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電話越しから俺の上司、“tmさん”が圧をかけた声色で言葉を発する。
pn
tm
彼は俺のことを配達屋に入れてくれた張本人だ。 出会った事は何度かあるが、いかにも頼りがいのある優男といった印象だ。
ーー妙に懐かしさも感じる。
tm
pn
tm
本当にこの人の煽りで勝てる人はいない気がする。 変な夢を見て遅刻しましたなんて言ってしまうと、それこそ煽られるだろう。
まあ、こういう感じでも意外といい上司で親しみやすいのには間違いない。 だが、そんな人に限って秘密は付きもので、、、。
tm
pn
tm
pn
tm
彼は電話越しで手を叩き、半強制的に話を終えた。 まるで、その話を意図的に避けているように。
tm
tm
pn
その言葉を最後に無機質な信号音へと切り替わり、通話が終了した。
sn君の部屋前まで来ると、まだ言い合いをしているgtsnが見える。 俺はgt–tの肩に手を乗せ、戻りを知らせた。
pn
gt
gt
sn
pn
こんな雑談はさておき、俺達はsn君に荷物を渡し終えて、 俺の遅刻のため犠牲となったgt−tはここで帰宅することになった。
残りは俺1人なんだけど、、、。
ピーンポーン
pn
さっきまでの人がいた雰囲気とは一変し、インターホンを押し回っても どの人も一向に出る気配がない。おかしい。
一応言っておくが、ここの配達屋では手渡し厳守だ。 無論、置き配なんてあり得ない行為である。
pn
ーーなんて考えながら呑気に待っていた俺が馬鹿だったのかもしれない。
パァンッッッ
pn
突如、下の階層くらいから発砲音が轟く。耳鳴りも酷い。 階段の近くに居たからか、薄っすらと火薬の刺激臭も漂ってきた。
は、、、?銃声とかゲームの世界でしか聴いた事ないって! だけど人気の無いこの状況からするに、住民が危ない目に遭っている可能性がある。
pn
恐怖心はあるにしても好奇心は止められない。嫌な予感が漂いながらも 俺は恐る恐る下の階層の階段付近から少し見つめてみることにした。
すると、そこにはmd君と銃を持った明らか怪しい人物が、、、。 俺らの他誰も居ない環境でただ風の音のみ聞こえる。何やら怪しい雰囲気だ。
mob
mob
pn
聞いたこともない。 しかし、あんな不審者に絡まれるとかどんな運営してんだか、。
md
mob
mob
パアンッッ
二発目の銃弾が放たれ、一直線にmd君の方向へと飛んでゆく。 しかし、刻一刻と迫り来る銃弾にmd君は微動だにしない。
pn
俺がもうダメだと目を細める瞬間、驚くべき事が目の前で起こった。
絶対に銃弾はmd君を直撃、、、したはずだが、するりと通過し後ろの壁に銃痕が残ったのだ。 まるで幽霊。というより幽霊だ。
mob
そりゃ相手も驚くだろう。その隙を見逃さず、md君はトドメの一撃を喰らわせた。 お陰で相手は彼に傷一つつけられず、ボロボロの状態のまま気絶した。
pn
md
pn
バレてたのか、、、。 影の薄さには自信があったのにあっさり当てられてしまった。
md
md君の何でも見透かしてくるような目線は胸中がざわつき息が詰まる。 殺されるんじゃないかって感覚が自分を襲うのだ。
pn
md
pn
完全なる図星でぐうの音も出ない。うう“、真実を知ってしまったら殺されるんじゃ? そんなの裏社会では当たり前だったり、、、。ああ、せめて死ぬなら彼女をください。
ーと、頭に考えを巡らせ悶々としている俺をよそにmd君は言った。
md
無駄に変な妄想をしてしまった。彼の言葉に安堵の息をつく。
pn
md
pn
md君は口元に人差し指を当てて、少し微笑みながら去っていった。 対する俺はというと、心臓がバックバクで今にも魂が抜けそうだ。
pn
正気に戻ると、さっきまであったはずのmd君宛の荷物がないことに気がつく。
pn
若干気がかりだが、俺は次の受け取り人の場所へ その場から逃げ出すように向かった。
ピンポーン
本日二度目のインターホンを鳴らす。しかしながら、一切出てくる感じもない。 今日はkyoさんで終わりなんだけどな 、、、。
pn
俺は扉の前で立ち尽くすことしか出来ないのか。
ーふと、扉に付いたドアノブが目に入る。 いや待て、流石にそれで開くほどkyoさんに危機感が無い訳ないでしょ、、、。
だが俺の身体は正直なようで、ドアノブに手が届いている。
pn
そしてドアノブをゆっくりと回してみるーー。
pn
するとドアのガチャリという音と共に、電気の付いていないkyoさんの部屋が露わになった。 いやいや、ガチで開くとは思わんじゃん?
pn
俺だって、やりたくてやった訳じゃ無いよ?仕事を早く終わらせたいだけだから。 変な事をするとか変態じみた事は一切しないと此処に誓う!!
そうして俺は一歩、kyoさんの境界線へと足を踏み入れてしまった。
第三話 end
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