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S級美少女の有栖ちゃんの色褪せない恋

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S級美少女の有栖ちゃんの色褪せない恋

1 - S級美少女の有栖ちゃんの色褪せない恋

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2020年03月10日

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薄ピンクのカーテンが窓を覆い、少し薄暗い教室で俺は固まっていた。

八神晴人

今......なんて?

教室には俺と彼女の二人っきり。

彼女は少し顔を赤らめ。

私は、晴人くんのことが――

それが全ての始まり、俺の高校生活を狂わせた最初の出来事。

そして――

高校入学初日

これから高校生活を迎えるというのに、俺、八神晴人は憂鬱でしかない。

そこは普通『不安と期待を胸に』だが、俺は憂鬱な気持ちを胸に高校へと向かっている。

理由なんて分かりきっているだろうが、一応言っておこう。

『リア充が増える』が九割、めんどくさいが一割、高校に入るととりあえず彼女、彼氏を作る奴らがめっちゃいる。

理由は簡単、『青春』を謳歌したいからだろう。

でも実際、彼らはいったい何が『青春』なのか、『青春』の意味、価値を分かってはいないのだ。

バーナード・ショーの言葉を知らないのか『青春?若いやつらにはもったいないね。』なんていい響きなのだろうか。

だから俺は青春はただの妄想だと心に刻んだ、戒めた。

俺の高校生活は平和に平穏に過ごすと決めた。 勢いで彼氏、彼女を作るような奴らとは違うのだ。

てか、俺に彼女なんて夢のまた夢、何故なら俺は陰キャだからだ。

そんな俺に青春ラブコメなんて起きるわけがないだろ。

そんなことを思いながら歩いているといつの間にか目の前にはこれから俺が通う高校、神代高校の姿があった。

これから俺の平和で平穏な高校生活が始まるはずだった。

俺は、校庭に張り出されている自分の組、出席番号を確認する。

八神晴人

1-Aクラス、番号は......最後かよ

番号が最後、つまり席は教師から見て一番右の一番後ろ、ラブコメ主人公のよく座る場所である、それと同時に陰キャぼっちが良く座っている場所でもある。

まさに俺にふさわしい位置である。

自分の教室へ行き、席に着いた。

カバンの中にしまってあった筆記用具とラノベを取り出し、カバンを机の横に掛ける。

それらを全てを終えたら至福の時間、ラノベを読む時間である。

だが、ラノベを読む前に俺は見てしまった。

それは周りの生徒が既にグループみたいなものを作っている状態を不思議に見ている訳では無い。

俺の......俺の隣に――

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