千冬
…っ
ここは何処だ…
ここは何処だ…
背後から後頭部を殴られているせいか ズキッズキッと痛みだす
薄暗いところから 靴の音が聞こえる
コツコツ
千冬
誰だ…
春千夜
お目覚めみてぇだな
千冬
誰だテメェ
春千夜
オレが誰だって?
そんなの知る必要ねぇな
そんなの知る必要ねぇな
春千夜は千冬に銃を突きけ ゆっくり口を開く
春千夜
テメェに合わせたい奴がいるから
大人しくついて来い!さもないと…
大人しくついて来い!さもないと…
千冬
分かった…
竜胆
三途だと心配だからオレも行く
千冬
もう1人居たのか!
竜胆
あ?オレはずっと居たけどな
後で兄貴も来るぜ
後で兄貴も来るぜ
千冬は大人しく2人の言う通りした
千冬
(一虎クン…帰りそうにないです)
2人に連れらた部屋は暗く 不気味な部屋だった するとペタペタとこっちに歩いてくる白髪の小柄男性だった その姿を見て千冬は驚いた
千冬
!?
千冬は言葉を一瞬失った 何故ならかつて東卍の総長で『無敵のマイキー』と呼ばれたマイキーこそ佐野万次郎が変わり果てた姿で千冬の目の前に現れたのだから
マイキー(梵天)
久しぶりだな千冬
一虎は元気か?
一虎は元気か?
千冬
マイキー…くん
どうしたんスかその姿
どうしたんスかその姿
マイキー(梵天)
なに?そんなに驚いてるんだ?
久しぶりの再会だって言うのに
久しぶりの再会だって言うのに
千冬
…そうですね
千冬はマイキーを見て恐怖感を覚えた 東卍で輝いて『無敵のマイキー』ではなく今、自分の目の前に居るのが冷酷で冷徹な顔をして居る
マイキー(梵天)
千冬、悪いがお前には人質になってもらう!妙な真似したらどうなるか分かるよな
千冬
はい…
マイキー(梵天)
三途と蘭に千冬の監視役をやって貰う
春千夜
了解です
蘭
はーい♡
千冬
その代わりに電話させて下さい
一虎クンに
一虎クンに
マイキー(梵天)
いいだろう…
春千夜は千冬のスーツのポケットから スマホを取り出しスマホの画面に一虎の名前が表示されてるボタンを押した
一虎のスマホが鳴る
一虎
もしもし…
千冬
もしもし一虎クンですか
一虎
千冬!どうしたんだよ!
今、何処にいるんだよ!!
早く帰るって言うたくせに9時回ってるぞ!!
今、何処にいるんだよ!!
早く帰るって言うたくせに9時回ってるぞ!!
千冬
一虎クン…
よく聞いて下さい…
オレは戻れません…
よく聞いて下さい…
オレは戻れません…
一虎
はぁ?なんだよそれ?
…ざけんな…(低い声)
…ざけんな…(低い声)
一虎は電話越しで千冬に怒鳴る
一虎
ふざけんなよテメェー!!
戻れないってなんだよ!!?
あァ!千冬、場所教えろう!今から向かうからよ!
戻れないってなんだよ!!?
あァ!千冬、場所教えろう!今から向かうからよ!
千冬
やめろバカ!殺されるぞ一虎!
一虎
だからなんだよ!
オレは千冬を助けたいだから場所教えろ!!
オレは千冬を助けたいだから場所教えろ!!
千冬
それは…
電話が切れた
一虎
もしもし!千冬!
もしもし‼︎チッ電話切りやがって
もしもし‼︎チッ電話切りやがって
一虎は部屋の壁を殴りつけた
一虎
クソッ!千冬の奴なに考えてるんだよ
一虎
とりあえず千冬が何処にいるか場所を聞き出さねぇーとな
千冬を探すためには 情報が必要だ…まずは色々な所を探す事にした
一虎
千冬…絶対に助けてやるからな
そう言うて一虎は家を出た
千冬
これでいいですか
マイキー(梵天)
……
蘭
随分、元気な虎を飼ってるんだね♡
千冬
もう1つ言う時ますが一虎クンには手をだしたらオレが許しません(ギッと睨み)
マイキー(梵天)
………。
まぁいいだろう
三途、蘭は千冬を連れて行け
竜胆はもしかしたら一虎が来た時に
相手してやってくれ
まぁいいだろう
三途、蘭は千冬を連れて行け
竜胆はもしかしたら一虎が来た時に
相手してやってくれ
竜胆
了解
蘭
了解〜♡
春千夜
了解です
千冬
……






