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狼
うぉ〜〜
腹減ってきた〜〜
腹減ってきた〜〜
狼
くそ……何か食べるもの……
子供たち
きゃはは！！
狼
人間……それは餌の中でも特に美味く質の良い最高な餌！
狼
あ、いや、でも……
人間は食っちゃいけねぇって
おとんに言われたっけな…
人間は食っちゃいけねぇって
おとんに言われたっけな…
子供たち
あっち行って遊ぼーよ!!
子供たち
あ、待って危ない！
子供たち
え？
子供たち
狼がいるよっ！！！
子供たち
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
子供たち
うわぁぁぁぁん
狼
ああっ待ってくれ！俺は
襲うなんてことはしないよ！
襲うなんてことはしないよ！
子供たち
いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!
誰かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
誰かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
赤ずきん
どうしたの！！！？
赤ずきん
あ、狼ね……！
とっとと失せなさいよ！
とっとと失せなさいよ！
子供たち
この狼喋るんだよ……!!!
赤ずきん
へぇー！？
狼
俺お前らを襲ったりしないよ！
俺人間を食いたいとこ我慢してるから！
俺人間を食いたいとこ我慢してるから！
狼
俺今食料なくて困ってんだ
なんか食料ないか！？！？
なんか食料ないか！？！？
赤ずきん
え……
子供たち
ふぇ……？
赤ずきん
そうなのね！あぁ優しい狼って本当にいたんだ！
赤ずきん
みんなこっちにおいで！
一緒に昼ごはん食べよう
一緒に昼ごはん食べよう
狼
あ…………
狼
(嘘ついてきたけど……)
狼
俺……本当は人間なんか嫌いなのに人間を食べたりするんだけどな…)
狼
(まぁいいだろう……まずこの人について行ってご飯を食べよう)
赤ずきん
はい、ここが私の家よ
ゆっくりしてってね
ゆっくりしてってね
赤ずきん
狼さん入っていいよ
狼
どうも…………
子供たち
ご飯ご飯！まだぁー？
赤ずきん
もう出来たよ！
はいシチュー。
はいシチュー。
狼
シチュー？
赤ずきん
これは鶏肉やお野菜が入った温かいスープのことよ
狼
は、はぁ
赤ずきん
まぉ食べてみなさいよ
美味しいよ？？
美味しいよ？？
子供たち
美味しい！美味しいっ！
狼
あ……！美味しいっっ！！？
赤ずきん
でしょ〜
おかわりたくさんあるから
みんな、沢山食べてって！
おかわりたくさんあるから
みんな、沢山食べてって！
子供たち
はーい！
狼
おおっ…………はい！
赤ずきん
ふふふっ
子供たち
ばぁいばぁいー！赤ずきんちゃん今日はありがとう！
赤ずきん
また来て欲しいな！
またね！
またね！
狼
あの……
赤ずきん
あぁ、狼くん
赤ずきん
ありがとね
今日狼くんが来てくれてとても嬉しかった
今日狼くんが来てくれてとても嬉しかった
狼
あ…………
狼
俺も楽しかった！！
赤ずきん
……！
狼
あの……また来てもいい？
赤ずきん
えぇ……あっ！
私いつも森の奥にいるからさ……
会いに来てほしいの
私いつも森の奥にいるからさ……
会いに来てほしいの
狼
森の奥ね……
赤ずきん
そこで……私とたくさん遊んで話したりしてみたいの……
赤ずきん
狼くんがどれくらい私とウマが合うかw
狼
う、うん！
赤ずきん
じゃあね
狼
じゃーまたいつか！
赤ずきん
はーい
狼
あの人のいる森……
狼
よし……行くか
狼
…………
赤ずきん
狼くん？
狼
え、あ、昨日の！？///
赤ずきん
やっぱりね！
さ、さ、森行ってお話しましょ
さ、さ、森行ってお話しましょ
狼
は、はい！
赤ずきん
あ！私赤ずきんって言うの！
狼
そ、そうなんだ！
赤ずきん
ええ！
そういえば狼くんって
人間なの……？狼なの？
そういえば狼くんって
人間なの……？狼なの？
狼
俺は……どっちもだよ
狼
狼と人間の血が混ざりあって
俺の体内に入ってる
俺の体内に入ってる
赤ずきん
なるほど……
凄いねこんな狼がいたなんて。
凄いねこんな狼がいたなんて。
狼
ねぇ。こっち来て遊ぼっか。
赤ずきん
うん！
こうして狼と赤ずきんはとても仲良しになり そして…………
狼
赤ずきん……
俺……
俺……
狼
お前のこと好きみたい。
赤ずきん
え！？
狼
俺こんな嫌な狼だけど
お前と出会ってから俺の心が優しい方に動いてったんだ
お前と出会ってから俺の心が優しい方に動いてったんだ
狼
そしていつの間にか毎日お前と喋って笑って遊んで……気づいたら、好きになってた。
赤ずきん
…………
赤ずきん
私も……好きでした。
狼
え！！
赤ずきん
狼くんと喋ると元気をもらえるし明日何話そうかなとか明日は何しようかなとか考えるだけで楽しかったの
赤ずきん
でも会えない時はとても悲しかったの大丈夫かなとか…なんかね
赤ずきん
いつも狼くんのこと……考えてた………
狼と赤ずきんの心は同じだった。
2人は楽しく付き合って生活していった。 少し経つと狼が赤ずきんの家に住むことになった
狼と赤ずきんが一緒に花畑でゆっくりしてた時ある1人の子供がそれを見ていました。
狼
これすごいいい匂い
香水が作れそう！
香水が作れそう！
赤ずきん
あら。可愛いお花ね！
持ち帰ろうかしら……
持ち帰ろうかしら……
子供たち
……？
狼
これは家に置いたら凄いことになりそうだ！
赤ずきん
ほーんと、おかしくなりそうw
子供たち
狼と赤ずきんちゃん……？
子供たち
ただいまお母さんお父さん
村人
おかえり。どうしたの？元気ないじゃない
子供たち
あのねお母さん今日ね
狼と赤ずきんちゃんが仲良くしてた
狼と赤ずきんちゃんが仲良くしてた
村人
は？狼と赤ずきん？
子供たち
うん、花畑で花を摘み取ってた
村人
なんということ……狼が……
ちょっと……あなた！！
ちょっと……あなた！！
そのことは風のように早く広まり 村人がついに狼捕獲に動き出す……！
次回予告(会話が突然切り替わるのでm(_ _)m)
村人
村長！大変です！
狼が赤ずきんの女の子と！
狼が赤ずきんの女の子と！
村人
隣にいて……
村長
なにぃ！？狼だとぉ！？
村長
それは女の子が危ない……
狼は何もしていないようだけどこれから何するかわからん。
狼は何もしていないようだけどこれから何するかわからん。
村長
狼はちと可哀想だが……捕獲するしかないっ
村人
狼を見つけたら知らせろ！
狼
俺は何もしてないっ！
村人
捕まえて！
子供たち
狼はまだ何もしてないよ！
狼
やめろ！
赤ずきん
やだっ！
村長
いいだろう。
村長
お前に生きるチャンスを与えよう。
村長
ただし、そっちの赤ずきんという名の女の子を殺すのと引き換えにな……！
続きは後編にて
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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