半間
袋に詰められた
ナッツのような世間では
ナッツのような世間では
半間
誰もがそれぞれ出会った誰かと
半間
寄り添い合ってる
綺咲
そこに紛れ込んだ
綺咲
僕らはピーナッツみたいに
木の実のフリしながら
木の実のフリしながら
綺咲
微笑み浮かべる
綺咲
幸せのテンプレートの上
綺咲
文字通り絵に描いたうわべの裏
半間
テーブルを囲み手を合わすその時さえ
半間
ありのままでは居られないまま
綺咲
隠し事だらけ
半間
継ぎ接ぎだらけの
Home, you know?
噛み砕いても無くならない
綺咲
本音が歯に挟まったまま
綺咲
不安だらけ
半間
成り行き任せの
Life, and I know
仮初めまみれの日常だけど
半間
ここに僕が居て あなたが居る
綺咲
この真実だけでもう
胃がもたれてゆく
化けの皮剥がれた 一粒のピーナッツみたいに
綺咲
世間から一瞬で弾かれてしまう
そんな時こそ
半間
曲がりなりで良かったらそばに居させて
共に煎られ 揺られ 踏まれても
半間
割れない殻みたいになるから
生まれた場所が木の上か地面の中か
綺咲
それだけの違い
半間
許されないほどにドライなこの世界を
等しく雨が湿らせますように
半間
時に冷たくて
半間
騒がしい窓の向こう
you know?
綺咲
星の一つも見つからない
綺咲
雷に満ちた日があっても良い
半間
ミスだらけ
綺咲
アドリブ任せの
Show,but I know
半間
所詮ひとかけの日常だから
半間
腹の中にでも 流して寝よう
綺咲
隠し事だらけ
半間
継ぎ接ぎだらけの
Home,you know?
とっておきも出来合いも
半間
残さずに全部食らいながら
綺咲
普通などない
綺咲
正解などない
Life, and I know
綺咲
仮初めまみれの日常だけど
半間
ここに僕が居て あなたが居る
この真実だけでもう 胃がもたれてゆく
この一掴みの奇跡を 噛み締めてゆく







