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優奈
注意 原作と違う設定があったりします キャラの口調など、少し違う場合があります
K
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1ヶ月前
病院
医者
医者
優奈
何を言っているのか、すぐには理解出来なかった
数時間前、私は倒れた
もともと、心臓が悪い方ではあった
気がつくと病院にいて
病気が悪化したと言われ
余命宣告をされた
優奈
あと半年しか生きられない
悲しいのか、寂しいのか
よく分からない感覚だ
生まれてからずっと施設で育った私には
家族がいない
親戚も、一人もいない
だったら
私が亡くなったら、悲しむ人はいるのかな
余命のことを、同僚に伝えた
同僚
優奈
やり残したこと
一つだけ、あるかもしれない
あの日
私を助けてくれた
あの二人
小学一年生だったあの日
私は海へ遊びに来ていた
施設の職員さんの注意も聞かずに
私は一人で歩き回っていた
その瞬間
私は何かにつまづいて海へ落ちた
泳ごうとしたけれど
パニックで動けなくて
だんだん体に力も入らなくて
『もうダメだ』
そう思った時
???
???
???
私と同じくらいか、一つ上くらいの
男の子二人が助けてくれた
幼いころの優奈
その時、こう言ってくれたんだ
???
優奈
名前も、年齢も
わからない
顔も覚えていない
でも、あだ名みたいなこと言ってたような…
たしか、たしか…
優奈
あやふやだけど、そんなことを言ってたような…
優奈
でも、でも
探そう、二人を
そして伝えるんだ
"ありがとう"を
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