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乙竹
ドアの外から聞こえるうるさい声
乙竹
ピンポーン
ピンポーンピンポーン
ピンポーンピンポーンピンポーン
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン…
鳴り響くチャイム
川井
川井
そう思う僕
そう、この僕がこの物語の主人公
川井 芥木
41歳 バツイチの売れない小説家
でも、今年こそは…
そう言いたいが、担当の編集者から逃げるような僕は今年も無理だ
だけど小さい頃からの夢は失いたくない
乙竹
乙竹
この怒り気味な声が聞こえ僕はドアスコープを覗く
そこには担当編集者の乙竹 英志さんの姿はなかった
川井
川井
川井
川井
急いで机に座り鉛筆を持つ
…
しかし、手がなかなか進まない
というかアイデアが浮かばない
貧乏揺すりが止まらない
川井
川井
川井
川井
動きやすい靴を履いて外へ出た
そして公園へ向かった