ソ連
ナチスの後に続きみんなで入ったは良いものの、ここの事なんて一切知らんぞ…
ナチスとアメリカは知識があった様だが… 生憎その2人は居ないらしい。
どうしたものか…
とりま真っ直ぐ突き進んで見るか。 なんか見つかるかもしれん。
部屋は一面黄色であり硫黄の匂いが漂っている。 一歩足を踏み出すとそのカーペットの踏み心地から多少湿っている事が分かった。
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あれから30分もの時が過ぎ分かったのは出口がどこにも無いという事。 そしてこの30分。無駄に体力と水分と精神力を消費したのだと言う事であった。
飲み物も、食べ物も。何も持って来ず手ぶらできたせいで喉を潤す事すら出来ない
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このどこまでも景色の変わらぬ世界を歩き続けるのにも飽き、一旦座ろうとしたその時であった。
尻を床に付けるようにして降ろした腰が、宙に浮くような感覚になったのは。
レベル0のサブレベル"Manila room"
生存難易度class0
浮くような感覚がしたと思うと瞬きのする間もなく別の空間に飛ばされた。
先程の部屋とは違い、黄色い壁ではなくベージュ模様の部屋である。 ドアが3個ほどあり、開けてみると先程の部屋が広がっていた。 その部屋中央に木で出来ている円形の机がありその上には多くの紙が束ねてあった。
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なにやら多くの文字列が並べてあるこの資料はここの説明であるようだ。
レベル 0 - これは現在あなたがいるレベルです。このレベルのユニークな特性は、たとえ同じ場所に立っていても、2 人の放浪者がお互いを見たり交流したりできない隔離効果と、変化する非ユークリッド的性質です。
同じ場所に居ても認識出来ない…つまり俺があいつら4人とほぼ同時に入ったのに確認出来なかった理由はこれか。
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んまぁここは変な性質があって人の姿が見えないらしい。
ふむ…他にも多くのレベルとやらとこのBack roomsとやらの説明が書いてある。
とりあえず、一通り目を通そう。これからまたあんな蛍光音の鳴り響く同じ光景の中で歩き続けるなんてごめんだ。
ソ連
まずBack roomとはfront room(現実世界)と対になる世界であり、稀に現実世界で不安定な空間で転んだりするとここに来てしまうらしい。だがそんなこと中々無いらしく普通生活していればここに来るなんてまずあり得ないとの事だ。
だがそれと同時にBack roomからfront roomに出られるのも可能性が低いらしく、また現実世界に行く前に死ぬ事例がほとんどらしい。
レベルとはBack roomの中にある部屋であり、俺がさっきまで居たのはレベル0。 馬鹿でかい駐車場がレベル1。そのようなレベルがここには沢山あるらしい。
基本は歪んでいる、不自然な壁に思いっきりぶつかればすり抜けて次のレベルにいける…と。 転ぶのも同様。 あとは特定の条件を満たすとかか。
そして一番怖いのが…
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この世界には数多くのエンティティ(化け物)と言うのが存在し、特定のレベルにて襲いかかってくるらしい。 だから銃とかで殺したり威嚇したりしなければならない…と。
空間は、レベルによって大きく生き残れるか変わるらしく、そこの生存難易度が低ければ低いほど助かる確率が高いらしい。
あとは病原菌もあるらしいが、それに関しては空気中に蔓延しており傷がついただけで体内に入ってくるらしい。 だが私たち国の化身はその特性上一切病気やらにはならない。だからこれは心配する必要ないだろう。
この資料に多くのレベルの特徴が書かれている。 これごと貰って行っていいだろうか。
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そしてその資料片手にレベル0へと戻るドアを跨ぐのであった。
コメント
4件
Back roomなんかしっかりは知らないんですけどこれはすごい面白そう!続き楽しみにしています
これ好き! 名前はよく聞くけどどういうものなのか、理解してなかったから助かる🙏✨️ 楽しみに待ってるわよ🥰