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だめなこと

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だめなこと

8 - #8

♥

1,421

2022年10月15日

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『だめなこと』第8話

苦手な人、地雷さん回れ右 青黄 病み系のネタあり 休止メンバー出てきます

それでは

れっつごーーーー!

ん~、終わった~…

片付けをしたあと、昨日終わらなかった 歌ってみたのMIXを終わらせ 1度大きく伸びをする

時刻は20時半

そろそろ約束の時間となるため、 家を出る準備をし 必要最低限の物を持って家を出た

…わ、さむ

夏もすっかり終わり 少し肌寒い外を1人で歩く

しばらく歩くと今日の相手との 待ち合わせ場所が見えてきて

すぅ~…はぁ~、

1度立ちどまり深呼吸をして 再び歩き出した

…こんばんは

あまり人通りは多くない道で 一人でいた男の人に声をかける

おじ

あ、黄くん?

はい(にこ

間違ってはいなかったようで 胸を撫で下ろす

おじ

早速行こうか

そう言われると同時に腰に手を回され 歩く速度を合わせながら道を辿った

赤side

さみぃ~、

今日はメンバーと飲む予定で 今は待ち合わせ中

とは言っても黄くんが居ないんだけどね

赤くんいっつも薄着だから、w

俺の上着貸すか?

台詞はイケメンなのに そのニヤニヤした顔で煽るように 聞いてくる

いらねーよ!w

はっはっw

しょうもない会話をしていると 最後の一人が遠くから走って来た

おまたせーー!

遅せぇよw

ごめんってw

wみんな揃ったな

じゃ、行こっかー

はーい!

全員揃ったのを確認して 予め予約しておいたお店へ みんなで歩きだした

あれ、?w

お前馬鹿だろwww

何やってんのw

楽しそうな声を聞きながら ふと視線をずらし周りを眺めた

人通りが多い訳では無いが 男女の2人組や俺達のような 数人のグループをちらほらと見かける

…ん、?

その中に、見覚えのある背丈の男の子と 中年ぐらいの男性が 歩いていくのを見かけた

腰に手を回していて あからさまに距離が近いが それが俺には相方に見えてしまう

…気の所為だよね

みんなの会話に入ろうと 前を向き直した時に ちらり、と見えたその男の子の横顔が

俺の勘違いを本当だと言っていて

え、黄くんッ…?

思わず声が漏れた

黄くん?

その言葉に気づいた青ちゃんの視線が 俺の見ている2人を捉える

は…?

ぁれって、黄くんじゃないよね?

俺の勘違いだと言って欲しくて わざと冗談のように問う

いや、あれは…

2人とも?どした?

なんかあったか…って青!?

いつの間にか青ちゃんは 走り出していて みんな、戸惑いながらも追いかけた

黄くんッ…!

…ぇ

その驚いた顔が 俺の問への答えだった

黄side

冷たい空気を頬で感じながら 歩いていると

黄くんッ…!

後ろからいきなり呼び止められ

振り向くと走って来る いつもの5人がいた

…ぇ

とうとうばれた

焦りで何も声に出せない

はぁ…はぁ…これどういう状況、?

何やってんの…黄くん

青ちゃんに真っ直ぐ見つめられ、僕は

何って…

と目線を逸らし呟くだけだった

おじ

お兄さん達誰かな?

それはこっちの台詞なんだけど…

青ちゃんが僕が並んで歩いていた 男を睨む

他のメンバーは唖然としていて この状況を理解出来ていないようだった

おじ

わー、怖い怖い

おじ

おじさんこれから黄くんと予定があるの

おじ

じゃあね

そう言うと僕の腕を 強引に掴んで引っ張る

…いッ

おい待て、その手離せよッ!

すぐに青ちゃんがその腕を掴んで 振りほどいて僕を自分の方へ引き寄せる

おじ

…はぁ、邪魔しないでもらってもいいかな?

黄くんは僕達のだ、どっか行けよじじぃが

おじ

お前ッ…!

青ちゃんの煽るような口調に 男は腕を振り上げた

はーい、ストップ!

今まで何も言わず 僕達を見ていた桃くんが

そろそろやばいと思ったのか 仲裁するように間に立つ

男は動きを止めて桃くんの方を向いた

おじ

ちッ…なんだよお前もか…

黄と、今から何するつもりだったんですか?

桃くんが落ち着いた様子で 質問を投げかける

おじ

何するって、遊ぶんだよ

…遊ぶって?

やだッ、それ以上言わないでッ…

おじ

今からホテル行くの、

おじ

君達も子供じゃないし分かるだろ?

おじ

こんなに疑われて…黄くんからも何か言ってあげて、

……

…本当なのか?黄、

桃くんに問われるが 何も言うことが出来ず 俯いてただ地面を見つめるだけ

黄くん…

青ちゃんの悲しそうな声が聞こえる

おじ

…おい、そろそろ何とか言えよ?

おじ

お前のせいで俺が悪者になってんだろうがッ!

黙り込む僕を見て声を荒らげた

…ッ

がんっ

頭に鈍い音が響いて後ろによろめく

は…?

おじ

はぁ…めんどくせぇ、

おじ

もうこれでいいよ、さよなら

呆れたような声でそう言い捨てると 逃げるように歩いていく

ちょっ、待てよッ!

追いかけようとする青ちゃん の服を引っ張って引き止めた

いい…です、

ふぅッ…は、

分かっていても殴られたことと 母親を重ねてしまい 息が出来なくなる

黄くん…!?

蹲る僕の元へ駆け寄ってきて 焦った様子で僕の肩を抱く

ひゅ、はぁッ…

心配させないように必死で 息を吸おうとするが、上手くいかず どんどん苦しくなる

はッ…ふ、ひゅ…

どうしよ、黄くんッ

落ち着いて青ちゃん

黄くん、聞こえる?

焦る青ちゃんと僕の様子を見て 紫くんが僕の手を握ってくれた

ふッ、ぅ…

目の前がぼやけるが、聞こえる声に 返事をしようとその手を握り返す

黄くん、俺に合わせて呼吸して

すーはー、

はッ…ふぅ、

僕の目を見て一緒に呼吸をしてくれる

紫くんの手が暖かくて、 優しくかけられる声にだんだん 息が安定してくる

すぅ、はぁ…

よかった…

落ち着いた僕を見て 空気が少し緩むのを感じる

すいませんッ…

黄くん、大丈夫…?

青ちゃんが心配そうに僕の顔を覗く

大丈夫です…(にこ

これ以上心配させないように 笑顔を作って立ち上がると

よかったぁ…黄くんッ…

赤が駆け寄ってきて僕に抱きつく

ごめん、赤…

怖かった…

…ごめんッ

…ところで黄、

…はい

小刻みに震える赤の頭を撫でながら 答える

何を聞かれるのかはもう分かる メンバーに話す覚悟を決めて 言葉の続きを待つ

さっきの奴が言ってたんは本当なんか?

ほんと…です

なんでこんな事してるか聞いてもいいか?

はい…

…こんな所で話すのもなんだし

俺の家行こっか、

紫くんの提案で、 みんなで家まで移動する

道中でも僕のせいで 気まずい空気が流れる

正直に話してなんて言われるか

僕の胸には不安だけが広がった

第8話おわり

この作品はいかがでしたか?

1,421

コメント

6

ユーザー

わ〜՞ ̳o̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ ̳՞今回も最高です♡ 続きがめっちゃ楽しみです(><)

ユーザー

ブクマ失礼します!!9話が楽しみすぎる!!!!!!!!

ユーザー

わわっ😢 ̖́-✨ めっちゃ好きです.ᐟ‪‪.ᐟ🥲 連載ブクマ失礼します😵‍💫🫧 最高すぎました🫢😖 続き待ってますっ!🫠💖

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