中也
お、ようやく来たか

中也
何だ、たったの三人かよ

神夢
あら、文句があるのかしら?

与謝野
生憎、探偵社は予約制なんでね

与謝野
不満は受け付けないよ

中也
マフィアが敵組織で暴れるのに予約が居ると思うか?

賢治
はい!要らないと思います!

神夢
でも貴方は暴れに来たんじゃない...そうでしょ?

中也
流石は探偵社と云ったところか

神夢
客人の目的位見抜けなきゃ探偵何てやれないわよ

中也
(何だ此の大人じみた餓鬼は...)

中也
(雰囲気があの人にそっくりだ...)

中也
(でもあの人はもう死んで...)

中也
(厭、先ずはこっち優先だ)

中也
お宅の社長は何処にいる?

与謝野
(監視カメラの方を指す)

中也
うちの首領からお宅等にプレゼントだ(そう云い写真を見せる)

社長
之は...組合の団員?

中也
奴等を「餌」で釣った

神夢
(「餌」...?)

中也
現れる場所と時間も此処に書いてある

中也
似るなり焼くなりご自由にどうぞ

社長
何?

中也
こんな好機滅多にねェだろ?

中也
憎き組合に一泡吹かせてやれよ

社長
(確かに組合の異能力者を待ち伏せる好機は珠玉...)

与謝野
成程...そそられる案だね

与謝野
けどもっと良い案があるよ

与謝野
アンタの手足を削ぎ落としてから
何企んでるのか吐かせるってのは如何だい?

神夢
(乱歩さんが推理する時間をとったのね)

神夢
(別に戦わなくて良いか)

神夢
(多分森さんは中也君の性格を知っていて此方によこしているんだろうし)

神夢
(其れに此処で戦ったら私の事がバレてしまうかもしれない)

神夢
(もしもの事があれば戦えば良い話だし)

中也
そりゃすげぇ名案だ

中也
やってみろよ

与謝野
賢治

賢治
はーい

神夢
(すげー)

与謝野
其の異能...重力使いの中原中也だね

中也
チッ...

中也
太宰の兵六玉が喋ったか...

神夢
(ポートマフィアって結構情報筒抜けだよな...)

中也
太宰が其れ程警戒してるなら期待に応えねぇとなぁ

天上から降りてきた中也の攻撃対象は与謝野でも賢治でもなく...
神夢
アッマジ?

中也
マジだ(ニヤッ)

中也は神夢に蹴りを入れようとするが
其の足を神夢は掴み投げ飛ばす
与謝野
流石だねぇ...

賢治
わぁー!凄い!

中也
ケホッケホッ...

神夢
マジか...無傷か...

神夢
(強くなったな...)

中也
反応からして最初から俺の事を知って居る様だったから
戦いに参加するのかと思っていたら...

中也
まさか見てくるだけとはな

中也
首領から貰った探偵社員の資料にも載っていなかったし...

中也
お前、何者なんだ?

神夢
別にマフィア相手に名乗る名なんて持ち合わせてないわ

神夢
(面倒くさいから適当に言っておこ)

中也
そうか...じゃあ手前の名前を手前の体に聞かなくちゃなぁ!

神夢
え゛、だる

中也
重力操作

異能を使って蹴りの強度を上げ、
そして神夢に動けなくなるくらいの重力をかけてきた
与謝野
零魔!

神夢
(あんま能力は使いたくなかったけど...)

神夢
「空を飛ぶ程度の能力」

神夢
あっぶな~(避け)

中也
重力が...!

神夢
知っているかしら?

神夢
空を飛ぶという事は重力に捕らわれないという事なのよ

中也
...!異能持ちか、面白れぇ!

社長
答えよポートマフィアの特使

社長
貴兄等の提案は了知した

社長
確かに探偵社が組合の精鋭を挫けば
貴兄等は労せずして敵の力を殺げる

社長
三社鼎立の現状なれば

社長
あわよくば探偵社と組合の共倒れを狙う策も筋が通る

中也
だが、お宅にも損はない

中也
だろ?

社長
此の話が本当に其れだけならばな

神夢
探偵社が目先の獲物に喜んで噛みつく野良犬だとでも思ったのかしら?

神夢
敵に情報を与えて操るのは高等戦術だけどね

社長
零魔の云う通りだ

社長
このような木理の粗い策で我等を操れると考えるなら

社長
マフィアなど戦争する価値も無い

中也
......

中也
敵の頭目から直々に挑発を賜るとは光栄だな

社長
何を隠している?

中也
何も

社長
此の件の裏でマフィアは如何動く?

中也
「動くまでもねぇよ」

神夢
!

神夢
(そういう事か!)

乱歩
......!

乱歩
成程、そう云う事か

乱歩
やぁ素敵帽子君

神夢
ッw

神夢
(素敵帽子...w)

乱歩
組合のご機嫌二人組に情報を渡したのは君かい?

中也
あ?......そうだが

乱歩
組合は僕達と同じように罠を疑った筈だ

乱歩
しかし彼らは食いついた

乱歩
余りにも餌が魅力的だったからだ

乱歩
何で組合を釣った?

神夢
(此の中也君顔...まるでわかっていたかのような...)

神夢
(まさか...ッ!)

神夢
まさか事務員を「餌」にしたの?!

中也
御名答だ

中也
名無しの探偵社員さん

社長
事務員を餌にしただと!?

中也
直ぐ避難すりゃ間に合う

中也
其の上組合はお宅等が動く事を知らねぇ

中也
楽勝だ

神夢
......ッ!

社長
......乱歩

社長
奴の言葉に嘘はあるか

乱歩
無いね残念ながら

乱歩
こう云う時には「真実が一番効く」

与謝野
つまりアンタ等は事務員の居場所を探り出して組合に密告し

与謝野
更に其れを探偵社に密告

与謝野
自分達は汗一つかかずに二つの組織を穴に落としたと

中也
穴だとわかっていても

中也
「探偵社は落ちずにはいられねえ」

中也
首領の言葉だ

社長
至急事務員に避難指示を

社長
其れから国木田に繋げ

神夢
社長、此方からも増援を呼んでも宜しいですか?

社長
...しかし

神夢
確かに「一般人」を巻き込むわけにはいきません

神夢
まあ其れが一般人ならの話ですけど

乱歩
...!

乱歩
社長、今回は零魔の云う事を信じた方が良い

神夢
ありがとうございます乱歩さん

神夢
其れに私も同行するので大丈夫でしょう

神夢
国木田君や谷崎君の救援が間に合わないとは言いませんが

神夢
成功率を上げるためにも此処は如何かお願いします

社長
......わかった、許可しよう

神夢
ありがとうございます

中也
......

中也
手前本当に何者だ?

神夢
博雲零魔...只の探偵社員よ
