あの日から何週間かたった
あたりは桜のつぼみがつき始める頃で
山の雪は雪解けをしかけていた
だが、しかし
私の心はまだ凍ったままで 一向に雪解けすることは無いだろう
私の心の中には彼の姿が映し出される
一度も忘れたことは無い
思い出がフラッシュバックのように
毎日ふとしたところに、思い出す
元々友達が少ない方ではなかったので
たくさんの友達から心配された
だけれど、大体の人には
失恋というのが怖くなって
本当のことを話せなかった
でも、そんな私にも
目を疑うことに遭遇する
柊羽くんはどこで何をしているのだろう
私のために最後まで優しかったあなたは
今どこで生きて どこで笑ってるのだろう
私なしで生きていけるのだろうか
もう忘れなきゃいけないのは分かってる
だけど、あなたに会いたい
会いたくて会いたくて心が痛い
毎日彼のことを思い出して、 涙が溢れるの
私だけに優しく笑うあなた
私だけに問いかけるあなた
ふわりと抱きしめるあなた
胸が締め付けられる
優羽
周りに聞こえない小さな声で
少女は強く念じながら言った
あの日同じように
先生
みんなに嬉しいお知らせがあるぞー
えーなんだろう笑笑?
赤崎
先生
赤崎
莉瑠
赤崎
先生
先生
先生
え?
こんな時期に?
耳を疑った
まぁ、きっと仲良くなれない
莉瑠
赤崎
赤崎
莉瑠
赤崎
笑笑
クラスのみんなが笑い出す
どんな人だろ
別に仲良くする気ないけど
いい人だったらいいな
私は妙に澄んだ青い空を見ながら そう思った
先生
お願いします
目を疑った
涙がこぼれ落ちそうになる
夢にまで見た、彼の姿だった
柊羽
柊羽
柊羽
優しく柔らかい微笑み
目の奥には美しい海の色をした青い瞳
金髪のサラサラした髪の毛
外国人のような見た目の彼
柊羽くんだ…どうして?
夢の中だけじゃなかったの?
なんで?
頭の中でハテナがぐるぐると回る
考えても考えても柊羽くんがいることが 分からない
どうして、柊羽くんがそばにいるの
教えて、柊羽くん
先生
先生
先生
先生
柊羽
彼が、私の方へ視線を送る
以前と変わらない優しい笑顔
柊羽
柊羽
にっこりと、笑ってくる
優羽
優羽
ポロポロと涙が溢れてくる
赤崎
赤崎
わらわらとみんなが集まり
私の心配をする
優羽
優羽
優羽
琉楼
優羽
琉楼
琉楼
優羽
会いたかったよ柊羽くん
私はもう一度彼の方へ視線を送る
柊羽
柊羽
柊羽
優羽
優羽
柊羽
柊羽
柊羽
柊羽
なんだ、悪い人じゃなかったのか
良かった、生きてて
優羽
体の力が抜けていく
涙を止まらせなくするのは いつもあなただった
でも、今度は笑わせてくれるよね
大好きだよ
愛してる
ずっとずっと
これから先、どんなことがあっても
今日も青く澄んだ淡い雲ひとつない青空
私は今日から
ずっとあなたと一緒に生きていきます
神様、仏様ありがとう
みんなも恋愛楽しんでね
おやすみなさい現実世界。 こんにちは夢の世界。
ーENDー
お話はここまでです
やっと完結しましたよ
皆さんどうでしたか??
楽しんで貰えてたら幸いです😭
この物語を作るのにそんなに時間はかかってはいないんですけど
皆様のおかげでここまで連載することが
出来ました
ありがとうございました
この後、少し後日談が出ますので
それもお楽しみください
♡もコメントもお待ちしております
物語の感想聞かせてください
続編も出ますので
また、見に来てください
ここまで見てくれてどうも ありがとうございました
↓↓↓
🙇
ーENDー