発(たつ)
はぁ。
千杯
どうしたの?
今日も、徹夜?
今日も、徹夜?
発(たつ)
う〜ん。今日は、違う。
発(たつ)
風呂はいるの遅くなっただけだよ。
千杯
ならいい…とは、言えないか。
ちゃんと寝なよ。いつも、なんじにねてるの?
ちゃんと寝なよ。いつも、なんじにねてるの?
発(たつ)
〜。12時まわったぐらい…。
千杯
だめだろ。もっと早くねなね。
…。いつも、何かしら気にかけてくれるのは、今話していた 夢想 千杯だ。そして、俺の彼氏…。
千杯のことは、前々から気になっていた。 多分。
帰り道が同じでよく目で追っかけていたんだと思う。 いつも、同じ景色なはずなのに、千杯は日によって 色々な顔をする。それでだろう。目で追いかけるようになったのは。
告って来たのは、千杯の方からだった。 とても、嬉しかった。だから、オッケイした。 すると、今までで、一番嬉しそうな顔をしていた。
千杯
発、眠いの?
発(たつ)
ううん。
眠くない。
眠くない。
千杯
そっか。
発(たつ)
?
千杯
ほら、早くしないと、遅れちゃうよ!
発(たつ)
あっ…うん。
一時限目 二時間目 三時間目
いつものだるさはあったが寝らずに頑張った! すると、千杯が褒めてくれた。
よし!四時間目も頑張るぞ!
千杯
発、かつくなったら言ってね?
発(たつ)
うん!でも、元気だから!
発(たつ)
大丈夫!
千杯
…
吉(体育の先生)
今日は、持久走だ!
吉(体育の先生)
さぁ!走っていくぞ!
発(たつ)
俺、持久走キラーイ。
千杯
でも、頑張ろ!ねっ!(にこっ!!)
発(たつ)
うん!
発(たつ)
はァ…。はっ…。はァ…。はァ…。
どうしよう、息が。 喉は、カラカラだし…。 でも、千杯も頑張ってるし…。千杯が、頑張ってるんだから、俺も……。
あ…… 倒れ…
バタッ!
千杯
えっ??!発?!
千杯
やっぱり!
吉(体育の先生)
発?!
吉(体育の先生)
すまない発。
吉(体育の先生)
申し訳ないが、千杯
保健室に連れて行くのを、
手伝ってくれ。
保健室に連れて行くのを、
手伝ってくれ。
千杯
はいっ!