TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

姫乃side

あれから色々 考えて 姫は おらんくなった方がいいとか、 姫はいらん とか、その他 もろもろ。

翔子おばさんにも、 お母さん(おばちゃん)にも相談した。

そしたらみんながみんな、 口を揃えて

『もう…駿佑くんに言っちゃえば?』

とか…

『私 駿佑との子供が出来た!』って。 なによ…みんなして他人事みたいに…。

みんな姫の気持ちなんか… 1mmも分かってないやんか…

コンコン

中村 姫乃(ひめの)

……?

中村 姫乃(ひめの)

はーい…

翔子おばさん

あのさ…姫ちゃん…

翔子おばさん

さっきの話なんだけど…

中村 姫乃(ひめの)

なに…?

翔子おばさん

私も…色々 考えたんだ…

翔子おばさん

私も独身だし…姫ちゃんに
色々 言える義務なんて
ないんだけど…やっぱり…
駿佑くんに言った方が
いいと…思うんだ…

中村 姫乃(ひめの)

駿佑の為だもん…

翔子おばさん

きっとそれは違うよ…?

中村 姫乃(ひめの)

え…?

翔子おばさん

さっき凛子(恭平の母)に
電話して…色々 聞いたの。

翔子おばさん

姫ちゃんがいなくなって
からの事をね?

中村 姫乃(ひめの)

・・・・

翔子おばさん

凛子…姫ちゃんとの電話では
バレてないとか…大丈夫とか
言ってたらしいんだけど…

翔子おばさん

ほんとは駿佑くん達に
凄い問われたみたいで…。
姫ちゃんの事について。

中村 姫乃(ひめの)

え……?

翔子おばさん

いつも凛子に
聞き出してたんだって…。

翔子おばさん

最近は凛子が何も
知らないって言ったから違う
方法で調べてるみたいよ…?

中村 姫乃(ひめの)

・・・・

翔子おばさん

駿佑くんね、校長先生にまで
聞きに行ったらしくて…。

翔子おばさん

もう…姫ちゃんの事…
好きすぎだね(笑)

中村 姫乃(ひめの)

・・・(⸝⸝o̴̶̷᷄ ·̭ o̴̶̷̥᷅⸝⸝)グスッ

翔子おばさん

まぁ落ち着いてまた考えな?

翔子おばさん

じゃあね…

ガチャ

いいん…?

姫…駿佑との事まだ 希望 持ってていいん…かな…?

葵くんにも おばさんにも 言われたけど

やっぱり姫の気持ちは 変わらんよ…。

駿佑には幸せになって欲しいから 姫じゃなくてもいい。姫 以外の人で。

って…思いたいのに思われへんのは… なんのせいにしたらいいですか…?

姫は多分まだ 駿佑の事が好きなんや…。

なんでかな…

お互い想い合ってるのに 会えへんのは何よりも苦しい…。

───────────────────

凛子(恭平の母)side

姫乃ちゃんが凄い悩んでる…。 私はあの子のほんまのお母さんでは ないけど、あの子のお義母さん。

あの子の事は恭平に 負けへんくらい愛してきた。

私は結姫(ゆき)に姫乃ちゃんを 託された。

結姫はきっと、姫乃ちゃんを 育てられなくて悲しかったはず…。 悔しかったはず…。

あの結姫のお葬式の時、 私は…決めたんでしょ?

姫乃ちゃんを結姫の分まで 育てるって。誓ったんでしょ…?

なら私は姫乃ちゃんに 幸せになって欲しい。 だから…

私のする事は…こう言う事やんね…

LINE

き ょ う へ い

恭平のお母さん

恭平

恭平のお母さん

駿佑くん連れて、
早く帰ってきなさい。

恭平のお母さん

話があるから。

恭平side

あ、お母さんから LINE来とるやん。。。

全然 気づかんかったわ〜 って…

高橋 恭平

なにこれ。

みっちー連れて はよ帰って来いって。

姫の事と関係あるんかな… こないだの電話バレてたとか…?

うーわ、それやったら めっちゃ最悪や

とりま みっちーに伝えよ。

高橋 恭平

なぁ みっちー見てこれ

道枝 駿佑

ん?

道枝 駿佑

え…姫乃の事って…

高橋 恭平

関係…あんのかな…?

道枝 駿佑

と…とりま はよ帰ろ!

高橋 恭平

せやな、じゃあみんな
俺ら帰りますわ!

長尾 謙杜

恭平くんばいばーい!!

高橋 恭平

おう!じゃーな!

タクシー捕まえて 急ぎ目で家に向かう。

あぁ…気になる…。

何の事なんやろ… いや、みっちー何か固まっとるし。

高橋 恭平

どしたんみっちー

道枝 駿佑

・・・・

高橋 恭平

あっ、ついたで!

道枝 駿佑

( ゚д゚)ハッ! いこ!

高橋 恭平

お…おう(笑)
切り替え早いな

ガチャ

高橋 恭平

ただいま〜

道枝 駿佑

おじゃましまーす!

恭平のお母さん

おかえりなさい。

恭平のお母さん

ちょっと大事な話
あるから座ってくれる…?

道枝 駿佑

はい…

"大事な話" かぁ…

恭平のお母さん

じゃあ始めるわね…?

恭平のお母さん

まず…姫乃ちゃんは…

恭平のお母さん

病気なんかじゃない。

道枝 駿佑

やっぱり…

高橋 恭平

・・・

恭平のお母さん

知ってたの…?

恭平のお母さん

あと……

恭平のお母さん

っ…。

恭平のお母さん

これから話す事は誰にも
秘密って約束してくれる?

道枝 駿佑

分かりました。

高橋 恭平

わかった。

恭平のお母さん

姫乃ちゃんは…

1秒でも君に会いたい

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

162

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚