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あの頃に戻れたら…

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あの頃に戻れたら…

6 - 6話「願いが叶う、なんて嘘だ」

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2024年05月29日

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俺は、今の状況を理解することができなかった。

Tom

2人は寝たかな…?

Tom

ちょっと頭冷やしに行こう。

俺は、頭を冷やそうと家を出た。

Tom

ザッザッザッザッ)

Tom

(歩いてる)

Tom

はぁ…

Tom

どういうことだよ、トード……

Tom

勝手にどっかいきやがって!!

Tom

あぁ!ムカつく!

Tom

グシャグシャグシャ)

苛つきのあまり、髪をグシャグシャにした

Tom

……

Tom

と、トード…うっ…

Tom

なんで、俺を置いていくんだよ…

Tom

ふ…ふざけやがって…うっ…

俺はなんとなく空を見た。

Tom

あ、流れ星…

Tom

たしか、流れ星が消える前に3回願い事を言えたらほんとに叶うんだっけな…?

試しにもう一度流れ星が落ちたときに、願いを3回唱えた。

Tom

やっぱり早すぎて無理だな。

その時偶然、流れ星がまた1つ流れた。

その流れ星は、他のとは別で、流れが遅かった。

Tom

(これは、行けるかもしれない!)

俺は、もう一度願いを3回唱えた。

Tom

(やった。言えた)

トードが戻ってきますように。

俺はそう、願った。

だが、叶うはずもなかった。

そりゃそうだ。なんでこんなくだらない事に、期待をしていたのだろう。

Tom

何やってんだろ…アホらし。

Tom

帰ろう。

ただの作り話かもしれない物に期待をしてしまうほど、

きっと、俺は今の状況を受け入れたくなかったんだ。

トードが、いないなんて、ありえない。と…

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コメント

1

ユーザー

切なすぎる...早く帰ってこいよおおTord!

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