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全然覚えてますよ!!✨ 前のも好きですが、リメイク版もめっちゃ好きです!
この物語読んだことあるんですけどめっちゃ好きでした❤️続きが楽しみです♪♪😊
僕のことを救ってくれたのは
# 01 . 知らない人
本垢のフォロワー様 四百人記念のリメイク版です
そして個人的に好きな連載です
目の前が真っ暗で 人を怖がる僕のことを 救ってくれたのは
××××でした。
青
桃
青
桃
青
黄
青
黄
僕の周りに誰かがいるのは確かなのに 目が悪いから見えない
青
桃
桃
僕がいるのはきっと裏路地
匂いや空気感から間違いない
そして僕の前にいる人たちからも お父さんと同じタバコの匂い
黄
黄
僕の息はどうしても荒くなる
タバコの匂いはトラウマなんだ
黄
青
僕は急いで立ち上がって 震える足を必死に動かして逃げた
青
桃
青
冬特有の凍てついた空気
黄
黄
元々肺が弱い僕は酷い咳を起こした
黄
沢山走ったことによって ただでさえ息が切れてるから 僕は酸素が足りなくてふらついた
その時に ドンッ という音を立てて 誰かとぶつかった
ガタイからして男の人
黄
殴られるのは嫌だ
黄
きっと逃がしてくれない
僕の人生はきっとここで終わる
青
桃
青
桃
桃
青
あの人は違う人の声が聞こえてきて 少し離れた場所に移動したみたい
そして今は、あの人を 連れていった人と違う誰かが 僕の背中を優しく撫でる
黄
黄
青
黄
青
黄
人から助けられるのに慣れてないから 僕の口からは感謝じゃなく謝罪が出る
本当に呆れる
でもその人は、優しい声で言った
青
黄
青
僕にとってはこれ以上ないまでに 暖かかった
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
青
桃
桃
青
青
桃
桃
青
桃
青
桃
桃
青
桃
青
青
桃
青
青
桃
青
青
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
青
赤
赤
桃
赤
桃
青
桃
青
赤
赤
青
青
赤
赤
青
赤
青
赤
青
青
赤
赤
青
赤
赤
青
青
赤
青
赤
赤
青
赤
黄
黄
目の前が真っ暗な僕にとって 耳と鼻が生きていくため機関だ
その嗅覚から来る情報は 薄くはなっているものの 微かに残る煙草の匂い
聴覚から来るものは 誰かがこの部屋の扉の前にいることだ
いつ入ってくるのか待ち構えていたら 数秒して扉が開く音が聞こえた
桃
桃
黄
僕はやっぱり、大人が怖い
黙っちった
しかも
黄
めっちゃ睨みつけてくる
そんだけ大人が怖いのか 人が怖いのか
まぁ、とりあえず 名前でも教えるか
桃
桃
桃
桃
黄
桃
あれ、肩のとこゴミ?ついてる
桃
黄
桃
黄
黄
桃
桃
黄
また黙って睨みつけられちゃった
まぁ喋ってくれるの気長に待つか
桃
黄
桃
黄
しまった
桃
ハッキリ喋れや
ごめんなさい゙ッッ゙!!
ちゃんと喋るから、っ゙… もう許してっ゙ぇ…
そんくらいで いちいち泣くんじゃねぇよ 鬱陶しいな
誰のせいで、流歌が… 死んだと思ってんだよ゙ッッ゙!!
僕゙、っ゙…がぁッ゙ うまれ、ッ…た…から、ッッ゙…
よく分かってんじゃねぇかよ゙ッッ゙!!
…っ゙は、ッッ゙ぁ…
黄
黄
桃
桃
しくった
腹減ってんなら 軽食でも作ろうと思って 聞いたけど言葉がキツすぎた
言葉使い直す癖をつけよう
なんて考えていたら扉が開いた
赤
赤
人の事となると手段を選ばない 鬼が来てしまった
桃
黄
赤
赤
黄
赤
そう言って抱きしめる赤の様子は 父親のようだった
黄
赤
赤
黄
そうやって泣き崩れる図は 子供そのものだった
赤
赤
黄
赤の膝を枕にするように眠りこけた
赤はそいつの頭をゆっくりと撫でた
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
桃
# 02 . 僕の過去
本垢フォロワー様400人記念という 結構前の連載なので 忘れてる人or知らない人が 多いんじゃないでしょうか