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oto

こんにちわ!

oto

今回は黄サイドでやらしてもらってます!

oto

どーぞ!

ごめんなさい

ごめんなさい

ごめんなさいごめんなさい

こんなことになるなんて

思ってなかったんです

羨ましかっただけなんです

ゲホッゴホッ

僕はよく体調を崩す

辛い

苦しい

そんなの当たり前だった

そんな時

率先して看病してくれるのは

黄大丈夫??

僕が黄のこと看病する!!

蒼だった

双子なのに健康な蒼

どうしてなんだろう

なんで僕だけ弱いんだろう

僕は性格が悪かった

いつも僕に笑いかけて看病してくれる蒼が

僕のことをバカにしてるようにしか思えなくて

嘲笑ってるようにしか見えなくて

そんな自分が本当に嫌いだった

看病なんてしないでよ

このまま病気で助かりませんでしたでいいじゃん

もう疲れたよ

しばらく安静にするんだよ

うん

なんかあったらすぐ言ってね!

わかった

ガチャン

はぁ、

惨めだ

僕はなんで生きてるんだろう

看病ばっかりされて

学校も行けないことが多いから

賞状なんて貰えるわけもない

最近はあんまりないけど

時々下の階から聞こえてくる

「蒼偉いね」「強いね」「すごいね」

とかいう言葉が

耳障りで

鬱陶しくて

すごく辛かった

羨ましい

僕だって褒められたい

心配されるんじゃなくて感激してほしい

蒼が憎い

うざい

でも嫌いになれない

僕はもう限界だった

数日後僕はまた体調を崩した

先日お泊まり会をした時に友達の風邪がうつってしまったみたいだ

う"ぅぅ、

赤は冷えピタ持ってきて

おけ

桃は体温計

うん

橙はすぐ病院行けるように準備を

まかせろ

……

えっと、

どしたの

あ、蒼

黄がお友達から風邪もらっちゃったらしいんだよ

だから病院行ってくるね

分かった

いつ帰ってくる?

分からない

黄の状態によるかな

チャンスだと思った

そっか、

気をつけてね

うん。じゃあ行ってきます

行ってらっしゃい

コソッ) ねぇ、紫お兄ちゃん

ん?

お兄ちゃん全員病院に来て欲しいの

どうして?

話さなきゃいけないことがある

…分かった

あ、蒼はいい

そうなの?

うん。関係ないから

そっか

じゃあ行く?

うん

それで、話さないといけないことって?

あのね

僕もう蒼に看病されるの嫌なんだ

え、どゆこと?

みんなには黙ってたんだけどね

僕、看病される度に蒼から

お前は体が弱くて情けないとか

は、?

学校サボれるお前が羨ましい

いいなー黄は

とか

言われてて、

あぁ、言ってしまった

もうどうにでもなれ

心も体も

もう壊れた

おかしくなっちゃったよ

頭の中はぐるぐるしてて

嘘ついちゃったどうしようとか

僕は今何してるんだろうとか

これで本当にいいのかとか

色々考えたけど

なんかもうめんどくさくなって

思考を放棄した

だからね、僕ずっと辛くて

そうだったんだ

蒼ちゃんがそんなこと、

やっぱりまだ信じられないよ

あのね、

みんなにお願いがあって

今から1週間

僕と遊んでくれない…?

え、

蒼は学校で遊んだりできるけど

僕はこの体で中々友達も出来なくて

寂しいんだ、ポロポロ

そうだよなぁ

でも蒼が待ってるしなぁ

でも、僕もう蒼に嫌味言われたくない

余命もそんなに長くないかもって…

え?!?!

は?!

何それどゆこと?!

さっき聞いちゃったんだ

嘘だ、

そんなのやだよ!

嘘だろ、

嘘だよ

そんなわけない

でもごめん、

僕には計画があるんだ

僕に残された時間も多くない

だから1週間だけ、

ほんとにお願いっ、ポロポロ

そういうことなら

仕方ないよね

そうやな

蒼に連絡しなきゃだね

上手く誤魔化さなきゃだな

そして1週間

色んなとこに行った

お買い物したり

ご飯食べたり

体調不良は薬と気合で何とかした

楽しかった

すごく楽しかった

なんかもう蒼がどうだとかどうでもいい

僕は今まで我慢してたんだ

ずっとずっとずっとずっとずっと

ずっと我慢してた

だからこのくらいのわがままいいでしょ

いいよね、

そして僕たちは帰ってきた

…おかえり

蒼はなんだか元気がなかったけど

見なかったことにした

そして蒼が呟いた

…いいな

?!

え、ほんとにそう思ってたの…?

正直死ぬほどびっくりでショックだった

蒼が僕を羨ましい?

何言ってるんだ

強いくせに

病気も何にもなくて

賞状も貰ってるくせに

むかつく

その後はお兄ちゃん達が怒ってくれて

蒼以外は部屋に戻った

ほんとに僕のことバカにしてたんだね

もう蒼なんて知らない

僕は部屋を出る直前

蒼の方を見て笑ってやった

僕が何も出来ない弱者だと思ったら大間違いだよ

じゃあね蒼

蒼は石像みたいに固まって

この世の終わりみたいな顔してた

しばらくはここにいるのかな

僕は部屋に戻ろう

僕の部屋に向かう途中

蒼の部屋のドアが空いていて

机の上に見かけないノートが置いてあった

蒼の部屋にはよく遊びに入っていて

蒼も許可なく入って良いって言ってたから

興味本位でそのノートを見てみた

ペラペラ

ん、なにこれ

1. 強い子は病気にならない

※病気になっても言わない

2. 強い子は黄のことも気にかける

※黄の前ではより強く、優しく

3, 強い子は邪魔者にならない

※テストごときで見せにいかない

4, 強い子は何があっても傷つかない

※絶対傷つかない。絶対

……

もしかして

僕を必死に看病してくれたり

最近蒼が褒められる会話を聞かなくなったのは

強くなるためで

僕に笑いかけてくれるのは

強くないのがバレないようにするため、?

てゆうか

本当に蒼が強い人間なら

そもそもこんなの書いたりしない

蒼は

強い人間ではなく

みんながそういうから

強く見せてただけ

だったら、今蒼は

蒼の気持ちは

トン、 トン、トン、…

!?

蒼が戻ってくる

早く行かなきゃ

とりあえず自分の部屋で考えることにした

……

考えてるうちに

自分が取り返しのつかないことをしてしまったと気づく

どうしよう

謝らなくては

とりあえず今日はもう寝よう

明日考えよう

明日になって

何も無かったかのように蒼が出てきてくれるのを期待したが

そんなことは起きなかった

お兄ちゃん達がきっと蒼の様子を見に行く

その時に謝ればいい

そう思って

何も無いまま3日程経った

そしてとうとう僕は自分の罪を話し

今に至る

神様どうかお願いします

蒼を助けてください

oto

くっそ長くなってすみません!

oto

次回ハピエンかバドエンどっち先に書くか迷ってます!

oto

どっちがいいですかーー!

憧れてはいけないものに憧れた

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