも気付く。
「若井って太った?」 「2人に比べてスタイル悪いよね」 「一緒に居て恥ずかしくないの?」
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そこまで言わなくてもいいじゃん。 自覚もあるから、余計にグサッとくる。
アンチを見ているのもだるくなった。 スマホを置き、全身鏡の前に立つ。 そこには、目を疑うほどスタイルの悪い俺
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ある日の会議後
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駅前に出来たレストランって言ったら、 パスタにピザ、そしてスイーツ。 the・炭水化物の店だ…
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でも2人のキラキラした目を見るとどーしても断れない、、
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勘付かれている、? 図星だ… 最近食べずにいたら、食べれなくなった。 今も、食べたら気持ち悪くなりそうだったから手をつけずにいた。
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内心冷汗だらだらだけど、 ここで食べれないのがばれるわけにもいかない 仕方なく、頼んだパスタを口に詰め込む
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やはり直ぐに体が食べることを拒絶して気持ち悪くなる。 が、何とか飲み込むことができた
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店の外に出ると、食べる必要がなくなった安心感からか、胃が緩んで気持ち悪さが再来した
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ほとんど胃液だけを吐き続ける りょうちゃんは泣きながら背中をさすってくれ、 元貴は声をかけながら冷静に見守ってくれている しかしそれに感謝する余裕もない程、胃が熱い
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気付いたら自分のベッドで寝ていた。
ベッドサイドでは2人が寝息をたてている
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りょうちゃんに諭されて、最近のことを話す 2人に比べて自分のスタイルが悪いこと ネットで太ったなどのアンチがあったこと それが嫌で痩せようとして、ご飯を食べていないこと
涙ぐみながら途切れ途切れに話す俺の言葉を、2人は真剣に受け止めてくれた
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その後、2人に支えられながら少しずつ食べることを克服していった俺。 最近は、 元貴が作るトマトパスタやりょうちゃんが作るキノコ料理も 少し飽きたねなどと笑い合いながら食べれている。 今思うと、あの時2人がいなかったら俺はどうなってしまっていたんだろうと恐ろしくなる。
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