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もし、
ぶるーくが消えちゃったら
俺が料理をしなきゃだから
なんて、
思ってしまった。
身体が、心が重くなる感覚がした。
地面に引き摺り込まれるような感覚。
また、独りになる、の?
"見えなくなっても、喋れなくなっても"
彼はそう言った。
でもやっぱり、見えないのは
喋れないのは
寂しいんだ。
彼はここに生きていない。
半透明で、
すぐにでも消えてしまいそうな
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…今はそんなこと、考えないでおこう。
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流石に無理があるかなって思ったけど
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案外すんなり受け入れてくれた。
数日後
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そう言うとムッとしたように頬を膨らませた。
最近、どこか子供っぽい仕草が
弟のようで可愛らしく思える。
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あぁ、彼の何気ない一言で
いつも俺は救われるんだ。
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寄り添ってくれる彼がいてくれる限り
きっと俺は大丈夫。
br視点
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さて、今からどこで何をしよう。
僕がこの姿になってから
大半の時間をきんときの側で過ごしたから
一人で何をすればいいのやら
…
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ここで僕はこの選択をしたことを
後悔することになる。
kn視点
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あぁ、静かだ。
時計の音、外の車の音、シンクに水が垂れる音。
こんな些細な音、
ぶるーくが出るまでは気にならなかったのに。
父さんと2人になりたいって言ったのは俺だけど、
やっぱり不安だ。
でも、
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彼ならそんな風に言う気がして
少し心が暖かくなる。
大丈夫、大丈夫。
今日さえ乗り切れば、
明日の朝にはぶるーくが帰ってくるのだから。
ガチャッ
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来てしまった。
震えが止まらない。
誰か、
いや、誰も、
助けてくれやしない。
kn父
kn
kn父
kn
kn父
あぁ、また、
始まるのか。
コメント
2件
更新ありがとうございます!どちらも不穏な予感...!!がんばれknさん!