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1件
ねぇ、何で....?
スマイル
きんとき
信じてたのに....
シャークん
きんとき
スマイル
シャークん
スマイル
ねぇ、スマイルのせいなんでしょ?
分かるよ全部....、幼馴染なんだから....
変な噂を流したのも
きんときが俺を避けるようになったのも
シャークん
酷いよ....
俺
スマイルに何かしたの....?
シャークん
シャークん
スマイル
あぁ、その顔が見たかった
好きな人を取られて 挙句のはて付き合ってもない人と 付き合ってる噂を流されて
シャークん
ごめんね、シャークん 俺はただ
君に俺を羨んで欲しいんだよ
そして、嫉妬して妬んで恨んでよ
俺と同じように
スマイル
きんとき
楽しいなぁ、でもやっぱり 物足りない
シャークん
今更どうして近付いてくるの....? お願いだから近付かないで 少しでも期待してしまうから....
きんとき
スマイル
きんとき
何で期待しちゃったんだろ....
きんとき
保育園の時から ずっと好きだった
白い肌に小柄で華奢な身体も 綺麗なエメラルドグリーンの瞳も 少し天然で抜けているところも
全てが俺の心を一瞬で奪った
だから、振り向いてもらえるように 勉強も運動も頑張った
そしてあの日やっと 振り向いてもらえたと思った
けど....
きんとき
シャークん
好きな人と二人きりで 意識しないはずもなく 少し会話がぎこちなくなってしまう
シャークん
折角二人きりなのに 出る話題はスマイルばかり
そりゃ、二人きりになっている理由が スマイルだったとしても 会話をずらしたりして 暇つぶしすればいいものを 緊張して頭が回らず スマイルの事しか話せない
それなのに今シャークんの頭の中は スマイルの事を考えているという事を 思うと少し嫉妬してしまう
何もできない自分のせいなのに スマイルに嫉妬してしまう自分が 醜くて情けなくてしょうがない
もっと俺を見てほしい そんな欲が俺の頭の中を支配する
スマイルだけしゃなくて もっと....
きんとき
つい溢れ出る本音が 口に出てしまい、手で口を覆い隠す
バレていないかとシャークんを 見てみると 顔が赤くなりながら 綺麗なエメラルドグリーンの瞳が 俺を見ながら大きく見開いていた
シャークん
小声では言っていたものの、 彼には聞こえてしまっていたらしく あまりにも想定外のことが起き、 自分の顔が真っ赤に なるのが分かる
きんとき
....
きんとき
バレてしまったのなら いっそのこと告白してしまおうか、 でもどう告白すればいいんだ....?
と、ぐるぐると必死に頭の中を回転させると
シャークん
と、顔を真っ赤にしながら シャークんは俺を見つめてくる
きんとき
誤魔化したとしても 此処にはシャークんと俺しかいない 変に何か言ったら好きバレするだけ それならいっそ 自分の口で好きと言った方がマシだ
シャークん
きんとき
シャークん
少し喜んでいるように 見えるのは俺が都合よく解釈している だけだろうか
きんとき
きんとき
きんとき
付き合ってくれませんか? そう言おうとした時
シャークんが俺に目掛けて飛び込んできた
ギュッ
きんとき
シャークん
きんとき
シャークん
きんとき
きんとき
緊張で固まっていた身体から 力が抜ける
シャークん
シャークん
そう言うとシャークんの顔がいきなり 近くなり頬に何かが当たる感触がした
きんとき
そう、俺は頬にキスをされていた
きんとき
そう言って俺は 彼にキスをする
シャークん
チュッ
ただのキスだけじゃ 仕返しにはならないと思い 少し開いた口に舌を侵入させる
レロッ
シャークん
きんとき
シャークん
シャークんの反応が 可愛すぎてもうすこし苛めたくなってくる
シャークん
シャークん
きんとき
よそ見をするシャークんに 俺は少し悪戯をする
シャークん
さっきより少し激しく 舌を動かしてみる
シャークん
きんとき
シャークん
苦しくなったのか 俺の肩を優しく叩く
きんとき
シャークん
きんとき
シャークん
ようやく叶った恋だと思った
やっぱり初めから こんな恋なんて報われるはずなかった
きんとき
この気持ちどうすればいいの....
ねぇ、シャークん 責任とってよ
スマイル視点
スマイル
ついシャークんと目があった反射で 逃げ出してしまった
スマイル
どうしていつも君なんだろう
スマイル
ねぇ、この感情どうやったら 収まるの?