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ヌ゙ジ

初めまして!ヌシです!

ヌ゙ジ

前から、Skyでパロディ書いてみたくて(初投稿がコレで大丈夫かな?)

ヌ゙ジ

書いちゃいました!!ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ

ヌ゙ジ

誤字などは見つかり次第修正します! く(`・ω・´)

⚠警告⚠ パロディ・カップリング有 BL要素・性別は無い! クソ長いので半年かけて読んでネ! 何でも許せる方のみ

ヌ゙ジ

あと、ちょっとカオスです(笑)

ヌ゙ジ

それではドウゾ!!
   _(:3」∠)_

ある日の 草原ホーム

ポニテ

ぐふ、ぐふふ、ぐふふふふふふ

オルバ

な、なんて不気味な笑い声なんだ!?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

ポニテ

やあ、誰かと思えばオルバじゃないか!

オルバ

ポニテ...その笑い方怖いからやめたほうが良いよ?

ポニテ

し、仕方ないだろう!

オルバ

そういえば、ポニテ持ってるそのケースはなんだ?

ポニテ

これ?さっき“フレンド”からもらった良いモノだよ!

ケースに並んだ薬瓶から一本を 掴んで取り出し

ポニテ

その名も『恋愛思考精神作用分子配合飲料』、一言で言えば惚れ薬さ!

オルバ

惚れ薬?

ポニテ

口からだろうと、肌からだろうと、この薬を浴びたら最初に見た相手を命がけで好きになってしまうんだ

オルバ

なんだと!?

ポニテ

ぐふふ、この薬を使えば、先輩は
ボクだけを好きに....

オルバ

ポニテやめるんだ!そんな人の心を操るような恐ろしい薬を使っては!!

ポニテ

オルバ、ボクは悪魔の魂を売ってしまったんだ。もう戻れない、もう帰れないんだ!!

ε≡≡≡ヘ( ´Д`)ノ逃

オルバ

あ、ポニテ!!

オルバ

‥‥..こんなもの置きっぱなしにしたら....

オルバ

................オレが持っていっちゃうぞ!!!

いま、オルバは悪魔に魂を売った 修羅の顔をしている

草原のです

オルバ

未だに話しかけるのにも精一杯なのに、ましてや、さり気なくドリンクを飲んでもらうんなんて....

ぱーぱぽ?(何してるの?)

オルバ

ビクゥ゙!!?

オルバ

な、な、なんだ、雀君か...(;´∀`)

ぱーぽ!(なるほど!)

ぱぴー?(ぶっかければ良いんだろう?)

ぱパぽ、ぽーぴぃパッパポー!
(オルバはトロいから、ぶつかったはずみにかけたって"点灯夫"に怪しまれないよ!)

オルバ

それなら、さりげないな!!

2人で組み立てた “さりげない”作戦 とはこうだ

  

「点灯夫〜」と、さりげなく駆け出す

    

さりげなくぶつかる

    

さりげなくぶつかったはずみで、薬をさりげなくかけてしまう

.....さりげなくも、わざとらしい作戦だった

オルバ

ちょうど点灯夫が闇花を燃やしている!!

ぱぁポーー!!(チャンスだ!!)

オルバ

作戦❶発動!

....と、まっしぐらに走りすぎて しまったのが行けなかった

オルバ

点灯夫〜〜

???

うわっ!?

オルバ

ぐはぁ!

ばしゃあ

寝癖

だ、大丈夫ですか?

オルバ

え、あ、好きです!!

寝癖

え、ええええええええ!!??

オルバ

好きだ!名前も知らんけど、たぶん
お前のこと大好きですっ!!

寝癖

ええっ名前も知らないのに!!?

オルバ

はい!恋は突然です!

寝癖

し、信じられない。あのオルバが
ボクみたいな印象の薄い星の子を好きになるなんて........

オルバ

ああ、オレも信じられない♡

なにげに酷いことを言っているが

寝癖

.....い、いいのかい?こんなボクで本当にいいのかい!?

オルバ

こんなオレでよければ!

寝癖

よ、よろこんでっ!

寝癖

(不肖、寝癖!冬だけど春まっさかりです!!)

そんな2人を闇花を焼き終わった 点灯夫が目にしていた

点灯夫

へえ、オルバって寝癖君のことが好きだったんだぁ

恋愛に関する点灯夫の神経は、 かつて栄え滅んだ王国のように鈍だった。

ウィッチ

けっけっけ、楽しくなってきやがったぜぃ

雨林

.....また、ろくでもない謀りごとをしているのか?

ウィッチ

お前にもやるよ

雨林

訳の分からんものは受け取れん

ウィッチ

恋愛指向性精神作用超分子配合飲料、名付けて“チューチュードレイン”

雨林

また、つまらないものを。どうせ欲望まみれの野郎共に頼まれて作った、下らんアイテムなのだろう

ウィッチ

惚れ薬だ

雨林

なぁにぃいいいいいぃっ?!!??

ウィッチ

こいつを飲むか、かぶるかすると、最初に目にした相手に心を奪われちまうという.....って、お前、さっきのライブ映像を見てなかったのか?

もわもわもわもわ... (↑雨林の妄想雲発生)

ツン

今日のデイリー終わったぁ~!!

雨林

ふふ、お疲れ様!

雨林

今日も、雀のキャリーやらで疲れただろう、飲むと良い

ツン

僕に?ありがとう!!

ツン

ん!これ甘いね!

雨林

ツン、私を見ろ

ツン

!! 雨林さん、僕、惑星で一番、いや太陽系で一番好きになっちゃったみたい!!

雨林

私は宇宙で一番君のことが好きだ!!

わもわもわもわも… (↑妄想雲が消える音)

雨林

( ゚д゚)ハッ!

雨林

ま、まさか、この薬、テチに渡してないだろうな!

ウィッチ

そいつは言えねえなあ

雨林

言えっ誰に頼まれてこの薬を作ったか、言え!

ウィッチ

そんなにツンのことが心配なら、
お前が先にドレインを使えばいいじゃないか

雨林

な.....!そ、そんな卑劣なまねが出来るか!

ウィッチ

じゃあ、ここで残る一本のドレインの行方を見物しようぜぃ♪

雨林

うぅ…うう....ううう"......

もわもわもわもわ... (また、雨林の“妄想”である)

ツン

テチさん!!

テチ

今日も、デイリーお疲れ!はい、今日も頑張った君に、これプレゼント

ツン

ありがとうございます!!

ツン

!!、テチさん!ますます大好きっ!

テチ

ハハハっ、そんなこと前からわかっていたさぁ✨

わもわもわもわも…...

雨林

いか━━━━━━━━ん!!

雨林

ツンが!僕の可愛いいツンが!
ウィッチ!これは惑星を危機に陥れる!いや、太陽系すら崩壊する!宇宙が!宇宙すら終焉させられる悪魔の兵器だぞ!!

ウィッチ

お前の脳内宇宙は確実に崩壊しそうだな

雨林

ぐぉ゙あ゙〜っ!ツンっ、ツンん゙ん゙んん゙ん!!

もはや活字に出来ない妄想が頭の中に炸裂し、雨林は床をのたうち回る 脳内倫理規定を突破したR18映像の連続に、ひくひくと痙攣すら起こしている雨林を隣に見ても、ウィッチはしれっとするばかりで、

ウィッチ

これはこれで面白いから、ビデオに撮っておくか

雨林

.......(←妄想から醒め我に返った)

雨林

あ、思い出した。今日のデイリー行かないと

ウィッチ

ん〜、デイリーって昨日終わったばかりじゃ

雨林

うっ....、変更時間までまだ時間があるから念の為、確認をしないとな

ウィッチから立ち去る雨林の手には ピンク色のドレインが

ウィッチ

クククッ、面白くなってきやがったぜぃ

ホーム

雨林

僕はなんでこんなモノを持ち出してしまったんだ....?

雨林

テチに使われるくらいなら、いや、そんな卑劣なまねをするわけには、
いや、いや、いや、ツン.....!
ツン〜〜〜〜っ!!

また、地面を転げ回る

雨林

そ、そうだ!こんな危険な毒薬は処分しなければならんな!だから僕はドレインをウィッチのもとから奪い去ったんだ!そうだそうだ。原罪に捨ててしまおう

雨林は原罪の門に向かって走り出し そして、通り過ぎた。

雨林

ぐお〜〜っ!僕はなぜ、なぜ捨てられん〜〜〜〜〜!!

恋する星の子だからだった

ツン

あ、雨林さん

雨林

ヌハッ!つ、ツンっ.....!

ツン

どしたの?

雨林

なっ、なんでもないっ!

ツン

ねえねえ!パニキ知らない?

雨林

しっ、知らん、僕は何も知らんっ!

ツン

あやし〜な〜、何か隠してる?

雨林

なっ、隠していませんっ!断じてっ!
断じてっ!!

ツン

そお?

雨林

((( ゚д゚)ハッ! 何を隠しているんだ!今こそ、ツンを守るチャンスじゃないのか?!))

雨林

つ、ツン、僕は....!

ツン

あ、もうすぐ変更時間じゃん!雨林さん、またね。パニキどこ行ったんだろ…?

タッタッタッと軽快な足音を立てて、ツンニキは書庫へと走り去って行った

雨林

ツン................

ぽつん、と取り残された 雨林ただ一人。 手には使われることなく残った ドレイン一本。

雨林

ま、まあ、僕はこんな卑劣なドレインは使わないのだ。使いは.........(涙)

雨林

うぉおおおおおおおおおおおぅおぅ!
このままではツンが!ツンがああああああああああああああああああ!

ゴロゴロゴロゴロと、 頭を抱え、うめき声をあげ、 ひたすら地面をのたうち回る雨林であった━━━━ 敬礼。

花鳥ホーム

パッ

ルンルン♪リサイズ買っちゃぜ♪
これで憧れの高身長になれるかな♪

ポニテ

先輩、発見♡

ポニテ

ついに見つけたぁ♡

ポニテ

先輩〜〜!ボクを見てぇ〜〜〜

ポニテの顔が、悪魔に魂を 売ったそれに変貌する

スキップで駆け出したその時だった

雨林

うおおおおぉぉぉぉおおおぉおおお!!
僕はどうすればいいいんだぁぁああああぁぁぁああああああ!!!!

雄叫びをあげて、雨林が花鳥ホーに 飛び込んできた

パッ

ビクゥ゙!?一日3本限定のリサイズ、
たとえ友であっても、これだけはゆずれない!!

リサイズを奪いに来たのかと勘違いしたのか、飲もうとしたリサイズを守ろうとするパニキ。 そんな三者三様の思いを抱えた3人の星の子が激突した。

雨林

ぬおっ

ポニテ

あっ、ボクのドレインがっ!

パッ

いっつ!父さん(?)にも踏まれたことなかったのにっ!

ばしゃっ、と液体が誰かにかかる音がした。ポニテと雨林が凍りついた

ポニテ

(ボクと先輩の瓶が割れたわけじゃないですよね!!?)

雨林

(僕とツンの瓶がわけじゃあるまいな!?)

2人が自分の手のひらを確認した ((ないっ!)) そして2人の体には、ピンク色の 液体はかかっていなかった

ポニテ

先輩!!ボクを見てくださいっ!!!

雨林

ぬおおおおおあああ!!僕の、僕とツンのドレインは!

パッ

あ、これ、雨林のだったの?はい

雨林

おぉ!!助かった

っと、2人の目線が結ばれた

パッ

.....、美しい.‥.....♡

雨林

パニキ、一つお尋ねしますが、
そのアヤシイ目つきはなんですか?

パッ

ララァ、刻が見える.....‥♡

雨林

.......いや、だから、パニキ、
なぜ、そんなうっとりした顔で僕に迫るんですか?

パッ

雨林さ〜〜〜〜〜〜〜ん♡

雨林

やめ、やめ、やめろ!離せ!
男(?)同士で抱擁する趣味は僕にはない!!

パッ

雨林さん!!俺と結婚するのだ!!

雨林

はぁあぁ゙ああ゙あ゙あ゙ああぁ゙ぁ!!??!!

がーん、となったのは雨林だけではなかった

ポニテ

そんな....先輩........!!

がっくりと、この世のすべてに絶望しきった顔をして、ポニテは膝をつく。ポニテは真っ白になるしかない。雪のように、紙のように ひらひらと舞い散るしか。 だが、そんなポニテの裏切られた想いなど、雨林への愛に目覚めまくっているパニキの眼中にはない。

パッ

雨林!これは、命令だ!誇り高き星の子としての使命を果たせなくするぞ!(?)

ツン.......、    ツン...............、      ツン...........‥......、    命令‥……、      命令….....……、        命令………....……、 誇り高き星の子であるところの雨林の心は、まっぷたつに引き裂かれた

雨林

NOぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

そこへ

ツン

あっパニキここにいたんだね...........え?

ツンが目にしたのは、熟したリンゴよりも赤い顔をしたパニキがうっとりとしたまなざしを雨林に抱きついているという、ウルトラうっとうしい光景だった

ツン

あ、き、君たち、そういう関係だったんだ................

雨林

ご、誤解だ!ツンっ!

パッ

もう、雨林ったらぁ、恥ずかしがっちゃって、俺たち、結婚するだよネ

ぶちゅー。 雨林の頬に濃厚なキスを

雨林

............................................................‥

事実、ホームだというのにむんむんと充満しているラブ湿気にツンは 酔いそうになっていた。 見ている自分が恥ずかしくなっている、というヤツだ。

究極持ちといえど、 まだまだ子供である

ツン

......ご、ごめん、邪魔しちゃって!
今日のデイリーは一人で行くから!

雨林

待って!話を聞いてくれっ!

ツン

2人とも、お幸せに!

お幸せに.....  お幸せに...........   お幸せに...................    お幸せに............................

雨林の鼓膜に、ツンの言葉が チャペルの鐘のように鳴り響く どばぁ、っと流れ落ちたのは滝の ような涙だ

雨林

誤解だ!誤解なんだ、ツンン〜〜〜〜!!

ポニテ

何が誤解なんですか.....、
雨林さん........!

死人の目をして、彼の前に立ったのはポニテだ。

雨林

お前がなぜ怒る!?こうなったのも
ポニテのドレインのせいだろう!

ポニテ

ボクの先輩を!ボクの先輩を〜〜ッ!!

めらめらと、めらめらと全身から 暗黒のフォースを立ち上らせているポニテに、雨林の言い訳がましい 弁明など聞こえるはずもなかった

雨林

待て、ポニテ!話せばわかる!!

あまりの殺気に雨林も震え上がるしかない

パッ

そうだよポニテくん、人は分かり合えるんだ

とか言いながら、愛してやまない 先輩(パニキ)が、ぴとっと雨林に 寄り添うものだから

ムカ。

ポニテ

オラ゙ラァアア゙ア゙ァ゙ァ゙ァア゙ァ゙アア゙
༼⁠;⁠´⁠༎ຶ⁠ ⁠۝ ⁠༎ຶ⁠༽彡☆))))Д´) ・∵.

雨林

うおッ!!

問答無用のパンチを皮一枚のところで雨林はかわす...... ことは出来なかった。 いつもなら回避できたはずの ゴリラパンチであったが、今日のは威力が違った。

雨林

あっ!

爆風にあおられ、手にしていたドレインがすっぽ抜けて宙を舞い上がる

くるくるくる............................. ............................................ぱしゃ、

雨林の肌が、桃色に濡れる

パッ

うりん、大丈夫ぅ?

心配してパニキが駆けよる

雨林

あ、ああ、ちょっとドレインをかぶっただけだ......

液体に顔面を濡らした雨林が目にしたのは、

雨林

パニキ..........♡

ぽっ、と雨林の頬が赤らんで、

パッ

うりん........♡

ぽぽっ、とパニキの頬はほんのり 桜色

雨林

結婚しよう、パニキ

パッ

ええ

そして交わされる暑い、 蒸し暑いキス...................................

がーん、と立ちつくしたのはポニテだけではなかった。

マッシュ

し、師匠.......!

お子ちゃまのマッシュには、雨林とパニキの熱いベーゼは対象年齢が高すぎて、目の前で展開されている光景はいったい何なのか、すぐに理解することができなかったのだ。

乙女心(??)のセーフティシャッターが、厳しすぎる現実から目を背けようとしたのかもしれない。 ブレイカーを落とされたロボットのように、マッシュは一瞬で気絶した

雨林

これはこれで助かったというか.....

冷や汗をぬぐう雨林の後方で、 無数の光点が収束を始めていた

絶望の㌐パンチ

花鳥ホームは崩壊した。 Σ(゚Д゚)ダニィ!?)

地面が割れ、いくつも生まれた亀裂の中からもくもくと噴煙が立ち上る

いちはやく脱出したのは 魔女の帽子をかぶった星の子だ

ウィッチ

他人(ひと)の不幸は蜜の味ってね、
ケッケッケッ......................!

最低なヤツはどこまでいっても最低だった。

いっぽう、こちらは書庫にある砂漠

午後になり、デイリーも終わった オルバは寝癖をデートに連れ出していた。

......というか、もうすでに二人は誰もいないエリアにたどりついていた 人を恋しくさせる黄昏の空、 頬にあたる風は冷たく、誰かの熱を求めたくなる

オルバは目を閉じ、そっと唇を寝癖に差し出した

寝癖

ま、ま、ま、ま、待ってくれえぇぇぇ~~~~~~~~~っ!!

パニクったのは寝癖である。 可愛い星の子への興味は人並みに もっている寝癖だったが、 韓流ドラマも真っ青の急展開には、頭を真っ白の真っ白にさせるしかなかった

どんなにイチゴが好きな人でも、 一気に10個も口の中に詰め込まれたら食べれない。 そんな糖分100%な世界の真ん中に いる寝癖は、東西南北すらわからなくなるほど意識が朦朧として、 メロメロのメロメロになってしまうのだ。

痺れを切らしたのはオルバの方であ る。 もう、とかかとを上げて、つま先立ちになる。 あごを上げて、唇を寝癖へ寄せてゆく

三センチ.................. 二センチ........... 一センチ......

(なにをやってんですか、オルバさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!)

ブチ切れたのは、テレパシーを オルバにおくる雀だった。

はっ、とオルバの恋心が正気に戻る というか、自分がなぜこんな場所にいるのか、目の前の星の子は誰なのか、訳もわからなくて目が点になった。

オルバ

あ、おっ、オレ、す、す、す、
すみませんした〜〜〜〜〜〜っ!!

ぴゅーんと、走り去ってゆく

寝癖

な、な、なんだったんだ、
今日は...................

寝癖のほうこそ訳もわからず、ただただポカーンと立ちつくすばかりである。ウィッチの発明も、雀の ド根性には通用しないのだった✌

書庫を飛び出したオルバは、雀の手をにぎり夕闇の迫る雨林をまっしぐらにかけていた

オルバ

ど、どこに行くんだ?

ぷえぁ、...........パアッ!
(決まってるでしょう、...........いたっ!)

雀が探していたのは点灯夫だった。 点灯夫は手に赤色のロウソクをにぎっていた。キャンマラをしていたのだろう

オルバ

(点灯夫さん!)
.......って雀くん、どうするつもり?!

パピーぺぺぺぱ!ぱぃあ!
(決まってるだろう!告白するんだよ!)

オルバ

えっ.................!

(今日のこと、フレンドの間で噂になったらどうする?誤解をちゃんと解かなきゃ、点灯夫に嫌われるかもしれねぇぞ!)

オルバ

そ、そんなのイヤだぁ〜〜〜〜〜!

とか話しているうちに、点灯夫まで五メートルの場所まで近づいて しまった。

ぱぁ、ぺぱパポポッぺ!
(じゃ、後はよろしくな!)

オルバ

えっ、あっ、ず、ずるぅ!!

オルバは焦るが、慣性の法則が彼の身体を運んでゆく。

四メートル、三メートル、 二メートル、一メートル.......

オルバ

(最接近してしまったぁ〜〜〜〜〜!!)

それだけでオルバの顔は真っ赤に なる

オルバ

て、点灯夫っ!!

最初の挨拶から、声が裏返っていた

点灯夫

どうしたの?オルバ君

オルバ

誤解なんだっ!

点灯夫

オルバ

今日のこと、誤解なんだ!今日、ちょっと、オレ、混乱してて........、
だから今日のオレがしでかしたこと、全部忘れてくれっ!

点灯夫

.....う、うん、分かったよ

オルバ

マジすかっ!!

点灯夫

オルバ君が混乱するのは今日に始まった話じゃないし

オルバ

よかったぁ〜〜〜〜

(って、何喜んでるんですかっ!今の
ぜんぜん褒められてないでしょう!笑)

オルバ

(はっ、そ、そうだった.....)

テレパシーで心の声と化した雀の アドバイスにオルバは襟を正す

(告れ!この劣勢を打開するには告るしかない!!)

オルバ

(お、おうっ!)

友に背中を押され、オルバは 一歩足を踏み出した

オルバ

点灯夫っ!

点灯夫

なに?

オルバ

えっと.....、あの.....、オレ.....、
その.......、そのっ.......!//

言うべき台詞はわかっていた。 告げたい想いは胸の中にあふれていた。声は喉までこみあげていた。

オルバ

点灯夫っ!オレ.....!オレっ.......!!//

(言え!今だっ!なんでもいいから言っちまえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!)

オルバ

........オレもキャンマラのルート
こっちだから、一緒に回りませんか?

点灯夫

うんっ

告白が、終わった

.....................................................................

オルバ

(す、すまん〜っ!!)

心のなかで、オルバは謝って謝って謝りまくるしかない。 がけど、

オルバ

(今は、こうやって点灯夫と一緒に歩けるだけで幸せだぁ(*´Д`*))

手さえ握れない。 ほんのちょっと首を曲げれば、彼の顔を見ることができるのに、 それっぽちのことをする勇気も出てこない。

うつむいた視線の先には、自分の足と点灯夫の足が見える。 歩幅を合わせてみた それだけで、オルバの胸には じわじわと温かい気持ちが溢れてきた。

オルバ

(本当に、本当の本当にオレは幸せだぁ〜!。⁠:゚⁠(⁠〃;⁠´∇`⁠;〃)゚⁠:⁠。

誰がなんと言おうと、今のオルバは天界にも昇る気持ちでいるのだった

見てはいけないものを目にしていまい、あわあわしながら飛び出した ツンだが、ぐらぐらと揺れる地響きに、座っていたベンチから落ちてしまった。

ツン

またパニキ達がなんかしたのか?!

Σヽ(`д´;)ノ うおおおお!

当てずっぽうで犯人を決めつけて (事実、当っていた)、地響きのなった方へ走り出した

すっかり崩れ落ちた塀。 蜘蛛の巣のように地割れを走らせた地面。 亀裂という亀裂からもうもうと立ち上がる煙。 強く抱きしめ合い、愛の言葉を囁やき合うパニキと雨林。

パッ

ああっ、運命が俺たちの愛を引き裂こうとしているわ...!

雨林

死んだところで、ぼくたちの愛が
永遠になるだけのことだ

パッ

雨林!俺の最も愛おしい人!!

雨林

パニキ、お前はいくつも死線を共にした、魂のパートナーだ!!

ぶちゅ〜 ლ⁠(⁠´⁠ ⁠❥⁠ ⁠`⁠ლ⁠)

ツン

こ、この世の終わりの光景だ.........

ツンは呆然と立ちつくすしかない。 それは、マッシュもそうだった、

大好だった師匠が.....、 大好だった師匠が.....、(エコー) 自分ではない相手と愛を約束し、 抱擁と口づけをかわそているのだ。 身体の奥で破壊神としてのスイッチが入る音をマッシュは聞いた

マッシュ

テカゲンハ、シナイ...◯ロス…

ツン

マッシュ君、なんで〜〜〜〜っ!?

瞳には、涙。 ツンが見たのは、絶望のあまり、瞳に大粒の涙を浮かばせながら、 かつて恐怖のプロレスラーとして崇められた頃の姿に戻っていた Σ(゚Д゚)ダニィ?!)

マッシュ

㍋チョップ、100/1
(一ぶんの百)〜〜〜〜〜〜っ!!

ツン

それって百倍ってコト〜〜〜〜っ!!(⁠´⁠°̥̥̥̥̥̥̥̥⁠ω⁠°̥̥̥̥̥̥̥̥⁠`⁠)

テチ

ただならぬ気配がして、来てみれば!

テチとミミズクが駆けつけた

マッシュ

もう手遅れです!誰も今の僕を止められないです!ていうか自暴自棄?

今にも、大地にチョップを食らわせようと手を下ろす。 だが、相手の先を制する動きはテチのほうが速かった、

テチ

失礼、

ぷす

マッシュ

あっ

即効性の眠り薬を仕込んだ 吹き矢で、マッシュは眠りに落ちた

ミミズク

間一髪だったね

と、ミミズクの腕の中で、すやすや.....、とマッシュは寝息を立てていた

ウィッチ

(・д・)チッ

つまらなげに舌打ちをしたのは、 花鳥ホームのはるか上空の上

ウィッチ

ここまでかよ。意外とあっけなかったな

上空からことのなりゆきを観察していたウィッチは、やれやれとため息をつくと、羽をひろげて、なんの 反省もなくその場を離れるのだった

そして、ふたたび崩壊した 花鳥ホームでは......

テチ

........なるほど、そんなことがあったのか、

ツン

まったく!ウィッチはどこに行ったんだ!?張本人がいないんじゃ話にならないじゃないか!!(⁠#`⁠Д⁠´⁠)⁠=3

テチ

まあまあツン、悪いことをした者にはいずれ報いがくるよ(^^)

ツン

でもぉ

ミミズク

てち〜、これって残りの薬なのかな?

瓦礫の中からピンクの色の液体の入った瓶ケースを見つけたミミズクが、声をあげる。

誰に使わせるつもりだったのか、 ウィッチの手元に残っていたものだろう、

ガシッと、ドレインをつかんだのはツンだった

ツン

こんなものっ!

怒りをこめ、ツンはドレインを空に放り投げる。 ツンの投げた瓶は、西日の輝きに光り、夕闇に染まりつつある空に一筋の鮮やかなきらめきを描いた

ツン

あー!スッキリした!さ、みんなで、
おばあちゃんのパンでも食べよ!

みんな

はぁ~い

いっぽう、ドレインの行方はいうと

ひゅるるるるるりるるるる................

運動神経も抜群なツンが投げた ドレインは、そのまま物理の教科書に掲載されるほどキレイな放物線を書き、魔女の帽子をかぶった星の子の上に落ちてくれた。

ウィッチ

あ......

ピンク色の液体をかぶったウィッチが見たものは?

━━━やれやれと、と 雨林のおばあちゃんのパンを食べながら、ひときわ大きなため息をついたのはパニキだ

パッ

まったく、今回はひどい目にあったぜぇ〜〜〜〜

マッシュ

師匠が正気に戻れて良かったです!
ていうか、一件落着?

ツン

マッシュ君も正気に戻れて良かった!
ていうか、ある意味、あっちのほうが元の姿なのかも...?

ポニテ

ホント!ボクもヒヤヒヤしましたよぉ!!

テチ

って、なに被害者ぶってんだよ、
お前が

パッ

まったくテチの言う通だよ、
ポニテ!君が持ち出したドレインのせいで、俺は大事なモノを失うとこだったんだぜ!!

テチ

.....って、お前も怒れる立場なのか?

パッ

テチ!!今回は俺、何も悪いことをしてないぜ?だから堂々と被害者面ができるんだよ!アッハハハハハ!

ミミズク

でも、君たちのせいで花鳥ホーム壊れちゃったからね!笑

ミミズク

花鳥ホームの修復は頼んだよ♪ 

パッ

は、はい.....

点灯夫

なんだかわからないけど、大変だったみたいだねえ

テチ

ああ〜、お前の能天気っぷりが羨ましいぜ........

点灯夫

えっ、テチ君、どういう意味?
ぼくのこと、バカにしてるの?

テチ

してるしてる

点灯夫

ぼく、なにもしてないのに~~~!

点灯夫にしてみれば、とんだバッチリだが、テチはふふっと微笑む

テチ

まあ、なにはともあれ、めでたし
めでたしだな

ツン

ねっ!

そんな温かい笑い声が聞こえてくる中、部屋の片隅には、真っ白な 灰と化した星の子がたたすんでいた

雨林

ツン....、僕は......、僕は........!

マンタ

ほー.....

普段、雨林に懐いているマンタも、 今回ばかりは慰めの言葉が見つからなかった。

いっぽう、ドレインを浴びていしまったウィッチが目にしたものはというと.....

ウィッチ

クックック、お前、輝いてるぜ

暗黒竜

ジャキンッ!!

ウィッチ

このぉ、赤くなりやがって、ホントにラブなヤツだぜ♡

暗黒竜

グオォォ゙オ゙オ゙ォ゙ォオオ゙オ゙オォ゙オオッ

このあと彼の姿を見た 者はいなかったという...

ここまで読んだ君に

ヌ゙ジ

うわぁ~、タップ数が400超え…

ヌ゙ジ

お疲れ様です(?)

ヌ゙ジ

あくまでこれは“パロディ”です!

ヌ゙ジ

で、大人の都合で、ちょっとオレが手を加えました...(笑)

ヌ゙ジ

元ネタがヌシの黒歴史なので、
気になる方は直接聞いてくだぜぇ!

ヌ゙ジ

また、気が向いたら
パロディ書こうかな、

読んでくれて

ありがとう!!

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