例の告白から2カ月が経ち、 季節は1月へと移り変わる。
寒さも厳しくなってきた頃、 彼は浮気相手を連れ込むようになった 。
女
彼氏
女
彼氏
チュッ
涼架
僕にはあんな顔しないのに… キスだって…してくれないのに
彼氏
女
こんな雰囲気に耐えられず、 いつもより30分も早く出社した。
誰も居ない部署に入室する。
空気が冷えてるので暖房をつける。
涼架
涼架
自分の椅子に腰掛け、机に突っ伏す。
涼架
お向かいの若井さんのディスクに 指を滑らせる。
涼架
無意識に口から出た「好き」に 慌てて口を押さえる。
猛烈な眠気と急な恥ずかしさ。
涼架
僕はその場で意識を手放した。
若井side
いつも通り、皆が来る15分前に 部署に入室した。
滉斗
いつもならこの時間は誰も居ない。
でも今日は違った。
昨日はこの時間に居なかったのに… 心臓がドキドキして 嫌な冷や汗が背中を伝う。
滉斗
机に突っ伏している状態で 小さく寝息を立てている。
涼架
滉斗
ただ何処か気がかりだ。
なんでこの時間に…しかも爆睡状態で。
滉斗
起こそうと体を揺らす。
滉斗
ユサユサ
滉斗
滉斗
風邪引くぞ、そう言いかけた時、 俺は首元の痣に目を向けた。
痛々しい青紫色の拳くらいの痣。
また彼氏か…
俺ならこんなことしないのに… そう思っている自分に腹を立てる。
滉斗
滉斗
一呼吸置いてから、俺は藤澤を医務室へ 連れて行く事にした。
グッ(持ち上げる
滉斗
藤澤side
涼架
目を覚ますと見覚えのない場所。 …ここは、医務室?
涼架
涼架
やけに暖かいので、足下に目を向けると 頬杖をついて寝ている若井さんがいた。
滉斗
僕たち一緒に寝てた…? ていうか運んでもらっちゃった…?
急に恥ずかしくなって、顔が熱くなる。
涼架
でも若井さんは座って寝てるから 毛布を掛けていない。
涼架
そう思って僕は、隣のベットから 毛布を引っ張って、若井さんに掛けた。
髪、綺麗だな…
涼架
滉斗
起きてないなら、多分大丈夫。 僕は若井さんの髪に手を伸ばした。
涼架
ほんのり良い香りがして、 暖かくて、なんて言うか… お日様、みたいな
お肌もスベスベそう… 触っても…バレないかな?
涼架
ガラガラッ🚪
元貴
涼架
ゴツッ
涼架
滉斗
若井さんの顔に、僕が近付いてて そのまま驚いたから、若井さん起きたし 思いっきり頭突きしちゃった…
涼架
元貴
せっかく幸せでいっぱいだったのに 僕が壊したんだ…謝らなきゃ
涼架
元貴
滉斗
ぽふぽふと頭を優しく撫でられ、 微笑んでくれた。 良かった、怒ってない…
滉斗
頭を撫でながら、顔を覗き込んでくる 若井さん。
涼架
元貴
滉斗
涼架
涼架
元貴
滉斗
滉斗
元貴
ガラガラ(退室
大森さんが退室してから、 若井さんはじっと僕の事を見てきた。
涼架
滉斗
滉斗
そう言って若井さんは立ち上がった。 えっ…行っちゃうの、?
滉斗
ぎゅ(袖
涼架
涼架
滉斗
あぁ、言っちゃった… 気持ち悪がられてないかな…
滉斗
ぎゅっ
滉斗
どうも主です。 最後長くなってすみません💦
投稿頻度安定してなくて 本当に申し訳なく思います…
主
コメント
3件
いやぁー、最高👍
りょうちゃん可愛すぎ…_:(´ཀ`」 ∠): てか物語書くのうますぎる‼️続き楽しみ〜(*´꒳`*)