青桃・桃青(？)短編小説

皆さんは「アルビノ」を知っていますか？

アルビノ(白子症)とは... ・体の色素が生まれつき不足している状態 ・確率は約17000人に1人 ・出生時より、皮膚、毛髪、目の色が薄い ・全身の皮膚が白色調 ・目の虹彩の色は青から灰色調 ・頭髪は白から茶褐色、あるいは銀色 ・視力がほぼないに等しい ・その分他の五感に優れている

そんな症状を持っている 彼の様子をみてみませんか？

俺はいふ ないこの彼氏

そして今優しく抱いている彼はないこ

ないこはアルビノだ 視力は0.1～0.15ほどなので 俺も気をつけてはいるがよく転けている

視力以外の五感が鋭いため、 匂いで判断してきたりもする

そういって頭をぐりぐり押し付けてくる

何が？といいそうな顔でこっちを見てくる まぁ、実際には見れてないんやろうけど

髪は白髪...にはならずほんのり桃色だ 目も少し桃色で下が青色なのが 結構嬉しいところ そしてなによりも今にも 消えてしまいそうなくらい儚い

そう、ないこは俺の顔を知らない

だが、好きでいてくれている

今日はなぜか気になってしまった なぜ俺のことを好きでいてくれているのか

そういってキョロキョロと 辺りを見渡すため ここにいるよという意味で キスを落とす

気づいてくれたようだ

え、まろ？なんで？

なんでそんなこと聞くの？

俺のこと嫌いになっちゃった...？

わかんない、わかんないよ

顔が見えないから、どういう意味なのか

症状があるって？ 顔がみれないって？ そんなの関係ないに決まっとる これからもお互いを支えて 俺達は生きていくんだから

𝑭𝒊𝒏.