拝啓 凪さんへ。
託
その一文から始めた この手紙は一向に 進む気がしなかった。
書いては消して、書いては消して
頭の中では思い浮かんでいたよ? 伝えたいこと
杏
凪さんの死を告げられてから 早1年が経過した。
あれから風のように 色々なことが起きていった。
でもそれを手紙にするなんて 簡単のように見えて
むずかしかった。
杏
杏
誰もいないライブハウス
そんな私の声は 小さく響いた。
小さい頃の杏
杏
幻影が見えた。
ステージには凪さんがいて 客席には小さい頃の私がいる。
凪さんの病気を 知らなかったあの時の私
小さい頃の杏
杏
小さい頃の杏
小さい頃の杏
杏
人が亡くなると 夢が無くなる。
「凪さんと歌う」
その夢は 雲散霧消する。
杏
杏
小さい頃の杏
杏
小さい頃の杏
小さい頃の杏
杏
小さい頃の杏
拝啓 凪さんへ
…結構長くなったけど 最後にこれだけは 伝えたかったんだ。
想いを託してくれて ありがとう。
…あともうひとつ
神様、神様
最期のお願いです。
『杏』と
『その仲間』が 私たちを超えてくれますように
凪
凪
凪
いっしょに
声が枯れるくらい 歌えますように。
敬具
コメント
2件
亡くなってもきっと想いは届くはず!!杏ちゃんと凪さんは本当に2人とも大好きって思ってるんだなと改めて思いました〜!