主
私のアール
僕、屋上で靴を脱ぎかけた時に
桃髪の先客に声をかけてしまった。
青
ねぇ、やめなよ
口をついて出ただけ。
本当はどうでもよかった。
先を越されるのがなんとなくしゃくだった。
桃髪の子は、語る。
桃
運命の人だった。
桃
どうしても愛されたかった。
青
、、ッ!!
青
ふざけんな!
桃
ビクッ
青
そんなことくらいで!
青
僕の先を越そうだなんて!
青
欲しいものが手に入らないなんて!
青
奪われたこともないくせに!
桃
、、、
桃
話したら楽になった。ニコ
バタン
桃髪の子は、消えてった。
さぁ、今日こそはと靴を脱ぎかけたらそこに
背の低い男の子
青
ねぇ、やめなよ
また声をかけてしまった。
背の低い子は、語る
クラスでの孤独を。
赤
無視されて、奪われて、居場所がないんだ
って
青
ふざけんな!!
青
そんなことくらいで!
青
僕の先を越そうだなんて!
青
それでも、家では愛されて、温かいご飯もあるんでしょ?
赤
、、、
赤
お腹がすいたポロポロ
バタン
と、泣いて背の低い子は消えてった
そうやって、何人かに声をかけて
追い返して、私自身の痛みは
誰にも言えないまま
初めて見つけたんだ。
似たような悩みの子
何人目かにあったんだ
黄色いカーディガンの子
黄
うちに帰るだびに増え続ける痣を
黄
消し去ってしまうためここにきたんです
黄
、、、ニコッ
と言った。
口をついて出ただけ
本当はどうでもよかった。
思ってもいないこと
でも、声をかけてしまった
青
ねぇ、やめてよ
あぁ、どうしよう
この子は止められない
青
僕には、止める資格がない。
青
それでもっ!ポロ
青
ここからは消えてよ、ポロポロ
青
君を見ていると、、苦しいんだ、ポロ
黄
、、、、ニコッ
黄
じゃあ、今日はやめておきますね。
バタン
って、目を伏せたまま消えてった。
きょうこそは誰もいない。
僕、ひとりだけ
青
誰にも、邪魔されない、、ポロ
邪魔してはくれない。
スッ、、、
カーディガンは脱いで
ネクタイはほどいて
背の低い僕は
青
今から、飛びます
ヒューーーーーーーー
青
、、、ニコッ
グシャ
主
おしまいです!
主
いいねください(´╥ ̫ ╥` )
主
あとやってほしい曲?あったらコメントほしいです!
主
ありがとうございました!