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注意事項 捏造 口調迷子 原作改変

第2話 昔話

start

ダンタリオン・ダリ

おっ来た来た

インチュール・ライ

(1人増えてる…)

モラクス・モモノキ

(マルバス先生、いつからいたのかしら…)

マルバス・マーチ

あの子がインチュール家の子なんです?

ダンタリオン・ダリ

そうそう

ダンタリオン・ダリ

それで、話してくれるんでしょ?

インチュール・ライ

長くなりますよ…

ダンタリオン・ダリ

構わないよ!ほら!

インチュール・ライ

てか私について話せばいいんですか…?それともインチュールの真実?

イポス・イチョウ

それどっちも聞きたいな

バルス・ロビン

じゃあ僕夕飯の準備しながら聞いてます!

イフリート・ジン・エイト

いってら〜

インチュール・ライ

(まぁ…どっちも説明しながら話すか…)

12年前、インチュール家の歴史に大きく関わることが起きた

インチュール・父

生まれたのが…女?

そう。私の誕生だ

そして私が生まれてすぐ緊急会議が行われたらしい

生まれた女をどうするか

その会議はなんとも悲惨で私を殺すだの捨てるだの散々言われたらしい

そしてその会議の最終結果

それは

私は流産したということにする

だった

その後の人生はもう最悪としか言いようがなかった

約12年ずっと地下室の中で暮らし

家族には疎遠にされる

だけどそんな私にも優しくしてくれる人がただ1人いたんだ

インチュール・イナ

ライ、久しぶり

それは私の兄、インチュール・イナだった

イナ兄は本当に優しかった

定期的に時間を作ってきてくれ、私に幸せを与えてくれた

喋り方も全部イナ兄から教わった

ライという名前をくれたのもイナ兄だった

ライ(幼少期)

イナ兄…今日はどうしたの?

インチュール・イナ

ご飯を持ってきたよ、ちょっとしたものだけどね

正直…私が生きれてた理由の大半はイナ兄のおかげだ

だけど…やはりインチュールはクソだったんだ

それはほんの数ヶ月前の話だ

インチュール・イナ

ライ、起きてる?

インチュール・ライ

イナ兄…どうしたの?

インチュール・イナ

その…ライは外に行きたくないの?

インチュール・ライ

外…?

インチュール・ライ

…別にもういいかな

インチュール・ライ

私はイナ兄と喋れるだけで嬉しいよ

インチュール・イナ

そっか…

インチュール・イナ

ごめんね、急にこんなこと聞いて

インチュール・ライ

ねぇ、イナ兄

インチュール・イナ

どうしたの?

インチュール・ライ

なんでイナ兄は私に優しくしてくれるの?

インチュール・ライ

私は…その…インチュール家の恥…なんでしょ

インチュール・イナ

僕はそんなこと思わないッ!

インチュール・ライ

ビクッ

インチュール・ライ

イナ兄…?!

インチュール・ライ

し、静かにしないと…

インチュール・父

誰だ!そこにいるのは!

インチュール・イナ

あっ…お父…様…

インチュール・ライ

…ッ

インチュール・父

イナ…お前どんなつもりだ

インチュール・父

ここには入るな…ずっと前からそう言ってるよな?

インチュール・イナ

ごっごめんなさいッ

インチュール・父

もういい…イナ…お前には失望した

インチュール・イナ

あ…

そして時は進み今日の夕方頃

インチュール・ライ

イナ兄、最近来ないな…

使用人

カツカツ

使用人

お父様がお呼びだ

インチュール・ライ

お父様…?

インチュール・ライ

(使用人か…)

使用人

ガラッ

インチュール・ライ

使用人

着いてこい

インチュール・ライ

(言い方…まぁ仕方ないか…)

インチュール・ライ

(久しぶりだな…牢屋から出たの)

使用人

こっちだ

インチュール・ライ

トコトコ

そして私が連れられた場所には

信じられない光景が写っていた

インチュール・ライ

イナ…兄…?

インチュール・父

ライ…そう名付けされたらしいな

インチュール・ライ

ッ?!

インチュール・ライ

お父…様…これって…

インチュール・父

見ればわかるだろう

インチュール・父

今から裏切り者、インチュール・イナを殺す

インチュール・ライ

は…?

インチュール・父

おい、起きろ

インチュール・父

バコッ

インチュール・イナ

ゔッ…

インチュール・イナ

…ッ

インチュール・イナ

ラ…イ…

インチュール・ライ

イナ兄ッ!!

インチュール・父

最後にひとつ許そう

インチュール・父

それが我が一族のルールだ

インチュール・イナ

ライ…逃げ…ろ…

インチュール・ライ

イナ兄…なんで…

インチュール・イナ

話してる暇は無いッ!はやくッ!!

インチュール・ライ

イナ兄…

インチュール・父

最後はそれでいいか?

インチュール・イナ

ライ…行けッ

インチュール・ライ

でもッ!!

インチュール・イナ

いいからッ!!

あんなに大きな声のイナ兄は聞いたこと無かった

それだけ必死なことが伝わった

インチュール・ライ

ッ…

それでも私は動けなかった…

インチュール・イナ

ライ…はや…く…

インチュール・父

もう遅い

インチュール・父

死ね。イナ

インチュール・イナ

ラ…イ…

インチュール・イナ

大好き…だよ

グサッ

インチュール・ライ

あ…あ…

インチュール・ライ

イナ…兄…

イナ兄は私の目の前で殺された

無数の棘が刺さり、無惨な姿になってるイナ兄を私は最初見ていることしか出来なかった…

インチュール・ライ

ぅ…あ…

最初は悲しみしか湧いて来なかった

イナ兄が目の前で殺された。イナ兄が私に大好きといった

事実が受け止めきれず…私は動けない…はずだった

インチュール・父

次はお前だ。ライ

あいつが名前を呼んだ時…私の感情は一気に

怒り

に変わっていった

そして私は決意した

インチュール・ライ

イナ兄の意思…引き継ぐよ…

インチュール・ライ

ダッ…!

インチュール・父

なッ捕まえろッ!!

私は弱い…12年ずっと牢屋生活で、まともな食事は取れず動くこともまともに出来ない

はずだった

だけどそれを覆せるものが1つあった

家系能力

インチュール・ライ

これ以上ッ!私の邪魔をするなぁッ!!!

インチュール・父

なっ…家系能力?!

インチュール・父

なぜお前が使え…

インチュール・父

ぐっ…

インチュール・ライ

そこからは…まぁ…逃げてきて…

ポン

ダンタリオン・ダリ

もう大丈夫

ダンタリオン・ダリ

辛かったね。

インチュール・ライ

え…

インチュール・ライ

ポロポロ

インチュール・ライ

なんで私、泣いて…

ダンタリオン・ダリ

辛い時とかしんどい時、悪魔「ヒト」は泣くもんだよ

インチュール・ライ

でもッ…イナ兄はッ…泣いてなったッ…

ダンタリオン・ダリ

それはね、イナくんが安心させたかったんだと思うよ。

ダンタリオン・ダリ

僕は大丈夫だって君に伝えるためにね

インチュール・ライ

安…心…

インチュール・ライ

ぁ…ぅ…

ダンタリオン・ダリ

ポンポン

ダンタリオン・ダリ

いっぱい泣きな。

インチュール・ライ

Zzz‥ᐝ

イポス・イチョウ

寝ました?

ダンタリオン・ダリ

寝たね

ダンタリオン・ダリ

泣き疲れちゃったんでしょ

マルバス・マーチ

インチュール家の資料持ってきました〜

マルバス・マーチ

あれ?寝ちゃったんですか?

イフリート・ジン・エイト

そう

モラクス・モモノキ

にしても…本当に重い話でしたね…

ダンタリオン・ダリ

まぁね…

ダンタリオン・ダリ

ほんと…生きて12年で体験していいことじゃないよ

バルス・ロビン

ご飯出来ましたよ〜

ムルムル・ツムル

今日なに?

バルス・ロビン

ポトフです!

バルス・ロビン

ちゃんとライくんの分も用意しましたよ!

バルス・ロビン

ありゃ…寝ちゃいましたか、

マルバス・マーチ

じゃあ…資料見ながら食べますか?

ダンタリオン・ダリ

そうしよっか

インチュール家について

はるか昔創造神と恋をした悪魔がいた

だが制裁がくだり、悪魔は死んだ

創造神は悔やみ、新たな家系を生み出した

その家系は家系能力として「想像」があり、鳥のような羽、天使の輪のような角があった

だが、男しか生まれないまるで呪いがついていたよう@/|*@ζ%

マルバス・マーチ

ここからは掠れて読めませんね

ダンタリオン・ダリ

創造神と恋をした家系…よくよく考えたら凄いね

イフリート・ジン・エイト

まぁそれのおかげで名家になったと言っても…

ムルムル・ツムル

それライちゃんの前で言うなよ?

ダンタリオン・ダリ

別に言ってもいいんじゃない?w

バルス・ロビン

ジー

ダンタリオン・ダリ

ロビン先生なんでそんなにじっと見てるの?

バルス・ロビン

いや〜、気になることがあって!

イポス・イチョウ

気になること?

バルス・ロビン

ここに男しか生まれない呪いが〜って書いてあるじゃないですか

バルス・ロビン

それで、ライ…くん?ちゃん?

ダンタリオン・ダリ

ちゃんでしょ

バルス・ロビン

ライちゃんが生まれて、なんで好評しないのかな〜って

ムルムル・ツムル

えっと?

バルス・ロビン

だって男しか産まれないのは呪いでそれで女性が産まれたら呪いがなくなった!ってなりません?

ダンタリオン・ダリ

あ〜!確かにね!

ダンタリオン・ダリ

本人に言ってあげる?

イポス・イチョウ

言わなくていいんじゃないですか?

ダンタリオン・ダリ

なんで?

イポス・イチョウ

俺だったらキレるんで

イフリート・ジン・エイト

子供すぎない?

ムルムル・ツムル

まぁ…確かに少しは怒るかもですね

バルス・ロビン

言わないでおきますか〜

モラクス・モモノキ

そういえば…ライちゃんはどうするんです?

ダンタリオン・ダリ

どうする?

モラクス・モモノキ

ライちゃんは女の子ですし、保護するにしてももどこで保護するのかと…

ダンタリオン・ダリ

女子寮って部屋空いてなかった?

モラクス・モモノキ

多分…ないですね

ダンタリオン・ダリ

え〜どうしようn(((

イフリート・ジン・エイト

別棟は?

イフリート・ジン・エイト

ダリ先生は別棟ですよね?

ダンタリオン・ダリ

あ〜別棟ね?

ダンタリオン・ダリ

空き部屋はいっぱいあるけど…

イポス・イチョウ

じゃあそこで良くないです?

ダンタリオン・ダリ

そうだね、そうしよっか

ムルムル・ツムル

(なんか不服そうだな)

ダンタリオン・ダリ

それじゃ、僕はライちゃん運んでくるね〜

イポス・イチョウ

いってらっしゃ〜い

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