コメント
6件
今回もめっちゃ面白いです!
めっちゃ話面白いです(๑•̀ㅁ•́ฅ✨
『だめなこと』第7話
苦手な人、地雷さん回れ右 青黄 病み系のネタあり 休止メンバー出てきます
それでは
れっつごーー!
…ぃ、――――…
――と、!、ぉい…
おい、起きろ…!
黄
?
?
懐かしい声で目を覚ます
黄
反射的に息が出来なくなって 目の前がぼやける
黄
母親
母親
黄
母は投げ捨てるように言葉を発し
僕は目を合わせることが出来ず 縮こまっていくのがわかる
母親
黄
移動しようと足に力を入れるが 体が上手く動かず 母の冷たい視線を感じる
黄
黄
焦りと混乱で頭が回らず 苦しくなって、涙が滲む
母親
見下すような顔をした母と 目が合ってしまう
黄
すると、母が腕を振り上げて
次の瞬間目の前が暗くなった
黄
思わず飛び起きると 目の前にはいつもの僕の部屋があって
夢だと理解する
黄
しばらくの間息が荒くて 昔の事だと分かっていても 手が震えていた
ぴこん
黄
通知が鳴り 僕はスマホを手に取る
黄
今夜の連絡だった
図らずも僕の人気が出てきているようで 最近、こうやって呼ばれることが 増えてきている
黄
承諾の返事を送り、 天井を見つめた
黄
不安が広がって
黄
いつもなら こんなに不安になることはないが 夢のせいで頭がおかしくなってくる
黄
黄
黄
また、胸が大きく鳴り始めて 呼吸が不安定になる
がたん、どさッ、
ベッドから落ちるように出て 棚に向かう
黄
頭が回らないまま 刃を手首に当てる
黄
手に力を込めて 引こうとした時
ぷるるる…ぷるるる…
またスマホがなって ふと画面を見る
黄
それは相方で
僕が画面に触れると 馴染みのある声が聞こえてきた
赤
黄
安心する声に自然と涙が出てきて 呼吸も落ち着いてくる
赤
黄
赤
あやすような声で僕の名前を呼ぶ
赤がかけて来なかったら 今頃、一生残る傷をつけていたであろう
黄
赤
黄
赤
赤は、鼻を啜りながら お礼の言葉を口にする僕に 困惑しながらも優しく声をかけてくれた
赤
黄
僕が落ち着いてくると 赤は新しい話題を持ちかけてきた
赤
黄
先程予定を入れてしまったが、 何か大事な用だったらと思い 聞き返す
赤
黄
会議とかじゃなくて良かったが、 断らなくてはいけなくて 申し訳なく思いながらも
黄
黄
と言うと
赤
赤
そう明るく返してくれて
黄
赤
赤
赤
黄
断ってしまったことを謝り 通話を切った
スマホを置いて辺りを見回す
黄
カッターや棚の物が散乱していた
黄
カッターの刃を静かに戻して 片付けを始めた
第7話おわり