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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

 

 

※今回いつもより長いです

いつもは130〜300タップぐらいなんですけど

今回500タップ超えました…

終わらせ方が見つからなくて…

結局終わらせ方無理矢理だったし…

…ごめんなさい……😭

ぜひ時間があるときに読んでください

 

 

 

 

 

et

……

しゃがんで、商品の数が少なくなっていないか確認する

et

っ…はぁ…

あの日から

頻繁にめまいがするようになり

頭痛も酷くなった

 

めまいがするタイミングは決まって

立ち上がったり、起き上がったりするとき

 

et

……あ、これ少ないな…

yan

あ、じゃあ俺持ってきますよ

et

あぁ…ありがと…!

yanくんがいなくなったタイミングで立ち上がる

et

っ…

やっぱり…めまいがっ…

…でも、yanくんがいるときにめまいがすると

yanくんに心配かけちゃうし…

タイミング的には今しかなかったよね…?

et

っ…はぁ…

ズキッ

et

いだっ…

やばっ…頭痛だっ…

 

針が深く刺されていくような痛みがずっと続く

et

っ…(今回めっちゃ酷いかもっ…)

全然めまいもおさまらないしっ…

et

…うっ…

吐き気もしてくる

 

どうしよう…これ…

yan

…あ、et先輩、持ってきましたよ

et

ぁ…yanくっ…

yanくんの方を見ると

yanくんの顔が歪んで見える

et

…あ…れ…

yan

…えっ…et先輩っ…!?

ガタンッ…

yanくんが持っていた箱を落とす

そしてすぐさま私の元へ駆け寄ってくる

et

っ…

グラッ…

視界が逆さまになる

yan

et先輩っ…!?

倒れそうになったときに

yanくんが身体を咄嗟に支えてくれる

yan

e…先…っ…!?

あれ…なんにも…聞こえなく…

et

y、yanくっ…助けっ…

やばい…意識がっ…

et

もっ……(…無理……)

yan

っ…et…輩……っ!!

 

 

 

 

 

「っ…ごめんねっ…」

だ…れ…?

「私っ…私がっ…1人で抱えないとっ…」

「また…迷惑かけたら駄目だっ…」

…本当にっ…誰が話してっ…

et

みんな…ごめんねっ…

えっ…わ、私っ…??

 

 

 

 

et

っ…はっ…

パッと目を覚ますと

見られない天井が視界いっぱいに広がる

et

…んん……?

ゆっくりと目線を動かし

あたりを見回す

et

……あ…れ……病院…?

病院だと気づいたのと同時に

ガラララーッと扉が開く

yan

……ぇ…et…先輩…?

et

…ぁ…yan…くん…

yan

っ……et…先輩っ…

yanくんが私のそばまでやってくる

yan

よかっ…たっ……

yan

俺っ俺…っ

et

……yanくん…

私、あの後倒れて…

きっとyanくんが救急車呼んでくれたのかな…

et

……ごめんね…私、迷惑かけちゃった…

yan

…っそんなことっ…

ガラララーッ!

勢いよく扉が開く

tt

etちゃんっ…!!

et

…あ、tt……

et

……どーしたの、めっちゃ急いで来たじゃん

目の前には、息を切らしているttがいる

tt

っ…当たり前やろっ…!

tt

etちゃんが倒れるの、2回目やろ!?

et

…っ…!

yan

…え、2回目…?

et

…yanくんは気にしないで…!(笑)

一番、触れてほしくなかったところ

yan

っ…et先輩、俺…途中から入ってきたから知りませんけど…

yan

…前にも、倒れたことあったんですか?

et

……

あぁ…だめ…

そんなこと、聞かないで…

tt

……etちゃんは、yanくんが入る前に1回倒れたんや

yan

っ…そんなっ…!

yan

…俺…聞いてないっすよ…

et

っ…ごめっ…

あぁ…また

まただ

また、迷惑…かけちゃった…

 

 

 

 

et

……(なんだろ、頭がクラクラする…)

ur

なーet、これどうやるかわかる?

ur

忘れちゃってさ〜w

et

……

チラッとurの顔を見ると

urの顔がぐるぐると歪んで

形が変わって

et

……はー…?

et

先輩さーん…?(笑)

urの方へ行こうと一歩踏み出すと

視界がぐにゃりとどんどん歪んで

urがどこにいるのかもわからなくなる

et

……ぇ…

ur

…え…et…??

あぁ…だめ

身体が動かない

ur

…おいっ…etっ…!?

et

っ…!?

まともに立てなくて

足が地面につかなっ…

et

ぃやっ…

あれ…視界が反転して…

ur

っ…etっ!!

頭に手が添えられて

頭は打たなかったけど…、

ur

etっ…et!!

tt

おい大丈夫か…!?

jp

そんな騒いでどうしっ…!?

tt

et…ちゃん…??

jp

っ…etちゃんっ!!

tt

ぁ…あぁ…ぇ…

jp

っ…ttは救急車呼んでっ!!早くっ!!

ur

っ…etっ、et!!

身体を揺さぶられる

jp

ur揺さぶらないでっ!!

jp

etちゃんっ、意識ある!?

et

…ぁ…店…ちょ…

あのみんなの不安な顔

焦ってる顔

心配してる顔

全部全部っ…忘れることができないっ…

et

…っ…ごめん…なさっ…

jp

今はそんなこといいからっ…!!

jp

etちゃん頭ぶつけてないよね!?

ur

俺支えたから大丈夫だと思う……

et

…っ…

あぁ…みんな…ごめんなさい

迷惑かけてごめんなさい

もう二度と…迷惑かけないように頑張るからっ…

et

みんな…ごめんねっ……

あぁ…意識が……

jp

っ…e……ちゃ…

ur

っ……e……!!…t!!

 

 

ur

etっ…!!

 

 

 

 

 

et

……ごめん…なさい…

et

迷惑かけたくないから……

et

yanくんには、秘密にしてたの……

yan

っ…

tt

俺っ…言ったやんかっ…

tt

いざとなったら、yanくん頼れって…!

tt

全然俺にでも頼ってくれてよかったのにっ…!

et

……ごめん

yan

……俺…頼ってくれても迷惑じゃないって言いましたよね…?

yan

何で何も言ってくれなかったんですか…

yan

…俺ってそんなに、頼りないですか…?

et

っ…そんなことないっ…

et

そんなこと…ないよ…

あの夜、あのおじさんたちから守ってくれたyanくんは

本当にかっこよくて

頼もしかった

tt

……etちゃん

tt

バイトとか、しばらく休みな

tt

…etちゃんのシフトの分、俺が行くから安心しや

et

……ごめん、迷惑かけて…

tt

…だから、迷惑じゃないって…

tt

……俺はただ、etちゃんには自分の体を大切にしてほしいだけや

tt

……人のことなんか気にすんな

et

……うん…

yan

……

tt

……1回、2人で話しときな

tt

…俺、少し経ったら戻って来るから

そう言って、ttが部屋から出ていく

et

……

yan

……

et

……yan…くん…

yan

……はい…?

et

……ごめん…ね

et

…私が倒れた後、yanくんが色々なことしてくれたんだよね

et

……たくさん…迷惑かけちゃったよね…

et

……本当に…ごめん……

必死に私に呼びかけてくれたあのときのyanくんの姿が

あいつ……urと重なる

yan

……俺…ごめんより…聞きたい言葉があるんですけど

et

……えっ…

yan

……ごめんより、大事なこと…忘れてません?

et

……ぇっ…?

真剣な目で、私を見つめて…

et

……えっ…と……

et

……ぁ、あり…がと……

yan

……ふふっ…それで大丈夫です

また、いつもの優しい笑顔

 

そっか

yanくんは、お礼を言って欲しかったんだ

et

……(…それなら…)

それなら

ちゃんと言おう

 

自分が言いたいこと、全部

et

……ねぇ…yanくん

yan

……はい

et

……本当に…ありがとね

et

私のために…

手を伸ばして

yanくんの腕を掴む

 

そのまま、私の方へ優しく引っ張って

yanくんと私の距離が縮まる

yan

……ぇっ…

et

……私のために、頑張ってくれて…

et

……ありがとう

yanくんの頭まで手を伸ばし

そっと優しく撫でる

et

……よく…頑張ったよ…

yan

……e、et先輩っ…?

yanくんの耳が、赤い気がする

 

きっと…気のせい…か

だって

et

……それと…

et

……頼りない先輩で…

こんなに頼りない先輩のこと

et

……ごめんね

意識してくれるはずがないか

yan

っ…

yan

…何…言ってるんですか…

yan

……俺…は

私の目をしっかりと見つめられる

yan

…et先輩のこと、一番頼りにしてますよ

et

……っ…ぇ…

yan

……だからこそ、et先輩も…俺のこと、もっと頼ってほしいです

et

…っ…

yan

……et先輩は…?

頭を撫でている手をyanくんに掴まれ

力強く握られる

yan

…et先輩は……

yanくんの顔が私の顔に近づいてきて

yanくんの指が私の指の隙間に滑り込ませてくる

yan

俺のこと…頼りにしてますか…?

et

…、っ…!

緊張して、手がしびれたように動かなくて

心臓が締め付けられる

et

わ、たしは…

こんな近い距離で、yanくんを見たことがなくて

頭にどんどん血が上っていく

 

まるでここだけ酸素がなくなったみたいに

息をすることができない

et

…yanくんのこと…頼りにしてるよ

yan

…っ…

et

……これからも…yanくんのこと

et

たくさん頼ってもいい…?

yan

…当たり前じゃないですか

yan

なんでも、頼ってください

見たことがない優しい笑顔

et

っ…

緊張して、声が出せないでいると

yanくんが声を発する

yan

…後、俺…伝えたいことがあるんですけど…

et

ぇ…私に…?

yan

……はい

yan

…大事な話…なんですけど

息を呑む音が聞こえる

yan

…俺…et先輩のこと…

コンコンッ

et

っ…

扉の向こうからノックをする音が聞こえる

tt

…入るで〜?

yan

…っ…!

yanくんが手を離し

私から距離をとり、すぐそばにあった顔が離れる

 

まるで、さっきのことが何もなかったように

et

っ…(……あ…)

ガララララ…

扉が開く音がする

tt

……2人で話し合ったか?

yan

……まぁ…はい…

tt

……そうか…

コンコン…

扉がノックされる

tt

あぁ…どうぞ…

医者

……失礼します

医者が入ってきて、私のそばまでやってくる

医者

……et様、貴方が倒れた原因、分かりましたよ

et

……えっ…

医者

…疲労が原因ですね

tt

……疲労…

医者

…近頃、めまいなどが起こりませんでした?

et

…あぁ…よくなってました…

医者

…なら…日々の疲れが溜まり、倒れることになってしまったので

医者

これからは、働きすぎないように

医者

休むことも、大事ですよ

et

……はい…

医者

…一応、今日は入院しましょう

医者

明日の朝には帰れますので

et

…はい

tt

……ありがとうございます…

医者

…それでは、失礼します

扉がゆっくりと閉じる

yan

……疲れ…

tt

…etちゃん、前倒れた原因も、疲れやったよな?

et

……はい…

tt

……はー…

yan

…ま、まぁまぁ…

tt

…休んでなかったん?

tt

バイトの休憩時間とか…

tt

睡眠時間とか減らしてへん?

et

……寝る時間…最近遅かったかも…です…

この前の倒れた後からは

早めに寝ようと努力してたけど

最近、色々と忙しくて、睡眠時間が少なくなってたかも…

tt

はあっ………、!?

tt

etちゃん、前これからは気をつけるってっ…!

et

ぅぐっ…

確かに、そう言った気がする

yan

…まぁまぁ…忙しかっただけかもしれないですし…

tt

…っはー…

tt

…俺は、etちゃんのことを心配して言ってんやで?

et

…はい…

et

…ごめんなさい…

tt

……

yan

……et先輩…

tt

……じゃあ…etちゃんはしばらくバイト休んでええから

tt

ちゃんと休んどき

et

…はい

tt

……俺、今日は帰るわ

tt

yanくんはいつまでおる?

yan

…俺は……

チラッと私の方に目を向けて

yan

……もう少しだけ、いようかなとは思ってますけど…

tt

……そうか…

tt

……んじゃあ…俺はもう帰るから

et

……来てくれて…ありがとね…

tt

……当たり前やろ、俺店長やし…それに…

tt

……etちゃんのこと、ちゃんと大事に思っとるから

et

……うん…

tt

……それじゃ

私たちに向かって手を振って

病室から出ていく

yan

……

yan

……et先輩

et

…ん…何…?

yan

…大丈夫…ですか…?

et

……えっ…?

yan

…さっきから…落ち込んでるように見えて…

et

……そう…かな…

yan

……なんか…ありました…?

yan

…俺でよければ…話、聞きますよ

et

……

yanくんの目が、優しい…

でも、どこか不安の色が滲んでいて…

et

……ほんとに、?

yan

…はい、なんでも話…聞きますよ

いつものyanくんの声と変わらないはずなのに

なんだか今日は…めっちゃ落ち着く…

et

っ…なら…

私は大きく息を吸って、yanくんに話し始める

et

…えっとね…なんか…今日さ…

et

……tt、怖くなかった…?

yan

……え…?

yanくんは予想外のことだったのか

目を大きく見開いている

yan

…ま、まぁ…いつもの優しい雰囲気ではなかったですけど…

yan

……et先輩のことが、心配だったんじゃ…

et

……そう…だけど、それはわかってるんだけど

私が思ってることは、そうじゃなくて

et

…ごめんね、yanくんに言ってもわからないと思うんだけどさ

et

……ttが店長になる前、もっと楽しそうだったの

yan

……えっ…?

et

私が前倒れたときもさ

et

…前の店長が、今のttみたいなこと言ってて…

「…etちゃん、なんでちゃんと寝てなかったの?」

「頭打たなかったからよかったけど…全然打ってた可能性あったんだからね?」

jp

ちゃんと考えてる?

 

et

……でもね、ttは…

「まぁまぁ…そんな責めなくてもええんちゃう?」

tt

etちゃんだって、しっかりと反省しとるし…

tt

病気じゃなくてよかったやん!

tt

俺安心したわ…!

 

et

…私のこと…庇ってくれて…

et

……やっぱり…今日の出来事でわかったの…

et

……tt、変わっちゃったよ…

yan

……っ…et先輩…でもっ…

et

…きっと、店長になったから、なのかな…

et

店長としての責任で…

et

…さっきも…店長だから来るのは当たり前みたいなこと言ってたしっ…

yan

et先輩…っ…

et

…私、そんなttに…めっちゃ迷惑かけちゃったよね…

et

…私、ttにどう思われてるんだろっ…

et

ただの迷惑かけすぎてる後輩って思われてっ…

yan

et先輩っ…違うっ!

et

っ…!

yanくんの声でハッと我に返る

et

…はっ…え…

私さっきまで…何言ってた…?

yan

…et先輩、それは違いますからっ…

yan

さっきも店長…et先輩のこと、大事に思ってるって…言ってたじゃないですか

yanくんの手が私の手の上に重なって、ぎゅっと握られる

et

っ…!

yanくんの手に握られたときに

自分の手が震えていたことに気がついた

yan

…落ち着いてください

yan

…店長が、そんなこと思ってるはずないじゃないですか

et

……そう…、だよね…

yan

……きっと、店長は…

yan

…焦りすぎてそう言ってしまっただけで

yan

明日にはもういつも通りの…前の店長に戻ってますよ…

et

……

et

……うん…そっか…

yan

…俺は…そんなに、考えすぎなくていいと思いますよ

握ってくれているyanくんの手の力がぬける

et

っ…

離されると思った瞬間

思わず手に力を込めて、離されないようにしてしまう

yan

……えっ…

et

…ぇあっ…ご、ごめん…

急いで手を離す

et

…(…私、今…っ)

なんで引き止めた…?

yan

…ぇ…ぃ、いや…

yanくんをチラッと見ても

目はずっとそらしたままで

yan

…とっ、とりあえず…もう帰りますね

et

ぁっ…うん、

et

…本当に…色々とありがとね

yan

…いえいえ…大事な先輩なんで…

そんな一言だけでも、私の胸はドキッと音を鳴らして

 

でも、どうせ…

yanくんにとって私は

ただの先輩なんだなって思って

et

……(笑)

et

…ありがと、(笑)

yan

……それじゃあ…また、次会うときまで

et

……うん、多分しばらく会えないと思うけど…

yan

……そう…ですね

yan

…じゃあ…次会うときからは

yan

…俺のことしっかり頼ってくださいね

et

……うん、頑張る…

yan

……それじゃあ…さよなら

そう言って、病室から出ていく

et

っ…

あぁ…本当にしばらく会えないんだな…

 

そう思うと、なんだか悲しくて

寂しくて

et

……(…会いたい)

だなんて…

ただの先輩から、そんなこと思われてるって知ったら

yanくんはどう思う…?

et

っ……行かないで…yanくん…

ついさっきまで繋いでいた手を

そっと扉の方へ伸ばす

et

…っ…

誰も

握ってくれるはずないのに

 

 

 

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この作品はいかがでしたか?

1,109

コメント

13

ユーザー

あれ?なんか目から水が...... 待ってました-!!"やっぱり"神作品ですね!!一番好きです‼️ほんとに一瞬で終りました

ユーザー

続き楽しみすぎてハゲそう

ユーザー

そうなんだ...etさん無理しないでね(´•ω•`; )

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