主
今回はしゆんくん視点です!
しゆん
たでーまー
そうま
しゆん、遅い。
しゆん
ごめんごめん。
俺が学校から帰ったらもう、リビングにみんなが揃っていた。
しゆん
あれ?まひとは?
そうま
部屋。今呼んでくる。
しゆん
ア、リョーカーイ
そまが静かに部屋から出ていったのを見計らって、雑談をしている2人に聞く。
しゆん
ねぇねぇ、大切な話って何?
ゆきむら。
しゆんさんも聞いてないの?
知らねーんだよ。僕達も。
知らねーんだよ。僕達も。
ばぁう
俺らも帰ってきたら、ここで待っとけしか言われてねーんだよ。
しゆん
そんなに大切な話?
ばぁう
わかんねー。
そうま
お待たせ。
まひとくん
お待たせー!
ごめん寝てた!
ごめん寝てた!
まひとそまが降りてきたことによってリビングに全員が集まった。
そまが俺たちに椅子に座るよう、促す。
ばぁう
大切な話って?
そうま
これなんだけど、、、
俺たちの目の前に一通の手紙が置かれた。
ゆきむら。
そまさん、これ何?
そうま
わかんない。
帰ってきたらポストに投函されてたんだって。
帰ってきたらポストに投函されてたんだって。
しゆん
そまが見つけたんじゃないの?
そうま
俺は違う。
まひとが見つけた。
まひとが見つけた。
ばぁう
まひとが?
全員の視線がまひとに集中する。 視線を逸らしながら、まひが恐る恐る口を開いた。
まひとくん
そう。
僕が見つけた。
帰ったら、ポストに入ってて。
僕が見つけた。
帰ったら、ポストに入ってて。
まひとくん
それだけなら、まだ良かったんだけど、裏に、
しゆん
裏?
まひとくん
うん。騎士さんへ。って書かれてて。
ゆきむら。
は?
ばうちゃんが勢いよく手紙を裏に向ける。
そこには、言われた通り、 騎士さんへ。 と書かれていた。
ゆきむら。
嘘、だろ?
しゆん
ちょっと待って。
何で住所バレてんの?
何で住所バレてんの?
そうま
それは、わかんない。
そうま
だから、まだここにいる奴全員この手紙を読んでないから、みんなで読もうと思って。
全員が呆然と手紙を見ていた。
そうま
開けるぞ?
その声に反応できたものなど、いなかった。