トラゾー
…ね、クロノアさん
クロノア
んー?
休日のひととき、ソファーでくつろぐクロノアさんはスマホを眺めながら気の抜けた返事を返す。 俺は、相変わらずマイペースな人だな、と思いつつ、隣へ腰掛け、クロノアさんの空いてる左手をきゅっっと握る。
トラゾー
話がありまして
クロノア
ん
そういうと、漸くスマホから視線を俺に向けてくれる。 俺のいつになく真剣な声に気付いたからかもしれない。
クロノア
どした?
トラゾー
あのー、その…俺達付き合って、半年経ちましたよね
クロノア
んー、まあ、そんくらい経った?
クロノア
あっという間だねぇ