骸花嫁の旅

02が「ふりふり｣と呼ぶそれは明らかにメイド服で、

それを意識の無い内に身にまとっていたことに動揺を隠せず、

2歩ほど後ろにさがりながら02は続ける

服のせいで薄れてしまっていたが、例の保護対象専用施設なのだろう、 当たりを見渡すと、 周りには何も乗っていないベッドが並んでおり、その1つに横たわっていた事に気付いた、

02は気恥しそうに続ける、

02は間抜けな声を漏らし、

02は安堵の表情を浮かべる。 感情が分かりやすいロボットである、

サイズが身体に合っていないのか 何となく息苦しさを覚えたので、

自身の服に着替えようと周りを探るがそれらしい感覚があらず、

そこに、と02が指さした先にはごうんごうん、と鳴る洗濯機があり、

嫌な予感がするが、見事に的中し

一石二鳥だし ~ 、と 02は楽しそうに笑う

ここで否定したとしても替えが無いのなら仕方がない、

私はこうして服が乾くまでの間メイド服で過ごす事となった。