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※百合
※この物語はフィクションです
たまき
まいと別れて私は家に向かって歩き出した
外はほどよく冷たい風が吹いていて心地よかった
たまき
たまき
穏やかな気持ちで家路に着いていると、曲がり角の奥から何やら騒がしい声が聞こえた
たまき
いつもは曲がらない道をこっそりと覗いてみると、そこにはよく知っている人物が居た
たまき
たまき
久しぶりの天使に少しテンションが上がる
たまき
そう迷っていると私はその側に居る人物を見つけた
たまき
たまき
たまき
たまき
なんだか不自然だ。まるで顔を意図的に隠しているような…
たまき
そう疑った瞬間強い風が吹いた
謎の女の子の髪がなびき、一瞬だけ顔が晒された
一瞬だった。でも私にはその一瞬で十分だった
たまき
そこから覗いたのは驚くほど冷たい、無機質な顔
何かを見定めるような目で一点を見つめる癖
その人物が誰なのか分かりたくなくても分かってしまった
たまき
ゆの
かれんと別れた直後、何やら嫌な予感が第六感を刺激した
本能的に振り返ると、曲がり角のところにある人物が居た
見飽きた、最も不愉快な人物
今村環(たまき)
ゆの
ゆの
ゆの
ゆの
絶対に逃しちゃいけない
だから念入りに対処しないと
ゆの
☆
ゆの
たまき
本能的に走って逃げてきてしまった
私は肩で息をしながら状況を整理する
たまき
他の人だったらまだいい
でもよりにもよってあの子だ
たまき
たまき
状況、距離的にも確実にかれんとゆのは話していた
偶然ゆのが通りかかったわけじゃない
たまき
たまき
考えたってわからない、解決しない
妄想じゃない。事実を知るべきだ
たまき
その瞬間嫌な妄想が過ぎる
たまき
たまき
考えただけで吐きそうだ
もうどうしたらいいのか分からない
たまき
たまき
あの時のまいちゃんの顔は嘘じゃ無い
私はまいちゃんに電話をかけようとした
…が、少し遅すぎたみたいだ
ゆの
たまき
いつまでも耳に残るわざとらしい甘ったるい声
嘘つきの目
ゆの
浅倉悠乃だ
たまき
怖い
ゆの
怖い
たまき
ゆの
驚くほど冷たい顔。彼女は知っているんだ私たちの計画を
いやそれだけじゃない。もし2人(かれんとゆの)繋がっていたら、首謀者はゆのの可能性だってある
ゆの
たまき
ゆの
この言い方的にまいはゆのと繋がっていないみたいだ
たまき
たまき
ゆの
そう言ってゆのはしばらく考えふりをした
そしてゆのはわざとらしく名案を思いついたというふうに言った
ゆの
たまき
思いもよらない場所だった
ゆの
たまき
ゆの
たまき
そう言ってゆのはこちらの反応を伺う
私は動揺した、知っているんだ。いや、調べているんだ
たまき
たまき
たまき
ゆの
ゆのの口角が下がる
た今までの顔からでは想像もつかない冷たい顔で答えた
ゆの
たまき
たまき
たまき
浅倉悠乃
可愛らしく愛嬌があり、誰にでもフレンドリー
でも目の奥では人を見下しているし、けっこう悪口も言う。それも自分が悪くならないように
たまき
たまき
たまき
分からない
私に今できることはまいに連絡することだけだ
もうすぐ全てが明らかになる
たまき