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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

こんちゃす

今回はまさかのコンテスト参加です。

さつき(ママ)

おぉめずらしっ

僕の尊敬様リリン様のコンテストっす。

さつき(ママ)

書くのうますぎるよね。ほんと。

神だと思ってます(?)

さつき(ママ)

おぅ…?

今回は体調不良部門の参加です!

みんな大好き奇病パロ☆

さつき(ママ)

死ネタ注意です〜

そんじゃ本編行ってみよ☆

※このお話はフィクションであり、ご本人様とは一切関係がございません。

※主のオリ奇病が出てきます。苦手や方は今すぐこれを閉じましょう。

誰もが一度は聞いたことのある言い伝え。 「流れ星に3回願い事をするとその願いが叶う。」

そんな、流れ星の様な病気。

「散在流星症候群」

星に3回願い事をするとその願いが叶う。 幻のような病気。

でも、その代償を知る者はほとんどいないのだ。

医者

ほとけさんは、もしかすると……散在流星症候群かもしれません…。

初めて聞く言葉だった。

そして、

医者

これからは、願い事をしてはなりません。この病気はそういうものです。

美しい名前とは裏腹に、 残酷な病気だった。

医者

これから、貴方が3回夜に願い事をすると、なんでも叶うようになります。

医者

ですが、その代償として、
身体に星が埋め込まれるのです。

医者

その星がやがて星座になり、貴方が一粒星を落とすと同時に、貴方と、貴方に関する記憶全てが全人類から消えます。

医者

現在、分かっているのはこれだけで、治療法は見つかっていません。

深く聞けば聞く程意味の分からない病気。 「なんでも願いが叶う」など、 子供だましの様な不思議な病気。

僕にとっては、最悪な病気だった。

医者

ほとけさんは、もうかなり星が埋め込まれています。これから願い事をするのは避けたほうが良いかと。

小さい頃から、星が好きだった僕は 流れ星にお願いする事が多かった。

それは大人になってからも同じで、変わらず、 流れ星を見かけたら願い事をしていた。

それが、今になって仇になった。

ほとけ

は……い。気を付け、ます。

僕にとっては、おまじないの様な物だったのに。

僕は、放心状態で家に帰った。

ほとけ

んー……散在流星症候群……ねぇ…

ベッドに体を預け、スマホを見つめる。 少しでも、この病気について知りたかった。

ほとけ

まぁでも、願い事をしなければいいだけっぽいし…大丈夫、かぁ……

こんな無責任に適当な事を言うのは、 きっとそうやって自分を安心させる為なのだろう。

自分に言い聞かせる事で、それが自分にとっては 最悪な物だと自覚したくなかった。

ほとけ

……ねがいごと…

小さく呟いて、それを消し去るように頭を振る。 もう、考えるのは辞めておこう。願い事をしたら、 もう皆といれなくなっちゃうんだから。

ほとけ

僕は大丈夫。

不安な心に蓋をしたくて、そう口にした。

そこからは、僕は狂ったように 自分の想いに蓋をするようになった。

ほとけ

ん〜…配信終わり〜……

ないこ

おつかれ〜

しょう

おつおつ〜!!

ないこ

いやぁ…告知上手くいって良かったね〜

りうら

それな!!緊張したぁ〜……

ないこ

うん。これからもがんばろー!!

ほとけ

うん!僕これからも皆とー…

待って、これを願うのは何回目?

そう想い言いかけた言葉を飲み込む。 これは良く言っていた為、怖かった。

ゆうすけ

……ほとけ?どしたん、

ほとけ

あ……う、ううん!なんでもない!!

皆も、僕の様子がおかしい事には薄々気づいてたみたいで、良く心配させてしまった。

でも、話してしまうと、「これからも一緒にいたい」 という願いをして、消えてしまいそうで、 大丈夫と何も言わずに突き通した。

なんでも叶うなら、「これからも一緒にいたい」だって 叶うかもしれないけど、消えてしまうリスクと重ねて、 ちっぽけな僕には試す勇気なんて無かった。

ほとけ

(あーあ、なんだか、)

ほとけ

(凄く、変な気分。)

ゆうすけ

そか、なんかあったら言ってな!

ほとけ

う、うん、ありがと!

「願い」とは、こんなにも切実で、 こんなにも苦しいものだったのか。

でも、気を付けてと言われようと、 「願い」なんてよく分からないもの、どうすれば。

いくら考えても、答えに辿り着く気配はない。

ほとけ

(…考えるだけ無駄かな。)

そんな風に思った。

またみんなと"笑いたい"

とある日の夜、僕は星を眺めていた。

僕の光る星達は思っていたよりずっと多くて、 前よりも増えていたような気がしたから。

無意識な「願い」はどうしようもない。 叶ったとしても良く分からない。

ほとけ

「僕」は何を願って

ほとけ

何を、感じて

ほとけ

生きて、いたんだろう。

こんな抽象的な問題に答えはない。 僕自身にも分からないなら、誰にも分からない。

自分が、病気という大きな存在に操られている。 そんな不気味な感覚が僕を襲う。

ほとけ

段々、辛くなるのもこのせい?

こんな事を、言ったって、どうせ意味は無いのだ。

誰にもバレ"ないで"

思ったより長いので前編、中編、後編に分けようと思います。すんません。

さつき(ママ)

最後までお付き合い下さいませ〜

って事で中編で!

じゃねばい!

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