あれは11の頃
僕は動物の霊を大量に取り込んでしまい暴走し、自分の家を荒らし回ってしまった。
黒木悟
あひゃひゃひゃ!
黒木満
悟!落ち着くんだ!
黒木幸子
貴方。赤龍寺師範代が観られました
赤龍寺 修
これはこれは。実に悲惨な現場だな
黒木満
赤龍寺四代目。そちらのお子様は、、
赤龍寺 修
気にするな、わしの娘だ。
黒木満
お子様ですと?!
黒木満
(噂は本当だったのか。赤龍寺家を養子に継がせると言うのは)
黒木満
しかし、ここはお子様には危ないのでお引取りを、
赤龍寺 修
大丈夫だ。むしろ我が娘がこの問題を解決するのだよ。
赤龍寺 修
蓮、原因を突き止め1時間以内に対処しろ。
赤龍寺蓮
はい。わかりました
黒木悟
(何が、、、起こっているんだろう、、、)
黒木悟
(なんだこれ、、、これは、俺がやったのか、、、嫌だ、、、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。)
すると突然僕の前に同じくらいの年の女の子が歩いてきた。
黒木悟
(どうして、、、こんな所に!)
黒木悟
に、、、げろ、、、、、、
赤龍寺蓮
言葉が違うはずですが?本当はあなたはどうして欲しいんですか?
黒木悟
に、、、げ、、、
赤龍寺蓮
、、、貴方
赤龍寺蓮
いい人ですね。
トン
赤龍寺蓮
任務完了致しました。
赤龍寺 修
おう。ご苦労
黒木満
赤龍寺様!黒木は、、、
赤龍寺蓮
あの人の中に大量になにかがいたので気絶させ能力を一度無効化しました。
赤龍寺蓮
そして一度に大量に入らないように吸収口を縮めました。
赤龍寺蓮
その他なにか問題があった場合、こちらにご報告頂ければいつでも参ります。
赤龍寺 修
蓮。ちなみにあの子に入っていたものは調べたか?
赤龍寺蓮
はい。人間の魂6、虎2、鳥13、亀1蛇1、そして龍が入ってるおりました。
黒木満
龍ですと!?
赤龍寺蓮
元々龍が入ってしまったことで妖力が上がりその他の魂が入ってしまったものと思われます。
赤龍寺蓮
そのため少し時間がかかりました。申し訳ありません。
赤龍寺 修
問題ない。さて帰るぞ
赤龍寺蓮
はい。
黒木悟
う、、、
黒木幸子
悟?
黒木悟
母様。、、、ごめんなさい、、、
黒木幸子
大丈夫かい?
黒木幸子
良かったよ、、、本当に
黒木満
悟!
突然入ってきた父の顔はすごく怖くて背筋が震えた。けど
ギュ
黒木悟
!!
黒木満
心配かけさせおって、バカ息子が
黒木悟
父様も、、、ごめんなさい
黒木悟
、、、
黒木悟
父様、、、母様。僕は夢を見たんです
黒木悟
僕より小さい子が、僕を助けてくれる夢です。
黒木満
本当にあの子が、、、
黒木満
少し覚えているようだな、、、全てを話す。よく聞いてなさい
赤龍寺蓮
父上。
赤龍寺 修
なんだ。
赤龍寺蓮
先程の龍の件ですが、
赤龍寺 修
お前が時間かかっていたあの龍か
赤龍寺蓮
はい。あれは本来あのような少年に入ることは出来なかったはずですが何故か入ってしまい取り出せなくなっておりました。
赤龍寺 修
?、、、だがお前は取り出したのだろ
赤龍寺蓮
私の能力は暗示をかけたら100%遂行されます。しかし、龍を中から出す場合彼の力だけでは肉体が耐えきれず最悪死んでしまいました。
赤龍寺蓮
なので、、、
バタン
赤龍寺 修
なるほど、、、お前龍を中に取り込んだな。
赤龍寺蓮
自分はまだ妖力が多少強いので暴走する事はありませんが、クッ、流石に立っては居られないようです
赤龍寺 修
そうか、、、お前はやはり赤龍寺家の跡取り娘だ。
シャッ
ぽたぽた
いきなり赤龍寺修は自分の手首を切り蓮の方へ向けた
赤龍寺 修
飲め
赤龍寺蓮
はぁ、、、はぁ、、、はぁ
赤龍寺蓮
どういう、、、意味ですか、、、はぁ、、、はぁ
赤龍寺 修
命あるうちに飲んだ方がいい
赤龍寺蓮
、、、
ゴクゴク
赤龍寺 修
お前には厄介なことをしてしまったな
赤龍寺 修
お前の中に入っているもの、、、おそらく我が赤龍寺家の先祖の魂がかき集められたものだろう。
赤龍寺 修
先祖はな、とても綺麗な白い龍だったが仲間が人間に殺され怒り人間をその体が赤く染まるまで殺し続け最後は
赤龍寺 修
自らの腸を裂いて死んだ
赤龍寺 修
仲間のためとは言え何人もの人を殺した罪の重さから先祖は死んだのだ
赤龍寺 修
その時代の人間達はその龍に対して大半は理解を示してくれたが、殺した人間にも家族はいる。
赤龍寺 修
そういう者が時を得る事にどんどん増えていった。
赤龍寺 修
だから我々赤龍寺家は仲間を汚されるような事があったら容赦なく殺る
赤龍寺 修
そして最後は、、、
赤龍寺蓮
私に、、、貴方の血を混ぜ私の中の龍を私の体と同化させようというわけですか、、、
赤龍寺 修
お前は赤龍寺を継ぐ者。確かにお前の能力は強いが強いだけではダメなのだ。
赤龍寺 修
意志を繋げなければ、、、
赤龍寺蓮
拾った恩は忘れておりませんし、元から私は自分のテリトリーを荒らされるのが嫌いですから。
赤龍寺蓮
ご心配なく
黒木悟
蓮、、、
黒木悟
、、、父様。
黒木悟
僕、赤龍寺蓮に命を救われました。
黒木悟
あまり顔は覚えていませんが次会った時は
黒木悟
彼女に、忠誠を誓います
黒木満
、、、はぁ
黒木満
元からそうさせるつもりだよ。
黒木満
その前にお前はその能力を何とかしないと認めて貰えんぞ
黒木悟
(あぁ。その感覚、、、僕の目の前に立っている彼女こそ。赤龍寺蓮。)
黒木悟
(あの途切れる意識の中助けてくれたあの優しい小さな女の子の温かさを今も彼女は持っていてすごく)
黒木悟
(心地がいい。)
黒木悟
(彼女に救われた命、あなたのために使おう。)