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【ドズルsaid】

最近、ぼんさんの様子がおかしい。

話しかけても上の空だったり、 ため息ばっかりついている。

ドズル

大丈夫?

ぼんじゅうる

…大丈夫だよ。

僕や誰かが心配して、声をかけても 素っ気ない返事しか返ってこない。

その様子から、何かを隠しているようにも 見えた。

僕已然にも、後輩組だって そのぼんさんの様子に気づいていた。

おおはらMEN

何かあったのでしょうか?

おらふくん

実は、好きな人がいますとか!?

ドズル

ぼんさんだから、あり得そうだけど、
それなら言うよね?

おんりー

そうですね。

おんりー

あと、ぼんさんが
ああなっているのも、
最近の事ではありません。

ドズル

どうして?

おんりー

以前、ぼんさんのお宅に
お邪魔したとき、

おんりー

僕が席をはずすと、
ずっとため息をついていました。

ドズル

なるほど……。
ぼんさんもぼんさんなりに
悩んでるんだろうな……。

おおはらMEN

一回、聞いてみます?

おおはらMEN

返事として明確じゃなくても、
何か手がかりは、
掴めるかもしれませんよ?

ドズル

そうだね。僕が聞いてみるよ。

おんりー

それがいいですね。
ぼんさんも
「ドズルさんなら」
って、思うかもですし。

ドズル

うん、任せといて。

後輩組と別れてから、 僕はぼんさんに話しかける隙を伺う。

ぼんじゅうる

はぁ………

ぼんさんが、またため息をついた。 チャンスは今しかないと思い、 僕はぼんさんに話しかける。

ドズル

ぼんさん。

ぼんじゅうる

んー?何?

ドズル

気晴らしに屋上で、お話しません?

ぼんじゅうる

どうして?

ドズル

少し疲れているようですし。

ドズル

後輩組も心配してましたよ?

ぼんじゅうる

……分かった。行こう、ドズさん。

なんとか、ぼんさんを連れ込むことに 成功した。

2人で屋上にあったベンチに腰をかける。

無理に聞きたくはないので、 ぼんさんから話してくれるのを待つ。

すると、ぼんさんが口を開いてくれた。

ぼんじゅうる

ドズルさん。
心配かけててごめんなさい。

ドズル

どうしたの?

ぼんじゅうる

だって、連れてきたのって
ため息の理由を聞くためでしょ?

………っ。そう聞かれて言葉がつまる。 けれど、今は正直に言う方が良さそうだ。

ドズル

うん、そうだよ。

ドズル

自分1人で悩みを抱えてるのも、
それはそれで辛いでしょ?

ぼんじゅうる

その……悩みってほどでは
ないんですけど。

ドズル

別にいいよ。それでも。

僕がそう言うと、 ぼんさんは覚悟したかのように 語り始めた。

ぼんじゅうる

僕、恩人がいるんです。

ドズル

恩人?

ぼんじゅうる

そう、それも小さい頃に
僕が虐められてるのを
助けてくれた人で。

ぼんじゅうる

そういや、
お礼を言ってなかったなと
思い出して。
それで、今に至ります。

ぼんじゅうる

あの子に会えたらなって。

ドズル

なるほど……
ぼんさんにしては真面目ですね。

ぼんじゅうる

だって、
それが初恋というもの
だったりするから。

ドズル

………ぼんさんにも、
そんな可愛い時代があったんですね。

ぼんじゅうる

そりゃあな。

ドズル

それより、リフレッシュできた?

ぼんじゅうる

まあ、ドズさんのおかげでな。

ドズル

なら、良かった!
みんな待ってるし、戻りましょ!

ぼんじゅうる

おう、戻ろっか。

オフィスへと戻ったあと、 おそらくぼんさんのことで、 そわそわしてるであろう

後輩組の様子を見ながら、 今日中にしなければならない作業を進めた。

22時。仕事も終わり、家に帰ってきた。

そういえば、後輩達にぼんさんのことを 伝えておかないと。

忘れないうちにと思い、 僕はメッセージアプリの グループトークを開いた。

ドズル

お疲れ~

おおはらMEN

お疲れ様でーす。

おらふくん

お疲れ様です♪

おんりー

こんばんは。お疲れ様です。
ぼんさんの件は、
何か掴めましたか?

ドズル

何となくは手にいれたよ!

おらふくん

さすが、社長!仕事が早い!

おおはらMEN

それで?手がかりというのは?

ドズル

それがねぇ、
ぼんさんは過去に何か抱えてるみたい。

おんりー

過去ですか……
少し難しいかもしれません。

困ってるみたいだね?

ドズル

困っているのには変わりないですが、
貴方は一体、何者ですか?

そう言われると、言いづらいな……

マスター

俗に言う【ゲームマスター】です。

マスター

Mr.Mと呼んでくれ。

おんりー

どうしてここに?

Mr.M

よくぞ聞いてくれたな。

Mr.M

ぼんじゅうるとやらの
過去について探っているのだろう?

ドズル

そうですが、何か?

Mr.M

そこでだ。
君達を今から過去の世界に
飛ばしてやろうと思って。

おんりー

なるほど…ゲームマスターだから
こそ簡単にできることですね。

Mr.M

そういうことだ。

ドズル

なんか怪しいなぁ。😒

Mr.M

怪しくないって。
私は、神的なアレと
同じような存在だからね。

Mr.M

さてと、君達。

Mr.M

過去の世界に送ってほしいかい?

ドズル

うーん……どうする?

おおはらMEN

信じにくいですよね。

おらふくん

でも、ぼんさんの為なら
仕方ないのかなぁ?

Mr.M

考えてるところ悪いけど、
最初から君達に
拒否権はないからね。

おんりー

じゃあ、何で考えさせたのよ😅

Mr.M

では、最後に約束してほしい。

ドズル

って、話進めてるし(笑)

Mr.M

静かにしてくれないか?
次は、とても重要な事だぞ。

Mr.M

過去の世界から
現在の世界へと戻るには、
君達が、目的を果たすことが
最も大切である。

Mr.M

それでは、頑張ってくれたまえ。

【完】ドズル社探偵団~2人の記憶~

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